「主よ、人の望みの喜びよ」の歌詞の内容については、先に回答のあった内容で理解されているかと思います。
私が「BWV147」で検索をしましたところ、他に色々な事が見つかりましたので補足をさせて頂きたいと思いますので投稿をしますね。で、BWV147 というのはバッハ作品番号147番ということです。(でもバッハが 147 番目に作曲したっていうわけじゃないんですよ)
「主よ、人の望みの喜びよ」は《心と口と行いと生きざまもて》BWV147 という 全 10曲から出来上がったバッハの(教会)カンタータの 6番目と 10番目の曲のコラール(合唱)のことなんです。(カンタータというのは簡単に言えば歌の入った音楽のことです)
6番目と 10番目のコラールにあたる「主よ、人の望みの喜びよ」の詞は先に回答のあるように Martin Janus (1620ごろ - 1682ごろ)が 1661年に作ったようです。
また、6番目と 10番目のコラールにあたる「主よ、人の望みの喜びよ」の曲はバッハの作曲ではなく、 Johann Schop (ヨーハン・ショープ)(1590-1664)が作曲でバッハの編曲です。でも全体からすれば、カンタータ《心と口と行いと生きざまもて》の作曲者は当然バッハということになります。バッハの当時、ほかの人の作品をアレンジして自分のものとする事は広く行われていたようです。
賛美歌ではなくて、・・・のコメントについてですが、
== 引用です ==
ちなみに、賛美歌第二編には「こころに主イエスを」として収録され、このカンタータの二つの歌詞の翻訳が、一番・二番として使用されている。
============
とあります。http://homepage.mac.com/ryomasuda/JSBach/BWV147_6.html
(このページの MP3 の音は明るい雰囲気でとても気にいりましたよ)
また、「主よ、人の望みの喜びよ」という日本語の題名は、
Robert S. Bridges (1844-1930) によるドイツ語からの英語訳
"JESU, JOY OF MAN’S DESIRING" から来ているようです。
"Jesu, meiner Seelen Wonne" について簡単に説明します。ドイツ語です。
Jesu: いうまでもなく「主」です。文法的には呼びかけです。
meiner: 私の (英語の my にあたります)
Seele(n): 魂(の)
Wonne: 喜び
あいだにコンマ 「 , 」 がありますが、前後は同格で前と同じく呼びかけです。
調べた範囲でお伝えしたいことを書きました。後は自分でも調べられますね。
最後にぜひカンタータの全体を聴いて下さい。BWV140, BWV211 などといっしょにね。 (^^
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございます。 友達が歌いたくて、教会に通っていた(過去形)の 私に聞いてきて、困ったのです。 name-label2さんはクリスチャンではないのに、 きちんと理解されていてすごいですね! 聖書きちんと読んで、私も考えてみます。 ありがとうございました。