ソーラー電波式の腕時計について

質問

ソーラー電波式の腕時計(液晶部分のない完全アナログ式)は、一生ものとしては使えないんですかね？　メーカーや機種により部品のストック期間とかも有限らしく、長期間の使用後に故障するとそれまでかとも思われますが。例えば定期的に整備して、ずっと動かし続ける等々・・・。素人思考ですが、どうぞよろしくご見解の程お願い致します。

回答No.5

x530 · ベストアンサー

No.4です。
・時計用のＬＳＩやクオーツ自体の寿命は、実動作の有無にかかわらず、ほぼ、半永久的に使用できます。
ＩＣの寿命は理論的には、電流が流れ、電子が移動することにより、シリコン素子のゲルマニウムなどの薄膜は少しずつ劣化（電子消耗）し、やがて正しく電荷を蓄えることが出来なくなります。
最後はＩＣ内部で漏電状態に陥り、機能を停止します。
ただし、この状態に陥るまでに何十年掛かるのか、何百年掛かるのか良く分かっていません。

現実的には、酸性やアルカリ性のガスや、大気中の水分などにより、微細な配線が腐食断線する事による故障の方が遙かに多いことが証明されています。
従って、雨の日などにリューズの操作を控えるなどの対応の方が、時計は長持ちすると思われます。

・ソーラーパネルの寿命は、時計を使用せず、乾燥した冷暗所に保存すれば、上記のＩＣに準ずることになります。

・時計内部の充電池だけは、酸やアルカリの電解液による化学変化反応ですから、寿命があります。
電解液は、時間の経過とともに酸化したり乾燥したりするためです。

私は、趣味で電卓を収集しています。
１９６０年代後半から７０年代の電卓も何台か保有していますが、自然故障したモノは１０台中１台（１０％）程度です。
丁度４０年前の初期のＩＣ回路でも、この程度の故障率ですから、半導体の信頼性は、かなり高いと思います。

添付の写真は、世界初のポケット電卓「BUSICOM LE-120A」1971年1月。
同年１０月に世界初のマイクロプロセッサ・インテルi4004を採用した「BUSICOM 141-PF」が発売されています。

お礼

再度の詳細なアドバイスを、誠にどうも有り難うございました。本当に詳しく教えて下さり、わざわざのご親切かつご丁寧さに感謝感激です。また貴重なデータとお写真までご提示頂いて、恐縮至極に存じます。私も素人ながら腕時計には少し思い入れがあり、かつてはデジタル派でシチズンのマルチアラーム・ダイレクトコール等を愛用しておりました。やがて画面表示しなくなり、修理に出すも不能とのことで泣く泣く廃却しまして。以来デジタル(クォーツ)式の腕時計は使い捨てと諦め、アナログ(自動巻き)にシフトしました。ただしランニングコスト(ＯＨ)もあり、精度その他でもバッテリー式を再考しようかとしていた所でした。なお液晶の寿命は世に言われる通りか前述の如き自らも実感したものの、他の部品に関しましては無知に等しかったです。今一度、厚くお礼申し上げます。もしよろしければまた、引き続きお願い致します。

回答No.4

x530

・機械部分は半永久にメンテナンスが可能ですが、電子部分には寿命があります。

（１）ソーラー電波式腕時計に内蔵されているコンピュータなどの半導体素子には寿命があります。
http://www.ne.jp/asahi/web/niwa/caution.htm#life
（２）ソーラー電波式腕時計に内蔵されている太陽電池パネルには寿命があります。
２５年～。
（３）ソーラー電波式腕時計に内蔵されている充電池には寿命があります。
１０年～。

（１）は、内部の配線を錆びさせるような（ガスや湿気）余程、過酷な使い方をしなければ、３０年以上は故障知らずだと思います。
（２）と（３）に関しては、パネルや電池メーカーが製造を中止したら終わりになります。

高級品ならば時計メーカーが補修部品を確保すると思いますが、普及品は、タイミングが悪いと、１０数年程度の結構短命な製品になる可能性もあります。

お礼

わざわざのご回答を、誠にどうも有り難うございました。実に詳細なご見解を賜り、本当に心から感謝致しております。ほとんど知らなかったことばかりで、とても勉強になりました。なお１０年を短いと受け止めるか、あるいは３０年を長いと解釈するかも個人の感覚かも知れないですね。もしよろしければまた、引き続きお願い申し上げます。

