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ゲームが面白くなくなってきたのはDSやWiiのせい?
任天堂が発売するゲーム機である"DS"や"Wii"がとてもよく売れています。 (国内だけでDSが1,800万台、Wiiが300万台ほど) 対して、数年前までゲーム業界の覇権をにぎっていたソニー(SCEI)の"PSP"や"PS3"は 予想されていたよりも売れていない状態です。 (国内だけでPSPは550万台、PS3は100万台ほど) それにともなって、DSの"脳トレ"などをはじめとした実用系のソフトが台頭し その為、昔からあるジャンルのゲームソフト(RPGやアクションなど)の売上げが激減し ドラクエやFFなどのソフトも、初心者向けにつくられた(ある意味"初心者に媚びた")ものが増え ゲームそのものの深みが無くなってきており、それが結果的に 「最近のゲームが面白くなくなってきている原因になっているのではないか?」 と、ふと考えてしまうことがあります。 つまり、DSやWiiでゲーム業界全体は活性化しているのかもしれないが ゲームの質自体は、数年前よりも逆に下がってきているのではないかと…。 誤解を恐れず言えば、「ゲームが面白くなくなってきたのはDSやWiiのせい?」ということです。 皆さんは、今のゲームについてどのように感じておられますか?
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PS2以降、実はゲームが多くの人にとって”面白くない”ものになってしまっていたということが事実だと思います。逆にDSやWiiによって面白いものになったのでしょう。 やたらと凝ったストーリー展開やら緻密極まりないグラフィックなどはなるほど、ゲームに没頭している人(マニア・・というかヲタクですね)にとっては感動物なのかもしれませんが、たとえば、そのゲームを爺ちゃん、婆ちゃん、おばちゃん、おじちゃん達がやるかといわれたら疑問符でしょう? ゲームをやったら次はもっとハイレベル、次の次はもっとハイレベル・・というのはそのゲームに追従している人の方しか見ていないわけです。学校で言えば、どんどんレベルアップして、とうとう東大の二次試験レベルまで行ってしまったようなものです。そりゃあ、東大の入試問題だって、確かに解ける人には面白いでしょうけど、数学パズルくらいで楽しんでいた人に、さぁこれが解けるまでがんばれというのはおかしいでしょう?だって、所詮は「ゲーム」であり「娯楽」なんですから。 質問者さんは、それを「初心者向け」と評していますが、実は「昔はよく遊んだけど、もう今のには付いていけないよ」という人もまた大量に生んでしまっていたんですね。RPGにしてもそうですし、アクションにしたって、たとえばインベーダーで一周できなかった人だってたくさんいるわけです。ドンキーコングで1面でこけていた人だって。それらの人にとってはいまどきのどんな壮大なゲームであろうとも「面白くない」んです。それらの人を「おまえらなんか客じゃない/お呼びじゃない」と切り捨ててきたのが今までのやりようだったんですよ。 そうやってゲームならいくらでも銭を出して遊ぶぞというヲタクを主な購買層として絞り上げてお金を回してきたけど、やたらと高機能化する本体と膨れ上がる開発費で、一発外したら会社の存続すら危ぶまれるような状況に追い込まれていってたでしょう?勢い手堅く売り上げの見込める過去作品の次世代版・・っていうので、また更に難しく複雑怪奇になって・・確かに大作かもしれませんし、質も高かったのかもしれませんが、商売としての魅力は意外と低くなっていたような気がします。メーカーも霞を食って生きているわけにはいきませんからね。 DSやWiiがうまいぐあいに突いてきたのはまさにそこでしょうか。もっと手軽にして作り手、受け手の裾野を広げればいいじゃないか、ゲームは一人で閉じこもって攻略本見ながらしかめっ面してやるものじゃなくて、みんなでワイワイと騒いで遊ぼうよと。