海は遠隔、裏ＲＯＭ(ハーネス含む)共に流通してます。
大当たりの仕組みの基本的なことなのですが大当り確率1/315.5の機種だと
731コマのルーレットが一コマ約0.002秒の速度で0～730をループしてます。
今、ヘソに玉が入ったとしてヘソの奥にあるセンサーがそれを感知すると
感知信号が基盤に渡されます。
受け取ったタイミングのルーレットのコマ番号が、この抽選の結果です。
これを＋１方式抽選といい、海の頃の機種は全て、この抽選方式を採用
しないと検定を通りませんでした。
工場出荷時点では全て、こういう仕様になっています。
※出荷時点で検定内容と不一致が発覚した場合、検定取り消し。他の機種も
再検定しなければならなくなったりするため事実上営業できなくなる。
さて工場から運ばれ裏化させるときは運送業者による仕込み、店側の仕込み
、ゴトグループによる仕込みがありますが海に関してはハーネスが圧倒的に
多いです。ハーネスとは電線の束ですが、この中に巧妙にチップを隠して
います。
基盤を交換せずに電線を換えるだけでどうやって裏化させるのか、わからない
かも知れないので少し書くと・・・
大当り抽選のルーレットのコマ移動の仕組みは水晶発振子を使っておりパソコン
のCPU Pentium4,2GHzとかの"2GHz"とかと同じで発振子が秒間に何回振動して
それをどんな周期として取り出すか、という結果を使っています。
（パチンコ台はパソコンというより昔のマイコン並の速度で動かしてますが）
ですので台の外部からカウンタをシミュレートしてやり、玉の入賞信号を当り
や外れのタイミングにズラして基盤に流し込めば簡単に操作ができるわけです。
ズラすためにはセンサーから基盤に直結していた電線の間に以上の操作をする
部品を入れるだけです。これだと線をカットして部品を接続する手間が掛かる
ので部品を既に仕込んである電線の束を作って、電線の束ごと交換してしまう
というのがハーネスゴトの手口です。
勿論、部品に電波受信機能を付ければ(そんなに難しくない)、大当りさせたい
ときは入賞タイミングを大当りにズラし、大当りさせたくないときは、入賞
タイミングをハズし、ということを外部から電波で操作できます。
以上でハーネスを付け換えることで大当りの仕組みに手を入れることができる
ことがわかったかと思いますが大当り絵柄の抽選やリーチアクションの抽選は
また別に行われています。
絵柄抽選もやはりカウンタを使っています。
このカウンタは絵柄が10あるとしたら0～9までをグルグルと大当りカウンタと
同じ速さで回っています。従って大当りカウンタと同調周期が発生しますし
外部からハーネスで狙うこともできます。
リーチアクションの抽選は大当りカウンタの値を利用したり別にカウンタを
作ったりとメーカーによってさまざまです。
さまざまですが必ず言えることは全てのアクションはプログラムされている
ということ。例えばマリンちゃんのブラが外れて当った！とか誰かが言った
としてもそれはプログラムされてなければ絶対に発生しませんしプログラム
に、そういうアクションが書かれて無ければ誰かが言ったのはウソということ
になります。
さて、パチンコ台に仕掛けをして、それでお金を儲けようという人達にとって
困るのはバレることですよね？
アクションのプログラムに変更を加えれば、そのうち必ずバレますし、わざわざ
そんな手間を掛ける犯罪者はいないでしょう？
ですのでｘｘリーチのとき、こんなになって、こうやって当ったよ！アレは
きっと裏だよ！とか言う人は殆どが見間違いか夢でも見てたかだと思われます。
中には茶目っ気を出して変なアクションを追加した裏プログラマーがいるかも
知れませんが多分、技術者特有の茶目っ気です。
