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昭和30年代、40年代の風景が出てくる映画
最近だと、ALWAYS 三丁目の夕日等が有名ですね。 高度経済成長期の都市圏の日本を描写した作品を探しています。 出来ればCGやセットでなく、当時そのままの風景を使用したものが理想的です。 他に条件としては、 ・カラーであること ・DVD化されていること ・作品としても評価が高いこと です。 映画でなくとも、記録映像やドキュメンタリー作品でも構いません。 よろしくお願いします。
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NO3です。 お礼ありがとうございました。 野村芳太郎監督作品で、ご質問の内容にピッタリくるのはこれでしょう。 「張り込み/1957(昭和32年)」 監督 野村芳太郎 脚本 橋本忍 原作 松本清張 出演 高峰秀子 田村高廣 大木実 宮口精二 東京でおきたピストル強盗殺人犯人を追う、ベテランと若手の二人の刑事の推理ドラマ。 冒頭、横浜駅から九州行きの鈍行列車にあわただしく乗り込む二人の刑事の緊迫した描写や、クーラーもなにもない真夏のギュウギュウづめの車内の様子は昭和30年代の現風景だ。 僅かな停車時間を利用して弁当を買うところや、トンネルに入る前に一斉に窓を閉めるところなどをオールロケで撮っている。 この車内の描写は、本当に素晴らしくて、今見ても当時の熱気がバンバン伝わってくる。 乗客の姿、持ち物、車内、車窓どれをとっても生き生きとしている。 横浜駅から佐賀駅まで通過、停車する各駅の駅名表示板が映され、数秒のショットからも、この時代の空気が感じとられる。 張り込む際の、刑事のスタイル、うちわ、アイスキャンデー、すいか などのアイテムも30年代そのままだ。 佐賀市内ロケや宝泉寺温泉ロケなども含めて、いたるところに当時の日本を感じることができる。 橋本忍の一分の隙もない脚本に加えて、野村監督の演出もロケーションをいかしたセミドキュメンタリータッチを駆使して人間の深層心理を見事に炙り出している。 ただし、昭和30年代の映画は、まだカラーが少なくこの作品もモノクロですが、ぜひ、ご覧になってみてください。
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"70年代"の日本映画が好きな者です。 条件に合致しているかは自信がありませんが、「赤ちょうちん」('74/監督・藤田敏八)を推薦してみたいと思います。 必死な思いで生活している若い夫婦のお話ですが、変わり者の隣人達に生活を妨害され続け、都内を転々と引っ越すことを余儀なくされます。 日活からDVDが出ていますが、昭和40年代末の東京の風景・風俗が鮮やかに蘇っております。瑞々しい青春映画です。 同じく藤田敏八監督による、「バージンブルース」('74)もお薦めです。こちらでは当時の地方都市(岡山)の諸相が垣間見れます。DVDで、レンタルでも視聴可能です。 '70年代に製作された日本映画はカラー作品が珍しくなく、クリスタルな映像で、私達をノスタルジーの世界へいざなってくれます。
- enclosure8
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#1です。 「東宝クレージー映画30作品」だけでは不親切でしたね。 申し訳ありません。 正直、クレージーキャッツの作品は水戸黄門的?と言うかストーリーは違うのですが展開が似ていることもあり、私も混同している部分があるのですが 「ニッポン無責任時代」(昭和37年) http://www.youtube.com/watch?v=PekaW1p2d7k 「クレージー作戦 くたばれ!無責任」(昭和38年) http://www.youtube.com/watch?v=GozKkLNkyMQ 「日本一の色男」(昭和38年) http://www.youtube.com/watch?v=40pVDQSMkq4&feature=related 「日本一のホラ吹き男」(昭和39年) http://www.youtube.com/watch?v=genwxCnH-es&feature=related こんなところでどうでしょう。 端々に当時の東京の街並みが出てきたと記憶しています。
お礼
またまた貴重な情報ありがとうございました。 早速、「ニッポン無責任時代」を借りてきました。 私はコメディーというジャンルは殆ど観たことが無かったのですが、実に面白いですね。 植木等という才能が存分に開花した傑作だと思います。 どうもありがとうございました
- hosikage
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「東京オリンピック/1965(昭和40年)」 監督 市川 崑 市川監督の演出が素晴らしい。 オープニングのビルの解体工事のシーンは、東京が変貌を遂げよとしている姿を捉えている。 躍動する肉体、涙する瞬間、笑顔の時、無音の緊張、様々な表情のなかに、選手を人間として捉え記録の裏の苦悩なども炙り出している。 その瞬間の中に、いつも民衆がいる。 変貌する東京に生きている人々の姿がある。 日本が未来に希望を持ち始めた時代の息吹を、市川監督は東京オリンピックという記録映画の奥に見事に描きこんでいる。 「家族/1970(昭和45年)」 監督 山田洋次 出演 井川比佐志 倍賞智惠子 笠 智衆 長崎件の小島から北海道の開拓地に移住するため、日本縦断の旅を続ける一家を厳格なムードで描いている。 全編オールロケで、万国博覧会に沸く大阪や発展途上の工場地帯、東京駅の喧騒やデパートの食堂など懐かしい風景に満ちている。 おまけ「田園に死す/1974(昭和49年)」 監督 寺山修司 出演 高野浩幸 菅貫太郎 八千草薫 原田芳雄 ラストの新宿の風景がとても懐かしい。
お礼
詳しい回答、ありがとうございます。 上記2本については、聞いたことはあるが見たことは無い作品です。 早速レンタルで借りて見たいと思います。 非常に楽しみです。 そういえば、市川崑監督と並んで私が好きな野村芳太郎監督ではオススメは無いでしょうか?