DSのデュアルスクリーン+タッチパネルも目から鱗でしたね。Wiiリモコンもあぁ、なるほど・・です。 脳トレは実用ソフトというより、「こんなことでもゲーム/ソフトになるぞ」といういい例だと思いますよ。誰でもそれなりに遊べるし、みんなでやってもそれなりに盛り上がれる。実はこうした物が出やすいというのも、活気がでてくるポイントではないでしょうか?制作費があまりかからないので、「なんとなく面白そう!」という位でも出しやすいのでは? で、それを買った人にとってはまず間違いなく「面白い」ものなんですよね。PS3なんかのソフトよりはるかに。
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- catfool
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ゲームをつまらなくした犯人を知りたいのであればその犯人は携帯電話です。 携帯電話の普及によりゲーム業界は名前の知られたいわゆるビッグタイトル以外売れないという状況が何年も続きました。 そなためゲーム不況が起こり生き残りのために企業合併が続いたのですがそのゲーム不況を打破してくれたのがDSです。 いまはDSのおかげでゲーム業界が一息入れているというのが現実です。
お礼
携帯電話の普及は、モバゲータウンなどの無料ゲーム+コミュニティーサイトも生み出し ゲーム業界にとっても大きな脅威になったという面はあったでしょうね。 DSが発売されていた頃、「携帯電話はライバルだ」という論調で書かれている記事もありましたが 現在は見事に棲み分けができているという印象がありますね。 回答ありがとうございました。
データを眺めてもそこに書かれていない事は山ほどあります。 普段ゲームにお金をかけない人がDSを買った事でとんでもない品薄をまねきましたが、そういった流行で手に入れた人たちの多くが「どんなゲームを買っていいのかわかっていない」という現実もあるのです。 ファミコンやスーファミの時代で止まっていた世代やそもそもTVゲームや携帯ゲーム機に興味すら持っていなかった層に「面白そう」と思わせた事は間違いないと思いますが、「面白くなった」と思っているかという問いには疑問が残ります。 単純に「高性能ハードによる超美麗なゲーム=面白いゲーム」とは限らないことが実証されたのと、複雑になったゲームに取り残されたオールドゲーマーでも遊べるゲームに目を向けられたのかなという印象しかありません。 もう今抱えているゲームユーザー層にだけ商売していてはもたないくらいゲーム業界が窮地に立たされたと考え方も出来ます。 それに傍目DSやWiiに活気があるように見えなくも無いですが、任天堂ハードで売れているのは任天堂ソフトと一部のブランドタイトルだけなので活性化と呼ぶには忍びない感じがします。 Wiiにしてもリモコンを使った事で面白くなったゲームって何本あるのかな?って思いますし、DSにしてもタッチペンを使う必要のあるゲームで実際にタッチペンが面白さを生み出しているゲームというのはごく少数。 基本的にほとんどのゲームがこれまでのゲームスタイルを踏襲した形で作られている訳だから、よほどそういった一部のソフトに対して評しない限りあまり今までと変わり映えはしないように感じます。 「脳トレ」を遊びたくてDSを買った人が、DSで今どんなゲームで遊んでいるのでしょうね。 同じようにWiiスポーツでWiiを買った人が、今のソフトラインナップで満足しているとはとても思えません。 ヒット商品に引っ張られる形で爆発的に売れたけど、実態は伴っていないんじゃないの?っていうのが私の見解です。 「ゲームが面白くなくなってきたのはDSやWiiのせい?」というよりは、コントローラーを使うよりも体感に近いゲームが作られた事によって、これまでと違った面白さの方向性が増えた。 つまり、「面白さ」のベクトルが1本増えた事による感覚ではないかと思うのですが如何でしょうか?
