CDプレーヤーのDAコンバーターでの補間処理について

このQ&Aのポイント
  • CDプレーヤーのDAコンバーターは、最近のモデルでは192kHz/24Bitサンプリング対応のものが使われています。
  • このようなDAコンバーターを使用すると、CDの再生時には元々の規格である44.1kHz/16Bitから192kHz、24Bitに補間されアップサンプリングされたアナログ波形が出力されます。
  • 一部のメーカーのプレーヤーでは、振幅と時間軸の両方において補間処理が行われており、高音質な再生が実現されています。しかし、一部のDA変換チップについては、具体的な補間処理の有無が明確ではありません。
回答を見る
  • ベストアンサー

CDプレーヤーのDAコンバーターでの補間処理

CDプレーヤーのDAコンバーターについて質問です。最近のたいていのCDプレーヤーは、192kHz/24Bitサンプリング対応のDAコンバーターが使用されています(たとえばWolfsonのWM8716EDSなど)。 このようなDAコンバーターを使用しているときにCDを再生すると、元々の規格である44.1kHz/16Bitから、192kHz、24Bitに補間されアップサンプリングされたアナログ波形が出力されるのでしょうか? たとえばDENONのカタログを見ますと、Advanced AL24 Processingの場合には、振幅が24Bit、時間軸についてもアップサンプリングした波形補間がされているとはっきりかいてありますし、Luxmanのプレーヤーに採用されているフルーエンシ補間処理についても、周波数上限値を拡張する補間技術であることがわかります。 しかし、WolfsonやシーラスロジックなどのDA変換チップは、規格のような補間処理がされて出力されているのかどうか、いろいろ調べてみましたが今ひとつはっきりしません。 よろしくお教えくださいませ。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jklm324
  • ベストアンサー率46% (137/292)
回答No.3

WolfsonのWM8716EDSのスペックシート(参照URL)をみると、デジタルフィルタが内蔵されていることが分かります。このデジタルフィルタで波形補間ができるので全く問題ありません。というか、こちらがオーソドックスなCD再生方法です。なの、WM8716EDSの最高出力サンプリング周波数が192kHzであってCD再生時に用いられる出力サンプリング周波数は1765.4KHz(=44.1KHz×4)です。 Luxmanは20KHz以上の成分をrecreation(再創造と訳せばいいのか?)しているとありますが、CDは作成される際に既に20KHz以上の成分はカットされてます。したがって、このrecreationとはCD上の記録されていないものを「作成する際にカットされたであろう」20KHz以上の周波数成分を推測して加えているものと考えられます。ある場合には、その推測が当たりより良い音になるかもしれませんが、ある場合には逆効果になるかもしれません。オーディオを趣味の世界ですから、その音がいいと思う人はそれでいいのですが、少なくとも人為的な操作が加えられているということは認識しておいた方がいいと思います。

参考URL:
http://doc.chipfind.ru/wolfson/wm8716eds.htm
shghar12
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 スペックシートも拝見いたしました。 デジタルフィルタは、CDからの信号を波形補間する役割も担っているのですね。大変勉強になりました。 ご回答を、私なりに理解すると、以下のようになるでしょうか。 間違っておりましたら、ご指摘くださると幸いです。 ・DAコンバーターの出力は、(たとえばWolfson WM9716EDSの場合)もとのCDのデータを、時間軸のサンプリング周波数が176.4kHz、振幅は24Bitの分解能に補間したアナログ信号である。 ・一部の製品に採用されているDAコンバーターにおいては、20 kHz以上の成分を、ある意味で人工的に推測して加えていると考えられる。 。。となると、DAコンバーターによる音質の差は、デジタルフィルターの特性(すなわち、どのような補間を行うか)にも大きく依存するわけですね。

その他の回答 (3)

