飛行機のコックピット内の小さなデカールと言う事ですが、計器盤のメーターなどのデカールの事でしょうか?(他には注意書きなどのステンシル等々)
計器盤を前提に書かせて頂きますが、計器盤にメーターのデカールを貼る場合、計器盤のパーツにモールドされているメーター類をサンペで削り落とし、平にするのが一番簡単な貼り方です。ただ、この平にするのが結構面倒な上に、中々うまく均一になりません。
私はこのサンペ掛けが嫌いなので、モールドされた状態でメーターのデカールを貼り付けています。そのままではうまくモールドに馴染んでくれませんので、デカール軟化剤(デカールフィットやマークソフター)を駆使しています。張り方は次の通りです。
まず、計器盤にデカールフィットを1滴たらします。そのままデカールをモールドに合うようにパーツの上にそっと置きます。その状態で、デカールが半乾き状態になるまで放置します。(パーツとデカールが密着していなくてもOKですが、デカールがパーツにくっ付いているか確認して下さい。)デカールフィットはデカールを軟化させる効果がありますので、暫くデカールをそのままにしておくとシワになって来ますが、手を触れずに乾燥を待って下さい。(ここで下手に弄るとデカールが台無しになってしまいます。)
デカールが半乾き状態になったら、綿棒でモールドに馴染むように、軽く押さえ込みます。ここでうまく馴染まないようならマークソフターを使いましょう。マークソフターをデカールに塗布し、暫くするとデカールが柔らかくなりますので、その状態で綿棒で押さえて下さい。(綿棒は少し湿らせて置くと安心です。)これでほぼデカールが密着しますので、あとは乾燥を待つだけです。乾燥後、もし気泡等があれば、気泡部分を針先やカッターの刃先で少し穴を開け、マークソフターを再度塗布して気泡を抜いて下さい。透明部分(ニス部分)もマークソフターで押さえ込んでしまえば目立たなくなります。
更にデカール保護の為に、艶消しクリアを吹き、計器のガラス部分をクリア(艶あり)で塗装して置けば、ガラス部分の透明感が得られます。
古いキットなどで、デカールの糊が弱い場合は、木工ボンドを水で薄めて使用することで、貼り付き力が増しますので、お試し下さい。
デカールを使わずに塗装で仕上げるのがベストな方法ですので、経験を積んで上手くなって下さい。なお、No.1さんがお書きのマイクロスケールデカール(のちのスーパースケールデカール)は今は存在しません。(店頭在庫のみになっています。)海外では別売りデカールが多数販売されていますので、キット付属のマーキングが好みでなければ、これらの別売りデカールを使うのも一考です。
(余談ですが、私は現在ハセガワ1/48 P-400を製作中です。)
お礼
放置してすみませんでした。 どうもありがとうございました。