お礼
>もう今抱えているゲームユーザー層にだけ商売していてはもたない スクエニの誕生やセガのハード事業撤退など、ゲームメーカーの再編が相次いだことからも 「ゲーム業界が窮地に立たされているのではないか?」との意見は前からありましたが 私が思っている以上に大変な状態だったのかもしれませんね。 >任天堂ハードで売れているのは任天堂ソフトと一部のブランドタイトルだけ 今週のソフトセールスランキングを見ても、上位は任天堂ソフトで占められています。 http://www.m-create.com/ranking/ 何故サードパーティ製のソフトが売れないのか?についてはどこに原因があるのか分かりませんが それまでPS系のソフトで遊んでいた人たちに向けた売り方が通用しない (つまり、DSとPS2の購入層は明らかに違っている)のにも関わらず 宣伝やマーケティング方法を変えていないことも関係しているのかもしれません。 >ヒット商品に引っ張られる形で爆発的に売れたけど、実態は伴っていないんじゃないの? もしこれが本当なら、今のブームは一過性のもの(バブル状態)であって いずれは売れなくなってくることが予想されますね。 PS3は将来値下げされるのが確実だと思いますが、ゲーム業界の救世主になれるのか それとも一緒に衰退していくのか…。 >「面白さ」のベクトルが1本増えた事による感覚ではないか 確かに、十字ボタン(アナログスティック)と、ボタンによる操作に加えて タッチペンやリモコンを使った直感的・体感的な操作が増えたことで 今までと違う操作感覚に馴染めず、それが「面白くない」と感じる部分もあると思います。 DSで発売された"ゼルダの伝説 夢幻の砂時計"は、操作をタッチペンのみに限定したことにより それまでの「何となく操作が難しそう」というイメージを払拭することで 中々の売上げを記録しているようですが、ゼルダシリーズで多く遊んでいる人にとっては 「簡単すぎる」「十字ボタンによる従来の操作法と併用できるようにしてほしかった」 のような否定的な意見も寄せられているようです。 そのような人の中には「面白くない」と感じる人もいるでしょうし…。 回答ありがとうございました。
一時の映像一辺倒なゲームがもてはやされていた頃に比べるとゲームの性質が違うと思いますが、基本的に「面白い」ゲームというのは氷山の一角に過ぎないと考えているので、「DSやWiiが売れている」今に対して「ゲームが面白くなくなってきた」とは感じませんね。 確かにそれまでのゲームハードでは出来なかったようなゲームができるわけですから、その点においては面白いと言えるかもしれませんが。 何にしても一般の人はゲームの情報を一部のメディアからしか入手できないから、売れているゲームの傾向は昔から変わって無いしそれに伴う埋もれる面白いゲームも相対的に増えている訳でなんらゲーム業界全体が活性化しているようには思えませんけどね。 単に任天堂が主権をソニーから奪還しただけに思えて仕方ありません。
お礼
人によって「面白い」と感じる部分は変わってくると思いますが おっしゃるように、内容が面白いゲーム(且つ、セールス的にも成功するゲーム) というのは氷山の一角に過ぎないと私も思います。 ヒット作の続編が絶対に面白いという保証はありませんし 全く無名のクリエイターがつくった作品が、意外と面白かったりすることもありますしね。 ゲーム出荷総金額が過去最高を記録しているとのニュースを見ますので その意味で業界全体が潤ってきているいるのは間違いないのだと思いますが 国内ゲームソフトの市場規模推移 http://www.8ing.co.jp/market/index.html CESA、2006年度の調査発表 家庭用ゲーム総出荷額は過去最高に http://www.dengekionline.com/data/news/2007/4/25/4d2a492ae3c924881428bf029c50c4b4.html 2006年のゲーム出荷総金額が過去最高の1兆6323億円、前年比20%増しに http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/04/20061632320.html その恩恵を受けているのが、一部の大手ハード・ソフトメーカーだけに限られ 中小のソフトメーカーまでまわっていないとも考えられますし 「ソフト全体の質」「面白さ」など、数値化できない部分は見えてきませんし そういう意味では、本当に活性化しているのかどうかは分かりませんね。 