ISO9001国家計量標準へのトレースに関する不適合

このQ&Aのポイント
  • ある工事で使っている装置の国家計量標準へのトレースができていないため、下請から証拠を取り寄せるように頼んだが、校正業者から高額な料金を要求され、開き直られた。
  • 装置のトレースが不十分な場合、説得してもらうか下請の選定を見直すかの判断が必要。
  • ISO9001を認証取得している建設業が、下請が使っている装置のトレースを校正業者に依頼したが、費用対効果を考慮しなければならない状況に直面している。
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ISO9001 国家計量標準へのトレースに関する不適合

ISO9001を認証取得している建設業のものです ある工事で使っている装置の国家計量標準への トレースができていませんと言われてしまいました しかし、その装置を使っているのは下請です 早速、下請にその装置を校正に出している業者から トレースの証拠を取り寄せてくれ、と頼んだのですが 校正業者から3万円かかると言われたから 勘弁してくれ、と言われました しかも、今までそんなものが必要だと言われたこともないと 開き直っています こういった場合、なんとか説得して取り寄せてもらうべきなのか それとも、そういう業者を使っているうちが悪いということで うちの下請の選定を見直すべきなのか アドバイス宜しくお願いします

質問者が選んだベストアンサー

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  • isoworld
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回答No.1

 ISO9001の主任審査員を長年やっており、建設業を中心にずいぶん審査をやってきました。  確かにISO9001の規格では、「測定値の正当性が保証されなければならない」測定機器は、校正や検定に出したときに校正(検定)業者はどの計量標準で校正(検定)したか(追跡性)が分かるようにしてもらわなければなりません。ふつうは校正(検定)成績書などにその資料(または情報)を添付するような形で校正(検定)業者から提出してもらいます。  そのための費用は、校正(検定)業者によって違うようですが、安いところは5千円くらいからです。校正(検定)を出すときに、最初から言っておけばその費用を取らない校正(検定)業者もいます。校正(検定)業者はISO9001に絡んでそのようなことが必要であるのをよく知っており、手馴れたものだからです。とくに工業試験所などの公の機関に校正(検定)を出すと、校正(検定)そのものもリーズナブルな費用でやってくれます。  「測定値の正当性が保証されなければならない」測定機器とは、施主(顧客)から出された特記仕様書(およびそれが指定する公共工事共通仕様書)などに定められ、施工中または竣工の際に測定して検査成績書あるいは工事完成図書などにデータを記載して保証できるような形で報告しなければならない値を測定する測定機器だと考えるのが妥当です。工事に使用したすべての測定機器ではありません。トータルステーションやトランシットのようにかなり限定されたものになるはずです。  工事を請け負った下請業者に後で「トレースの証拠を取り寄せてくれ」と頼んでも、その下請業者はたぶん困るでしょうね。工事を下請業者に出すときに、先に言っておかないと、後で要求すれば下請業者いじめになってしまいます。ISO9001規格の7.4.2にも抵触しかねません。  「『そういう業者』を使っているうちが悪い」のではなく、注文に先立ってそのように要求しておかなかった貴社が悪いわけです。ですから「うちの下請の選定を見直すべき」ものではありません(注文の前に下請業者に要求して、出来ないと言われれば、選定を見直すのがスジです)。  当面の解決策としては、トレースの証拠に必要な3万円は貴社が下請業者に代わって用意すべきです。基本的には、貴社のチョンボなのですから。 (その前に、国家計量標準へのトレースが必要な測定機器であるかを再度確認することです)  貴社にとって厳しい見解になったかも知れませんが…。

stressman
質問者

お礼

isoworldさん、回答ありがとうございます アンカーボルトの引張耐力検査をするための装置なのですが おそらく保証できるような報告が必要になってくると思います となると、下請業者にあらかじめ伝えておかなかった 当社が悪いことになりますね 検査を含めた発注をする際には その下請業者への選定を見直す必要がありそうです ありがとうございました

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    • ISO
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