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ファイアウォールについて教えてください。
パソコン初心者の者です。 僕はお金がないのでウイルスソフトはフリーにしています。 「ウイルスソフト」 → avast!4 「スパイウェアソフト」 → spybot にしています。 ところで質問なのですが、もう1つ対策しなくてはいけないのが 「ファイアウォール」と聞いたことがあります。 ウイルスソフトは「PCに害を及ぼすウイルスをシャットアウト」 スパイソフトは「PCの情報を盗みとるウイルスをシャットアウト」 という認識でなんとなくやってまいりました。 ただここで「ファイアウォール」って何のための対策なのかがわからなくなりました。 その辺の知識に詳しい方教えていただけると嬉しいです。 お願いします。
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まず、次のページを見てください。 基礎知識 ファイアウォールの仕組み http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/kiso/k01_firewall.htm 外部からの不正な通信を遮断し、必要な通信だけを通す、というのがファイアウォールの最も基本的な機能と言えます。 ソフトウェアのかたちでPCにインストールしたりして利用するパーソナルファイアウォールの場合は、製品によっても詳細は異なりますが、PCの中から外への通信を制御したり、プログラム単位での通信可否を管理したりと、より高機能なものが多くなっています。 Windowsファイアウォールもパーソナルファイアウォールの一種と言えますが、多機能ではありません。また、ウイルス対策ソフトの一機能としてパーソナルファイアウォールが付属している製品も多いですし、単体のパーソナルファイアウォールを有償、無償で提供している企業やサイトも結構あります。 一方、ブロードバンドルーターの大多数にはパケットフィルタリングの機能が備わっており、それは外部からの不正な通信を遮断するというファイアウォール本来の機能を強力に果たします。 実際には、ブロードバンドルーターを利用する一方で、パーソナルファイアウォールも導入するというのが最も望ましいとされていますが、実際のところ、本当の意味で必須なのは、外部からの不正な通信を遮断する機能です。その点からすれば、ブロードバンドルーターかパーソナルファイアウォールのいずれかがあれば十分と言えると思います。 それ以外の機能が果たす役割、というのは、主として悪質なものがPC内に入り込んだ後に大きな影響をおよぼすものなので、悪質なものそれ自体をPC内に入れたり、間違って入っても実行そのものが阻止出来るような体制作りを進めていれば、なくても十分にPCの安全性を保つことは可能だと思います。 次のような点に注意すべきだと考えます。対処出来ていない点がないかどうかをチェックしてみてください。(意味が分からない用語は、e-Wordsで調べるなどして理解に努めてください。) http://e-words.jp/ 1)各種アプリケーションソフトのセキュリティ更新を怠らない。 Windows Updateの必要性はこれまでも叫ばれて来ましたが、悪用されるセキュリティ上の問題点=脆弱性は、WindowsOS上のものから各アプリケーションソフトのものへと主流が移り変わりつつあります。つまり、これからのネットセキュリティにおいては、OSだけでなく、その上で実行される各種アプリケーションソフトを必要に応じて最新のものに更新することも怠ってはいけません。例えば、 ・Firefox、Operaなどのブラウザ。 ・Sun Java 仮想マシン(JRE)。 ・Flash PlayerやShockwave Playerなどのプラグイン。 ・Real Player、QuickTimeなどのメディアプレイヤー。 ・Adobe Readerや圧縮解凍ソフトなど、それ以外のアプリケーションソフト。 最新の感染では、そうしたアプリケーションソフトの脆弱性が利用されることが殆どです。一般サイトが何らかの理由で改変された結果、そうした脆弱性を利用した仕掛けの施された悪意のあるサイトにこっそり転送されて感染が試みられます。 http://internet.watch.impress.co.jp/ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/security/ こうしたサイトを出来れば毎日チェックし、速やかな対処を行えば防ぐことの出来る感染も多いのです。 2)標準設定のInternet Explorerはセキュリティ上危険な面が多いことを認識すること。 IEで扱うことの出来るJavaScriptはJScriptといい、Windowsを直接操作出来るように拡張されており、各種感染に悪用されることがあります。勝手の知らないサイトではIEのセキュリティレベルをあらかじめ上げておく必要があると考えられます。 でも、セキュリティレベルをTPOに合わせて切り替えて使うことはユーザーにとってかなり負担になります。IEに依存しないFirefoxやOperaのようなブラウザを普段遣いにすることで、各種感染のリスクを大幅に下げることが可能です。 