補足

電子部品の寿命に関しまして(例えば１０年とか)、実際に使う時間なのか(使用時間)、又は全く使わずとも単に月日が過ぎればなのか(経過時間)も少し気になるところですね。

回答No.3

QES

セイコーの腕時計（電波ソーラー）を使って４年目です。
取説には修理用部品の保存は７年と書いてあり、将来代替部品で修理不可能なら故障した場合修理は困難と解釈しています。

またソーラーとはいえ、発電した電気で直接駆動させているのでなく、一旦二次電池に充電のうえ電気を取り出していますので、充放電の繰り返しで二次電池が劣化しますので、電池交換が不要ではないことも承知しておく必要があります。

もちろん１万円以下の廉価品から１０万円以上の高級品まで大きな差があり、耐久性は「ソーラー電波式の腕時計」とひと括りにできません。
（廉価品は耐衝撃性や防水機能、周辺機器の磁気の影響等に弱い可能性がある）

お礼

ご回答を誠にどうも有り難うございました。いわゆる液晶とかの他でも、物理的寿命を抱える部品もあるということですよね。ご見解に感謝申し上げます。またメーカーや製品による違いも、おっしゃる通りかも知れません。私も普段は機械式(自動巻き)派ですが例えばＳＥＩＫＯやＯＲＩＥＮＴ製は海外向け廉価版でも、格安の中国製品なんかよりずっと性能が上だと実感しています。それではもしよろしければ、また引き続きお願い致します。

補足

締め切りにあたり、ポイントの投与で大いに悩みました。とても良心的な好回答ばかりで、有り難い限りです本当に。たいへん心苦しかったのですが、今回は複数回答して下さった人を優先させて頂くことにしました。しかしながら、この方のご意見も決して劣らずで優れていると思います。

回答No.2

tpg0

未だ実績が無いので不明ですが、現在SEIKO DOLCEのソーラー電波時計を愛用してる者です。購入から３年間しか経ってませんから、明確には答えられませんが、壊れる要素が見当たりません。別なソーラー時計(電波時計でない)も８年程前に買いましたが、何度も床に落としましたが壊れずに動いてます。壊れるとしたら針を動かしてるモーター以外無いと思います。他に、アナログクォーツ時計の電池式が、３年毎に電池交換しながらも連続２０数年間故障知らずで動いてます。これ等を総合的に考えた場合でも２０年は間違いなく保証出来ます。まぁ、２０年以上愛用すれば、別な時計が欲しくなると思います。

お礼

わざわざのご回答を、誠にどうも有り難うございました。感謝申し上げます。確かにＳＥＩＫＯ製は、機種によらず優れておりますよね。私も機械式(自動巻き)は何本も使用しましたが、いずれも年式(昔のアクタスから最近の海外仕様まで)を問わずスペック以上の実力があるように思えました。結論的に考えましても、非常に堅実で賢明な方のご意見かと存じます。もしよろしければまた、引き続きお願い致します。

補足

締め切りにあたり、ポイントの投与で大いに悩みました。とても良心的な好回答ばかりで、有り難い限りです本当に。たいへん心苦しかったのですが、今回は複数回答して下さった人を優先させて頂くことにしました。しかしながら、この方のご意見も決して劣らずで優れていると思います。

回答No.1

noname#142255

現代の工業製品は　大量生産　大量消費が原則ですから　昔の製品の様に
修理して　長く使用する事は無理です　手工業で　細々と作られている
製品を探せば時計でもあるはずですが　例えば　スイス製であると思いますよ
わが国でも　セイコーかシチズンに別注すれば　可かな

お礼

わざわざのご回答を、誠にどうも有り難うございました。確かに、おっしゃる通りですよね。スイス製が人気なのも、確たる理由があってのことなんでしょうね。もしよろしければまた、引き続きお願い申し上げます。

補足

締め切りにあたり、ポイントの投与で大いに悩みました。とても良心的な好回答ばかりで、有り難い限りです本当に。たいへん心苦しかったのですが、今回は複数回答して下さった人を優先させて頂くことにしました。しかしながら、この方のご意見も決して劣らずで優れていると思います。