モンベル ムーンライトテントの選び方と利用シーン

このQ&Aのポイント
  • モンベルのムーンライトテントには1型と2型の2種類があります。
  • 1型は少し狭いですが、2型は広く使えます。
  • ムーンライトテントは山岳用ではなく、ツーリングや平地キャンプに適しています。
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モンベル ムーンライトテントについて

これまで日帰り登山のみだったのですが、 テント泊をしたくなって少しずつ計画しています。 基本的には一人で泊まる予定です。 テントをモンベルのムーンライト1型か2型かで悩んでいます。 実際ショップでどちらも組んでもらい、潜り込んでもみました。 印象では明らかに1型は狭く、2型にしたいと考えています。 重さは500グラム程違うようです。 また、一般的にムーンライトは山岳用というよりはツーリングや平地キャンプ等に適しているようですが、 登山で使用するのは止めた方が良いのでしょうか? 軽量テントは様々あり、軽さに驚いてもいます。 ですが、多少重くてもムーンライトが気に入ってしまい、困っています。

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noname#160718
noname#160718
回答No.3

 登山歴30年です。ムーンライト1型を使っていた時期があります。  結論から書けば、ムーンライトは登山でも十分使用できます。でも、単独での使用が主体なら、2型ではなく1型にすべきでしょう。  一般的なクロスポールのドーム型テントと比較したムーンライトの長所と短所を挙げてみます。  長所ですが、まずはなんといっても風通しが良いことが最大のアドバンテージです。出入り口と足下のベンチレーターが直線状に風を通すことができますし、ベンチレーターが低い位置に付けられているので、風通しはドーム型テントとは異次元に良いです。  おまけにインナーテントとフライの間隔が広く、密閉性が高くない構造なのでインナーとフライの間にも風が通りやすく、とにかく「涼しい」ということではダントツのテントです。  高山帯でも夏はけっこう暑いです。特に日中は高山帯独特の"日陰は肌寒いくらいだが、直射日光を受けると炙られるように暑い"という状況でテントを設営していると、ドーム型テントではテント内にガスボンベを放置していると危険を感じるくらいに暑くなります。  こんな、ドーム型テントではテント内に居ることすらできないほど暑いときでも、ムーンライトの中では昼寝ができるくらい涼しいです。(実際にステラリッジ4型とムーンライト1型を併用したときに経験してます)  また、フライとインナーの間隔が大きく開いている構造なので、"普通の"雨にはめっぽう強いです。フライとインナーが接触するとそこから浸水するのですが、ムーンライトだとほとんどそのようなことがないので、とにかく「上から降ってくる雨」には無敵と言って良いほど強いです。  それに設営と撤収が簡単なことも利点なのですが、これは7型などの大型テントでは同クラスのドーム型テントと比較するとそれこそ「異次元」と言って良いほど際だっていますが、1人用などの小型テントではそんなに大きなアドバンテージではないでしょう(1人用のドーム型テントの設営&撤収も簡単だから)。  短所は、やはり重量が筆頭でしょうか。  ドーム型テントの1人用の標準的な重量が1.5kgとすると、同じ1人用でもムーンライトは500gも重いです。これは登山ではけっこう重要な要素です。  それと長所の裏返しなのですが、絶対的な耐候性、特に耐風性はドーム型テントよりは劣ります。  上から降る雨には無敵ですが、テントとフライの間に風が通る構造のため、強風を伴った雨では風によって巻き込まれた雨が直接インナーを叩くことがあり得ます。  また強風下ではフライのバタつきも大きいです。  耐風性そのものは決して低くはありません。ポールもちゃんとしなって風を受け流すことができますし、インナーテントがポールに強固にフィックスされていない構造なので、インナーがバタついて風を受け流すこともできますから。  ただ、それも程度問題で、あまりに風が強いとインナーがバタつき過ぎて裂ける危険性もあります(生地そのものはかなり厚手のモノを使っているので裂けるリスクは小さいのですが、インナーをポールに吊す支点付近がウイークポイントかと)。  ま、これは「よほどの強風下」の話であって、絶対的な強度には優れるドーム型テントでも、設営方法がまずかったりするとムーンライトより早く破綻することはあり得ます。  そもそもムーンライトが破綻するほどの荒天下では、どのみちドーム型テントでも安穏とはしていられません。  もうひとつの短所は、これも長所の裏返しですが、保温性に劣る、ということがあるでしょう。これも夏山では3,000mの高山帯でも、テントに保温性より"涼しさ"を求めるのが普通なので、欠点にはならないでしょうけど。  という長所と短所を総合して考えると、無雪期の登山では重量にさえ目をつぶれば、ムーンライトにも十分選択する価値がある、と思います。  というよりむしろ、設営さえしてしまえばムーンライトの方がテント生活は快適でしょうね。それも快晴だったりすると"異次元"の快適さです。  私は毎年、家族で立山の雷鳥沢キャンプ場にベースキャンプを張って立山を歩くのですが、キャンプ場に午後早い時間帯に帰着した時など、テント内には暑くて居れないので(ステラリッジ4型を使用)、小屋に逃げ込んでビールでも飲んでいるしかないのですが、キャンプ場に点在するムーンライトの中では昼寝している人がいて羨ましい限りです。  絶対的な耐候性の低さは、夏山で使用する限りはさほどの欠点にはならないと思います。どのみちムーンライトが潰されるほどの悪天候なら、ドーム型テントでもかなり緊迫する場面には違いないので、どのテントを使っていてもさっさと小屋に避難するのが正解でしょうから。  それに、北アのテント場でも、本当に吹きっさらしのテント場って意外にないです。30年の間に北アのたいていのテント場で幕営しているはずなのですが、荒れると厳しいなと思うのは槍~穂高の稜線上のキャンプ場くらいでしょうか。  冬に使うテントではないのは初めから判っている話なのですが、でも積雪期でも意外につぶしがきくテントです。  厳冬期の北アは論外ですが、11月とか5月など、フライで行くか外張り(最近はスノーフライなどという呼称もあるらしい)にするか迷うときがあります。  スノーフライで行って雨が降るとほとんど無抵抗に浸水するので酷い目に遭いますし、フライで行って雪が降ると、積雪によってフライと地面の隙間を塞がれてテント全体が密閉状態になるので、非常に酸欠になりやすくてとても危険な状態になります。  ムーンライトだと積雪時でも通気性を確保しやすい構造(言い換えれば密閉性が低い)ので、11月や5月でも標高の低いところのベースキャンプであれば、けっこう使っていました。  ま、密閉性が低い=保温性が低いので寒いというのが欠点ではありますが、寒いだけでは死なないので酸欠のリスクが増えるよりはマシですし。  というわけで、重量増にさえ目を潰れるのなら、むしろ積極的にムーンライトをお薦めしたいくらい、良いテントだと思います。  サイズは単独での使用が主体なら、1型にすべきでしょう。  2型は標準的な1人用ドーム型テントと比較すると、実に1kg以上も重くなります。これはいくらなんでも重すぎ。  1人用のサイズでも広さは十分です。私はこれで小4の息子と2人で幕営したことがあります。確かに狭かったですが、なんとか普通に寝れました。1人なら十分すぎるほどの広さです。  荷物の整理などに馴れれば、1型でもまだ狭くても良いと思うくらいになるでしょう。どのみち、山では夜中に突然避難しなくてはならなくなることもありますから、荷物をきちんと整理しておくことはテント泊山行の必須技術でもあります。  2人であれば、いっそ3型の方が良いでしょう。  1~2型はテーパー状に足下が狭くなるというフロア形状のため、複数人数では少し使いにくいのです。それだったら長方形のフロア形状の3型の方が使いやすいです。重量増も2人で分担するので、1人当たりの増加分はなんとかなるでしょうし。  山でも1型と3型は稜線でもよく見ます。雷鳥沢などのベースキャンプ型山行ができるテント場では5型や7型も毎日必ずと言って良いほど見かけます。涸沢などのテント場入りするまでに1日歩かねばならないところではさすがにムーンライトの大型テントはあまり見ないですが。  でも、2型はほとんど見たことがありません。2人で3型を使っている人は多いですが、やはり2型は中途半端なのでしょう。