http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/ http://jp.opera.com/ もちろん、各ブラウザにおいても随時セキュリティ上の問題点が見つかることがあり、その場合には危険が生じます。でも必要な情報を入手した上で随時最新のものを使うように心掛ければ、IEほどには感染のリスクは高くありません。 XPまでのWindowsで、もしどうしてもIEをあらゆる局面で常用したいというのであれば、次のURLで紹介されているReducedPermissionsやRUNASAのようなソフトの利用を検討してください。 http://www.oshiete-kun.net/archives/2006/05/iereducedpermissions.html http://www.oshiete-kun.net/archives/2007/04/vistauacxprunasa.html 制限つきユーザー上でIEを利用することが出来れば、JavaScriptやActiveXの実行に関してサイト閲覧上の効果を損なわずに利用が可能になる一方、システムに重大な変更をもたらすような危険な動作は抑制されます。ただし、ActiveXのインストールが必要な場合など、必要に応じて管理者権限での起動を使い分ける必要はあります。また、権限の昇格を伴う脆弱性がIEやプラグインソフトなどに存在している場合には、ReducedPermissionsやRUNASAを使っていても安全とは言えないケースも出て来ます。くれぐれも過信しないようにしてください。 ReducedPermissionsの入手は、次の各URLから行うことが出来ます。 http://download.cnet.com/Reduced-Permissions/3000-2239_4-10572884.html http://www.softpedia.com/get/System/System-Miscellaneous/Reduced-Permissions.shtml なお、Windows Vista以降のIEでは、保護モードにおいて感染を防ぐための配慮が行われていますので、標準設定のままでもXP以前のものよりかなり安全です。無理に他のブラウザを常用する必要はないかも知れません。ただし、Flash Playerなど他のアプリケーションソフトや、WindowsOSのセキュリティ上の問題点=脆弱性の影響には十分注意しなくてはいけません。その辺は1)で説明した通りです。 3)ファイアウォールを有効にする。 出来ることなら、ファイアウォール機能の付いたブロードバンドルーターを介してネットに接続することが望ましいです。それが出来ない場合には、パーソナルファイアウォール機能を含むウイルス対策ソフトを利用しましょう。 最低でもWindowsファイアウォールを有効にしておけばそれなりの効果は期待出来ますが、例えば各種共有機能が有効になっているとそれ関係のポートが開かれたままの状態になり、ネットワークウイルス感染や不正侵入を防げない可能性もあります。より確実に不正な通信をブロックするためには、やはりブロードバンドルーターかパーソナルファイアウォールを別途導入するのが望ましいです。 4)怪しいリンクをクリックしたり、怪しいファイルをダウンロードしたりしない。 興味深いネタへのリンクと称して怪しいリンクを踏ませたり、動画再生に必要なコーデックなどと偽って怪しいファイルをダウンロード、実行させようとする手口は後を絶ちません。十分な注意が必要です。 このような騙しに遭わないためにも、先述したようなニュースサイトで最新の情報を常時チェックされるのが望ましいです。 5)オートラン設定を無効化しておきましょう。 最近いわゆる『USBメモリを介する感染』というのが増えていますが、感染が広がる要因の一つと言われているのがUSBメモリ内プログラムの自動実行などに使われるオートラン機能です。 実はこのオートラン機能、標準設定ではハードディスクなどあらゆるメディア上で有効になっているために、これを悪用した感染が簡単にPC全体に波及することになりがちです。 Windows の自動実行機能を無効にする方法 http://support.microsoft.com/kb/967715/ja 上記URLにて『自動実行機能を無効にするための必要条件』とされている更新プログラムをダウンロード、インストール後に、次のURLにてWindowsの各バージョン毎に紹介されている方法に従って、自動実行機能を無効化してください。 http://www.ipa.go.jp/security/txt/2009/05outline.html
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- DateSuikyo
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追伸です。 お使いのOSがVistaなら、Windows付属のファイアウォールで充分でしょう。XPなら先の回答でご紹介したPC Toolsなど、サード・パーティのソフトをお勧めします。より強力ですから。 サード・パーティのファイアウォール・ソフトをインストールした場合は、コントロール・パネルのWindowsファイアウォールを開いて「無効」にチェックを入れてくださいね。
お礼
大変参考になりました。 本当にありがとうございます!