  • jklm324
  • ベストアンサー率46% (137/292)
回答No.4

No.3です。 >DAコンバーターによる音質の差は、デジタルフィルターの特性 >(すなわち、どのような補間を行うか)にも大きく依存するわけですね。 DAコンバータを標準デジタル信号(44.1KHz16bitPCM)からアナログに変換するまでのすべてとすれば(狭義でのDAコンバータはデジタル信号をアナログ信号に変換するだけですが、現在はDAコンバータに必要なデジタル信号処理も含めてDAコンバータと呼ばれることが多いようです)、デジタルフィルタ(より一般的に言えば補間回路)は非常に重要です。現在の技術レベルでは狭義の意味でのデジタルフィルタは実用上十分な性能があるので、おっしゃる通り差別化はデジタル信号処理部で行われると考えていいと思います。 デジタルフィルタはアナログフィルタ同様、信号の不要な成分を除去するもので、CD再生時には20KHzを超える部分をカットします。したがって、20KHzを超える部分をカットするだけではなく信号源にない成分を付加しているとすれば、これはフィルタではなくなるので補間回路あるいはより一般的にデジタル信号処理部と呼ぶ方がいいと思います。 デジタルフィルタの性能そのものは、WM8716EDSにデジタルフィルタの特性が載ってますが、通常聴くのには十分だと思います。フィルタのタップ数を増加させれば、阻止域のレベルを下げることは可能ですが、必要な演算量は増加し、その結果消費電力は増加します。タップ数を増加させても、消費電力が増加するだけで聴覚上の効果は殆どないと思います。 したがって、デジタル信号処理部でCD化する際に削られた20KHzの成分を取り戻すことができれば大きな差別化ができる、という発想になる訳です。例えば、シンバルの音がCDに収められていれば20KHzを超える成分はスパッと切り取られているので、この切り取られて成分は金属の振動であればこのようであったろうと予想できることは納得できます。しかし、すべて音に対して適確な予想ができるのかというと、それはかなり困難じゃないかと思います。こう書いている本人は大の音楽好きですがオーディオにはあまり頓着してませんので、LuxmanやDENONについてはとやかく言える耳を持っている訳ではありません。それらの音がいいのどうかについての判断は、耳のいいオーディオマニアの皆様にお任せしたいと思います。

shghar12
質問者

お礼

デジタルフィルターについての詳しい説明、大変参考になりました。 私の現在の知識ではまだ理解できない用語もでてきましたが、今後さらに調べて理解を深めるうえで役に立つと思います。 スペックシートをみると、デジタルフィルターの設定を外部からできるようですね。となると、同じチップを使用しているCDプレーヤーであっても音質が変わりうるのですかね。 なかなか奥深いです・・ どうもありがとうございました。

  • migsis
  • ベストアンサー率28% (198/691)
回答No.2

失礼ですが、ご質問の中心が何なのかよくわかりません。アップサンプリングされた信号が出てくるかどうかなのか、Wolfsonやシーラスロジックがどのような処理なのか。 まあデノンのAdvanced AL24 Processingはすごくいいと思います。10年前のソニーのCDプレーヤーCDP-555ESJの出力をAdvanced AL24 Processingで聞いております。大変美しい音に改善されますね。

shghar12
質問者

お礼

ご指摘にしたがって質問を絞らせていただきますと、 「WolfsonWM8716EDSは、アップサンプリングされたアナログ信号を出力しているのか?」 となると思います。 他の方の回答によりますと、176kHz、24Bitに補間されたアナログ信号が得られると分かりました。またシーラスロジックなど他社のDAコンバーターでも、サンプリング周波数とビット数が同じであれば、同様の動作をすると理解しました。 デノンのDAコンバーターのみを使用されている件に関しましては、DAコンバーターは音質を決定する重要な因子であることを明確に示すものであると理解いたしました。ピックアップメカ部分なども重要かもしれませんが、DAコンバーターの性能も(それ以上に?)重要ということですね。 ご回答、ありがとうございました。

  • mahaze
  • ベストアンサー率29% (217/731)
回答No.1

DAチップで補間処理がされるかどうかは知りませんが。。。。 普通に考えたらデジタル状態で演算+補間して、そこからDA変換するのが簡単だと思います。 おそらくこの方法を使っているんじゃないかと思います。

shghar12
質問者

お礼

確かに、デジタル状態で補間するのが自然ですね。 ご回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • DAコンバーターとは?

    DAコンバーターとはいったいどういう役割をするものでしょうか? CDプレーヤーとアンプの間に割り込ませる物ですか? まったくわからないのでよろしくお願いします。

  • DAコンバーターの活用についての疑問

    このたび、中古のMDプレーヤーを購入いたしました。(今更ですが…) このプレーヤーはDAコンバーターとしても使えるようになっています。 設置スペースの関係で既存のCDプレーヤーを移動してこの場所へMDプレーヤーを設置しようと考えています。今までCDプレーヤーで聴いていた分はDVDプレーヤーで聴こうかと考えています。DVDプレーヤーで聴いてもそんなに音質的には不満ではありませんが、DVDプレーヤーのデジタル出力をMDプレーヤーのデジタル入力に接続してMDプレーヤーのDAコンバーターを活かそうと考えているのですが接続上なにか問題があるでしょうか? CDプレーヤーのデジタル出力は大丈夫だがDVDプレーヤーのデジタル出力はダメってことはないですよね。初歩的なことなのかも知れませんがどなたか回答お願いします。

  • DAコンバーターの相性は?