主導権がソニーから任天堂に完全に移行しているのかどうかは分かりませんが それによって、昔からあるゲームソフト市場を支えてきたゲームたちが (RPG・アクションなどの、いわゆる「ゲームらしいゲーム」と呼ばれるもの) 「現在のトレンドに合わない」などの理由で淘汰されており 多くのメーカーが、実用系ソフトばかりに目を向けていたり 従来のゲームでも、初心者向けにアレンジされ過ぎているところがあると感じています。 任天堂も、従来のゲームが売れなくなっていることに危機感を感じているのかもしれませんが…。 回答ありがとうございました。
これはゲーム業界だけではないですが最も大きな要因はネットだと思います ネットではゲームならオンラインゲームがあります それも無料のものも結構多いです 迫力のあるCG映像のゲームたくさんあります PCやネットが主流化している昨今ではネットで全てが出来ればいいわけですから ゲームも同じだと思います PS系統のゲームはネットでも十分出来ますし、それ以上も可能です わざわざ高いお金を出してまでやりたいとは思わないでしょう ではなぜDSやwiiが売れてるのか それは簡単ですPCやネットではまだ出来ない系統のゲームだからです ハードを生かしたようなゲームはさすがにPCやネットでは出来ませんから また、DSなどはその手ごろさと大人向けの思想が受けたのかもしれないですね いずれにしろゲームだけでなく本も映画も音楽もあらゆる物がネットで入手可能となり もはやその存在意義すらない状態です わざわざお金を払ってまで映画を見なくてもレンタルもあるしネット配信もある 音楽だってダウンロードできる 本もネット経由で買えますし、本にお金を出すくらいならネットで調べようとかになります まあネットが全ての要因とは言いませんが、絡んでるのは確かだと思います
お礼
ネットの影響は少なからずあるのかもしれませんね。 私はパソコンのオンラインゲームで遊ぶことはあまりないのですが 何故かといえば、やはりゲーム内容自体があまり面白いと感じないことと PCに高いスペックを要求されるゲームも多くあると思いますので 無料とはいえ、まだまだ敷居が高いような気がしているからだと思います。 携帯電話があれば、わざわざDSやPSPなどのゲーム機を買う必要はないのでは? と考えられていた時期もありましたが、やはり携帯電話で遊ぶゲームはオマケ程度で 専用のゲーム機で遊べるソフトと比べると、まだ雲泥の差があるといえると思います。 回答ありがとうございました。
お礼
>ゲームをやったら次はもっとハイレベル、次の次はもっとハイレベル・・ PS2以降、確かにゲームが複雑化し過ぎて、1時間くらい説明書を読み込まないと遊べない (ちょっと言い過ぎかな?)ようなソフトが増えてきたのは事実だと思います。 ゲーム機の性能が大幅に向上してきたことが大きく関係しているのでしょうが 同時に、気軽に遊べない、敷居の高すぎるソフトも増えてきたように思います。 (今、それとは真逆に位置するソフトが多いのは、その反動なのでしょうか…) >やたらと高機能化する本体と膨れ上がる開発費 私たち遊び手側にとっては、製作者側の事情なんて関係無いのかもしれませんが 「PS3での1本のソフト制作費は10億円を超えることも」なんて情報を目にしてしまうと 開発環境が悪くなっていて、趣向を凝らした面白いソフトが出てくる感じがしてきませんよね。 アメリカでは、中堅ソフト会社が訴訟を起こしているようなのですが その背景として、開発費の高騰が大きく関係しているようです。 日本でも似たような状況になってきているのかもしれません。 巨額開発費に苦しむ中堅ソフト会社 http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000024082007 任天堂は、このような状況になることをある程度予見していたのかもしれませんね。 ただ、任天堂自身はそのような危機感をかなり前から持っていたのかもしれませんが その他のソフトメーカーの多くは、そうではなかったと思います。 今まで凝ったゲームをつくっていた会社が、無理にライト層に受けるゲームに取り組みだしたので 「中身が薄く、面白くない」ゲームが増えていると感じているのかもしれません。 回答ありがとうございました。