- DateSuikyo
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とりあえず、ウィルス対策ソフトやスパイウェア対策ソフト(ウィルス・ソフト、スパイウェア・ソフトではありません。これらはウィルス、スパイウェアそのものを意味します)はPCが病気に罹ったときのお医者さん。ファイアウォール・ソフトは、PCに泥棒が入ってこないように見張る門番、という風に考えてください。厳密にいうと、少し違いますけどね。 でも、こういう風に考えると役目の違いが分かるでしょ。したがって、あなたがすでにインストールしてある対策ソフトのほかに、ファイアウォール・ソフトもぜひ必要です。 フリーのファイアウォールなら、PC Tools Firewall Plusがお勧めですよ。日本語化されてるし、比較的に高性能。 http://www.pctools.com/jp/firewall/ Comodoはもっと高性能ですが、初心者にはちょっと使いづらいかも。
- Toshi0230
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ファイアウォール、というのは「不要な通信を遮断するためのシステム」です。redirectさんが回答されているように、ネットワークの境界上に設置するゲートウェイ型と、個々のPCにインストールするパーソナルファイアウォール型とがあります。 このシステムの目的は、利用者(または管理者)が意図しない通信を遮断することで、セキュリティを保ちやすくすることにあります。外部との通信できる範囲を狭めることによって、外部からの侵入を防ぎやすくするのです。 ビルなどで人の出入りを監視しようと思ったら、人が出入り可能な扉を限定した方が、監視がしやすいのと同じことです。 なので、導入しないよりはした方がよいですが、けして万能のツールでもありません。また、設定の仕方を間違えると、導入した意味が無くなりますので、設定を行う際は慎重に行ってください。
お礼
大変参考になりました。 ありがとうございます!
- redirect
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マルウェアを集めてテストなどをしている者です。 まず、基本的な認識として今はもうウイルスもスパイウェアもないです。何らかの悪意を持つプログラムやスクリプトを総称してマルウェアと呼んでいます。 さて、ファイアウォール(FW)ですが、個々のマシンを保護するものはPersonal Firewallと呼んでいます。これ以外にマシン個々ではなくネットワーク全体を保護するものとしてゲートウェイ型FWがあります。従って、個人ではPFWになります。 役目ですが、PCとWAN(インターネット)との通信のやり取りを監視します。外部からの不正アクセスやPC内部の許可されていないプログラムの通信を遮断したりします。 なお、最近のマルウェア作者及びクラッカーは対策ソフトの使用を見越したさまざまな回避手段を講じてきます。アンチウイルスのスキャンを回避したりPFWを回避したりすることも可能になっています。PFWの回避においては、マルウェアの通信をInternet Explorer等の通信に成り済ますなどの形で突破を図ります。この場合、タスクバーには表示されません。プロセスを確認すると自分が起動していないのにIEのプロセスがあったりします。場合によっては、このプロセス表示さえも隠匿されることもあります。 私の場合、上記のようなことも考慮してKaspersky Internet Securityというソフトを使っています。
お礼
ありがとうございます。 大変参考になりました!
- fhjweun
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パソコン初心者、とおっしゃる方がフリーのセキュリティソフトを用いられることはあまり芳しくありませんが・・・。 ファイアーウォールを簡単に説明させていただきますと、 外部からネットワーク越しの不正侵入から守ることではないでしょうか。 また、市販などの高性能なファイアウォールはアウトバウンド(外部侵入)以外にもインバウンド(内部から外部への通信)も遮断することができます。 ファイアーウォールをフリーで使う場合は、お勧めではありませんが Windowsファイアーウォール。 性能重視で上級者向けなのがCOMODOでしょうか。 かなり昔の知識ですので質問者様のご参考に至らないかもしれませんが、 少しでもお役に立てれば幸いです
お礼
ありがとうございます。 参考になりました!
お礼
すばらしい。 本当にありがとうございます! 感謝します!