    今デノンのCDプレーヤー下記製品を使って聞いております。アンプはサンスイのAU-α707EXTRAを使っていたのですが、今回真空管OTL方式のパワーアンプに切り替えていこうと考えております。そこで、デノンのCDプレーヤーにソフトンというメーカーのModel2真空管式DAコンバーターを組み合わせてみようと思うのですが、相性はどうでしょうか? 今迄DAコンバーターは使ったことなく、CDトランスポートとDAコンバーターは分けなくても、比較的中クラスのCDプレーヤを使っていけば、良いのではとも思っていたわけです。真空管のOTLパワーアンプに、ラインアンプも導入するので、更にDAコンバーターも真空管が使ってある物が良いか?と単純に考えてしまったわけです。いくらオーディオが好きでも、技術的は全くの素人です。DAコンバーターは使う必要性が高いのか?正直どのように考えたらいいか?お教え頂ければ幸いです。 DENONのDCD-S10ii  定価190,000円 [生産終了] CDプレーヤー "CD PLAYER" BACK 高音質テクノロジーALPHAプロセッサー搭載 不要な振動を徹底排除したシャーシ構造とS.V.H. (Suppress Vibration Hybrid) ローダーメカユニット 4DACΛ(ラムダ)S.L.C.搭載 徹底したアナログ、デジタル分離構造 周波数特性 / 2Hz~20kHz SN比 / 118dB ダイナミックレンジ / 100dB 全高調波歪率 / 0.0018% (1kHz) 消費電力 / 20W 寸法 / W434 x H135 x D350mm 質量 / 14kg

  • PS3とDA-100

    PS3にDA-100を光デジタルで接続しています。176.4kHzのアップサンプリングを試してみようと思い、PS3側の設定で176.4kHzにチェックを入れて再生してみたら音が出ません。 再生しようとしているファイルはWAV形式の44.1kHzリニアPCM16bit2chです。 理由が解りません。なぜですか? DA-100は光デジタルなら176.4kHzは対応しているはずです。実際PS3からDA-100へ光接続で176.4kHzのアップサンプリングしている方のブログを何件か見たので、やろうとしてることは可能なはず… ちなみに88.2kHZの時は問題なく正常に再生できています。

  • CD再生における、DVDプレイヤーとCDプレイヤーの違いは?

    数週間前からオーディオに興味を持ち始めてしまった初心者です。 カタログを見る限り、両プレイヤーでは、D/Aコンバーターが違う ようなのですが、CDの再生上、どう違うのでしょうか? またCDを再生する上で、他に大きな違いがあるのでしょうか? 疑問を発した訳> ONKYOのハイコンポ、INTEC275を店頭視聴し、 その音に惚れたのですが、お金に余裕がなく、 CDプレイヤーを将来購入希望のDVDプレイヤー (ONKYO製DV-SP500 192kHz/24bitビデオD/Aコンバーター搭載) で代用したいと考えました。 コンバーターのビット数がCDプレイヤーの1bitより大きく24bitもあり、 能力が高いように思えるのに、何故かCDプレイヤーは1bitの方が良いらしいと ネット上にあり、その理由をいくら検索しても分かりませんでした。 そこで、コンバータに限らず基本的なことを聞こうと思い、ここに投稿しました。 よろしくお願いします。

  • DAコンバータ・トランスポート 2つ質問

    (1)多くのプレイヤーではデジタル出力はあるものの、入力はあまりないようです。 トランスポートの故障が多いので、故障した場合DAコンバータとして利用しようにも、デジタル入力がないので、お払い箱になってしまいます。 上述より、出力より入力を持たせたほうが、良いと思うのですが、なぜ、メーカーはデジタル入力を省くのでしょうか。 (2)CDプレイヤーの音はDAコンバータとトランスポートではどう影響するのでしょうか? 市場では、DAコンバータの単体販売があるので、カートリッジの様に違いを楽しんでみようかとおもっています。 トランスポートの影響が大きいなら、DAコンバータを変えてもあまり意味がないのではと迷っています。 ちなみに、ティアックのDV50sにDAコンバータを追加してみたいと考えています。 WADIA27等の1990年代のDAコンバータなど、往年の高額機の中古に興味があるのですが、技術の進歩を考えれば、最近の中堅クラス(ESOTERIC D-05など)のほうが、良いでしょうか。 ご意見いただければ幸いです。

