>> 40Wなので //
「カーステレオのアンプの総合出力が」、という意味でしょうか? そうだと仮定して話を進めますが...
出力は、負荷インピーダンス(スピーカーのインピーダンス)との関係で決まるので、「40W」というのが、「20+20W(20Wステレオ)/4オーム時」とすると、
P(出力: ワット)=E(電圧: ボルト)*I(電流: アンペア)
また、
I(電流: アンペア)=E(電圧: ボルト)/R(負荷インピーダンス: オーム)
という2つの式の関係から、
P=E^2/R → P*R=E^2
となり、上記の値を代入すると、
E=8.94
と求まります。すなわち、このカーオーディオのアンプは、4オームのスピーカーに対して約9Vの電圧までスイングできることとなります(電源電圧である12Vの75%なので、妥当な線です。普通のアンプは、電源電圧ギリギリまで出力することは不可能です)。これを第二式に当てはめると、
I=2.24
と求まりますから、チャンネル辺り2.24Aが最大出力電流と分かります。したがって、「20W*2/4オーム」の出力を期待するときは、用意すべき電源の電流容量は、少なく見積もって5Aとなります(したがって、最低でも12V/5A=60Wクラスの電源が必要。余裕を見るなら75Wクラス以上の電源が必要でしょう)。
20W=10W+10Wで良いとするなら、4オームに対して10Wの出力を行うには、第三式より、6.33V・1.58Aとなり、電源の電流容量は、3.2A程度ということになります(どうように、もっと大きい方が安定はするでしょう)。
カーオーディオの出力の表記が、2オーム時のものであったり、電源電圧がこれと異なるときのものであった場合には、計算し直す必要があります。また、室内で使うスピーカーが8オームのときは、電源電圧を上げられない以上、10W+10W(40Wという表記が4オーム時のものとすれば)が限界です。
>> PC用350Wがあるのでが使えますか? //
12V系の最大出力によります。動作確認程度には使えますが(電源のON/OFFを確実に行えることが必要)、電流容量が足りなければ出力は上げられません(PCで12Vが必要な部分は少ないので、あまり電流容量がないのが普通です)。
また、PSU自体の冷却ファンの騒音や、電源ラインにスイッチングノイズを含むことが多いので、音質面でベストとはいえない場合がほとんどだと思います。
>> 半波整流はどうでしょうか? //
リプルが多いので、オーディオ用としては、半波整流はあまり一般的ではありません。なお、バッテリーの充電用とありますが、鉛電池の充電に整流は不要ですが、オーディオ(に限らず電子回路を動作させるときはほとんどの場合)では整流が必須です。
お礼
ありがあとうございました。計算式から再検討します。 音質はやっぱりトランス式になるんでしょうか? ノイズついても実験してみます。