- pacemen888
- ベストアンサー率27% (124/448)
石原裕次郎の映画をよく見ていたことがありました。 (1)風速40米・・・田園調布駅付近、首都高速を走るシーンが少しあります。また、建設現場が多く出ますが、鉄骨の隙間に都内の光景が見えますが、どこかよくわかりません。作品としてはおもしろいと思うし、裕次郎の代表作の1つですが、都心の光景としては時間も短いと思うので物足りないと思います。昭和33年,カラー (2)銀座の恋の物語・・・銀座の街並みはよく出ます。新宿駅構内も少し。ただ、風景的な映像ではなく、ロケ地としての銀座という感じです。作品としては最も有名な裕次郎映画の1つだと思います。昭和37年,カラー (3)憎いあンちくしょう・・・一瞬後楽園球場あり。裕次郎が芦川いづみの願いで東京から九州の山奥までジープを運ぶというストーリー。途中、大阪駅・広島原爆ドームなどを通る。博多山笠に遭遇。時々運転のシーンで背景が合成と思われる部分があるが、それはほんの一部です。DVD化された裕次郎作品の中ではかなり風景は多い作品だと思います。昭和37年,カラー いずれもDVD化されています。DVD化されたのは2003年ころだと思いますが、そのころ15本くらい発売され、TSUTAYAやGEOなどでは置いてある店は多いと思います。(1)は風景的な部分は少ないですが、(2)はほとんど銀座、(3)は都内と東京から九州までの様子を映しているので、都市圏だけではありませんが、昔の様子がわかり興味深いと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど石原裕次郎ですか。 私は『太陽にほえろ!』くらいしか見たことありませんw ただ石原裕次郎といえば、=大スターということで、庶民の生活とは無縁ぽいですね。 どちらかと言えば、団地暮らしの平均的なサラリーマンみたいな内容がいいですね。
- enclosure8
- ベストアンサー率44% (98/219)
あの無責任男で有名な植木等さんが居た「ハナ肇とクレージーキャッツ」が出演している、昭和37年~47年に公開された『ニッポン無責任時代』『日本一のホラ吹き男』を始めとする「東宝クレージー映画(30作品)」の中いくつかに、オリンピック景気を柱とした高度経済成長真っ只中の日本の様子が見られる作品があります。 主役がサラリーマンと言う設定も、観る側に共感を覚えさせます。 クレージーキャッツのコーナーを設けているビデオ・DVDレンタル店もあるくらいですから、比較的簡単にDVD映像が観られると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 植木等にクレージーキャッツですか。 これまた聞いたことはあるけど見たことはない作品です。 これはチェックしてみる価値はありそうですね。 ただ、シリーズが多いようなのでどれを観たらいいか悩みますね。 私の希望に見合う1~2本だけをオススメして頂けると助かります。
お礼
またまた詳細な情報をありがとうございました。 張り込みは松本清張の原作は読んだことがあります。 映画も評価が高いというということで、早速借りて観たいと思います。 野村芳太郎×橋本忍ということで非常に楽しみです。 ただカラーでないというのが残念ですが。 どうもありがとうございました。