  • CD→WAVE時のアップサンプリングについて

    CDの音源をソフトウェアを用いてWAVEファイルに変換しようとしているのですが、その際のアップサンプリングについて質問があります。 (1)CDの音源はサンプリング周波数44.1kHz 量子化ビット数16bitで、この音源をWAVEファイルに変換する際にサンプリング周波数88.2kHz 量子化ビット数24bitにアップサンプリングすると44.1kHz 16bitで変換するよりも音質的には良くなるのでしょうか? (2)量子化ビット数をあげればよくなりそうな気がするのですが、サンプリング周波数を上げて変換するメリットはありますでしょうか? (3)再生時のオーディオカードの設定では96kHz 26bitで再生するように設定しているのですが、この場合CDの音源をどのようなサンプリング周波数に設定してWAVEに変換すると音質的に良くなりますでしょうか? 44.1kHzの2倍は88.2kHzですが再生の際のサンプリング周波数が96kHzであるため、整数倍にはどうしてもならず、このCDの音源をWAVEファイルに変換する時にどのサンプリング周波数で変換すると最も良いか悩んでおります。 どなたか詳しい方ご回答をよろしくお願いいたします。

  • アップコンバート

    私は、SACDやハイレゾっと言った、「高音質」を謳っているものに あまり興味はいだいておりません。 ですので、44.1Khz 16bitをわざわざ96kHz 24bitにする意味なんてない。 っと思っていましたし、実際にPCでアップサンプリングした音も大差はないと思っていました。 ですが、試しに昨日の夜、CDまたはPCの音をベリンガーにいったんアナログ入力して、 96kHz 24bitにアップサンプリングしてデジタル出力した信号をfiioとhp-a7に入れて 音をだしました。 アップサンプリングした信号を受けた「fiio」も「FOSTEX」も素晴らしい音で鳴ります。 アップサンプリングしなくてもいい音ですが、アップサンプリングした方がいい音です。 今までこんなに音が生々しく感じたことはありません。 DVDプレーヤー → ベリンガーA/Dコンバーター → HP-A7またはfiio → プリアンプ → パワーアンプ → スピーカー 明らかに「A/Dコンバーター」がいらないように感じますが、 一回聴いたら、直接DACに入力した音には、もう戻れないくらい音が違います。 音が向上する理由などあるのでしょうか・・・。 それともベリンガーの個性が乗っているだけなのでしょうか。

  • 24bit精度のCDプレイヤー

    CDは、規格上、44.1kHz 16bitのはずですが、 24bitをうたっている製品もあります。 どういうからくりかご存じでしょうか?

  • DAコンバータご推薦下さい。

    現在SACD:クラッセSACD2、PCオーディオ(USB専用):AyreQB9 です。 奥行き、左右の広がり、音場感を重視しています。 エソテリックDV50sでDVD中心に映像を楽しんでいます。 もう一台最近のCDプレイヤーの導入を検討しています。 そこで、DV50sはデジタル出力があるので、DAコンバータを加えて、グレードを上げたいと考えています。 エソテリックのトランスポートは元々評価が高いのでトランスポートとして使用します。 同機に”DAコンバータを加えることのメリット”はあるかなど、皆様のご意見いただければ幸いです。 SACD再生できませんが、SACD自体あまり所有していませんので問題ありません。 DAコンバータの候補ですが、”単体で100万円前後迄”でご推薦いただけないでしょうか。 最近の物にかかわらず”音の傾向”など含めご意見いただければ有難いです。 過去の機器であれば中古で探します。 また、DAコンバータの追加ではなく一体型のCDプレイヤーを購入したほうが無難というご意見もあろうかと思います。 あわせて、ご推薦いただければ幸いです。 価格は200万位以内でお願いします。 国内外を問いません。 音の傾向は、分析型、細かな音まで再生し、奥行き、左右の広がり、音場感を求めています。 低音より中高音域に魅力を感じます。

専門家に質問してみよう