blblblue
質問者

お礼

こんなに詳細にご説明いただきましてありがとうございます。 明確なコメントで十分納得できました。 1型に決めました。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

ムーンライト7型を15年ほど使用しております。昔は2型というのはなかったと思います。私にも1型は狭すぎたので、一回り大きいダンロップの一人用(形はムーンライト1型と同じ)を使用していたこともあります。 現在はキャンプのみで登山はずいぶん前にやめてしまいましたが、暴風や豪雪などの悪条件時に天張らないのであれば、ムーンライト1型でも山で使うことは問題ないと思います。 ムーンライト1/2型はフライと地面との間があり、風が入りやすい構造です。またドームテントのようにポールがしなって応力を逃がすようにできていません。(ちなみに私のダンロップは風でフライシートが破けてしまいました) また冬山やエキスペディションはやらないと思いますが、そういう目的には当然ですが不向きです。

blblblue
質問者

お礼

早速のご返事ありがとうございます。 ムーンライトは登山には向かないわけではないのですね。 各所でツーリングテント等でオススメされていたのものですから。 安心しました。

  • konoyo
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.1

私も今年になってからテント泊を始めました。まだまだ初心者です。 ムーンライト1型を所有しております。5月末の八ヶ岳以降、数回山で使いました。 初めのうちはテント生活そのものに不慣れな上に、あの狭さですから、 やはり色々と失敗を経験いたしました。寝返りの際にキャメルバックの吸い口を押しつぶしてしまい、 テント全体を浸水させたことも。。(夜中に泣きべそかきながら荷物やお金を乾かしました。。 氷点下だったのでちょっとマズイ状況だったと思います。) でも徐々に荷物の置き場所などを工夫するようになり、一人なら1型で十分では ないかと思いつつあります。逆にあの狭さが心地よく感じたり。 1型でも重たい部類に入るテントだと思うので重量がさらに嵩む2型は、 自分は当初から選択肢に入れてませんでした。そういえば2型は実物を見たこともありません。。 (ですのであまり参考にならない意見ですね、すみません。。) 余談ですが、家で広げたときに分かったことなのですが、 5歳の息子と自分が一緒に寝転ぶことが出来ました。かなり密着しますけど。 これでそこらのキャンプ場に遊びに行くのもアリなのかなあと。 まあキャンプ場はでっかいテントに溢れてて、息子に可哀想な思いをさせそうなので、、 いっそ山に連れていってみたいなあ、とか思ってます。

blblblue
質問者

お礼

早速のご返事ありがとうございます。 なるほど、狭い中でもやりくりするのも大切ですね。 広げ放題ではまずいですよね。^^; 大変参考になります。 1型でいこうと思います。

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