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スケールについて
ギターのスケールを用いてアドリブを弾けるようになりたいと思っています。 しかしイマイチ意味がわかりません。 自分の持っている教則本(究極のギター練習帳)にも少しスケールがのっているのですが、指板にルートとかトニックとか書いてあるんですが、これの見方や使い方が分かりません。 指板も一部分しか載っていないので、これより低い音はどうなってるのかとかハイフレットの方はどうなっているのか等わかりません。 載ってる部分で適当に弾いてみたんですが、ダメでした。 スケール=音階というのはわかっているのですが、これをどう用いるのか、はたまたどう練習すれば良いのか。ここが分からずつまずいてしまってます。 本を買おうにも色々種類がありすぎて、手が出せていない状態です。 ロックによく用いられるペンタトニックスケールやブルーススケールなど使えるようになりたいです。 もちろんギターに決まりはないと思うのですが、ある一定のルール等があれば教えて欲しいです。それをマスターして派生させていきたいと思います。 長文になってしまい申し訳ございません。 オススメの練習方法や本・サイトなどなんでも結構ですので教えてください。
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ギターでアドリブをしたいのであれば、漠然とスケールを覚えて何かを得ようとするよりも、既存の曲のソロやオブリガートなどのフレーズをたくさんコピーして、それを基に考えるのが妥当な線だと思います。 アドリブについては、スケールが理解できているからできるというものではないでしょう。 アドリブのやり方としては、まったく何もない所からスケールを頼りにフレーズをつむぐことより、引き出しにあるフレーズを適切に引き出して演奏することの方が多いと思います。そういう意味では、いろいろなフレーズをたくさんコピーして引き出しに溜め込んでおくのが、効果的な練習になると思います。引き出しを頼りにするのであれば、そのカードは豊富に持っていた方が有利です。 また、アドリブの時は常に誰にも手をつけられていないフレーズを作り出さなければいけないということはなく、逆に常套句とも言えるような皆が手をつけたような定番フレーズを効果的に引っ張り出すことを求められる部分もあると思います。 ですので、アドリブをしたいのであれば、いきなりまっさらの新しいものだけでフレーズを作らなきゃと凝り固まるのではなく、様々なギタープレイをコピーしまくり、引き出しにその経験を蓄えることの方が効果的でしょう。音の作り方や演奏時の微妙なニュアンスなども含めて、細部に渡り綿密に既存の演奏をコピーしてみることをお勧めします。 スケールに関しては、単に音列として捉えようとしても、なかなか理解できないと思います。どこが重要なポイントになる音なのか(例えば、トニックは基盤となる音として特別な意味を持ちます)、それを押さえた見方をする必要はあるでしょう。 スケールを捉えたいのであれば、単にそれを分解して整列させた音の行列としてではなく、実際に演奏の中で使われているフレーズを引き合いに出し、それとスケールとを対比させることで、そのフレーズがどういったスケール上で展開しているのかを捉えるようにする方がわかりやすいと思います。既存のフレーズなどに関して、それらをスケール上で展開されているメロディーの実例として捉え、そこからスケールを垣間見るようにしてみるのも、やり方の一つだと思います。 なお、スケールを捉える上では、コードの仕組みや組み立て、コード進行における各コードの役割(トニックコード、サブドミナントコード、ドミナント7thコードなど)、コード進行におけるセオリーなどを前提として捉えておいた方が有利だと思います。アドリブがやりたいのであれば、スケールのことだけではなく、これらのコードやコード進行などのことについても的確に把握しておく必要があるとも思います。そういう意味では、スケールのことをいきなり理解しようとするより、コードの仕組みなどから基礎を固めるように知識を蓄えていく方が良いことも多いでしょう。迂遠に思えるかも知れませんが、コード理論の基礎から基礎を固めていくことについても、お勧めしておきます。 理論などに関することについては、教本を頼りにするのがやりやすいと思います。ギタリスト向けに書かれた理論中心の教本なども少なからず出ていますので、そうした書籍やムックをあたってみることをお勧めします。 どれを手にとって良いかわからないというのであれば、とにかく手にとって目を通してみて、読みやすいものを購入するのが良いでしょう。ハズレを弾くことを恐れて何も買わないで過ごすよりは、リスクを恐れずに一冊買ってみる方がずっと得るものがあると思いますよ。 いずれにしても、アドリブをしたいのであれば、それなりの経験の蓄積が不可欠だと思います。すぐに身につくというものでもないでしょう。じっくりと時間をかけるつもりで取り組むのが良いでしょう。 参考まで。 なお、蛇足になりますが、各スケールのギターの指板上の音程の配置については、そのスケールの構成音を取り出し、その音程があるポジションを追ってみることでも割り出すことが可能です。ギターの指板上の音程を表にして書き出し、また目的にスケールを構成する音名をすべてマークしてみれば、そのスケールの音程の、ギターの指板全体を捉えた時の配置図も容易に作れるはずです。興味があるのであれば、試してみてください。
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- HPLC
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添付したURLの「ルーツに戻る」のあたりは凄く参考になるかと思います。ブルース(3)位から実際のプレイも聞けますので。 まずはじめにブルースでペンタトニックのアドリブ練習するのが近道かと思いますし、ブルースで覚えた事はロックならほとんどの場合使えます。 ここで理論を展開してもスペースが足りませんので、ごく簡単に言いますが、あるブルースの曲のKeyがAだったらAマイナーペンタトニックを弾けばよいのです。とりあえず基本の形は「6弦5フレ、8フレ、5弦5フレ、7フレ、4弦5フレ、7フレ、3弦5フレ、7フレ、2弦5フレ、8フレ、1弦5フレ、8フレ」。ルートというのはKeyがAの時のA音です(6弦5フレ、4弦7フレ、1弦5フレ)・・だから曲のKeyがBだったらその形のまま1音高く移動(人差し指を6弦A→6弦B、2フレット分)すればよいだけ。これがギターの素晴らしい所。 もしその曲が転調(曲の途中でKeyが変わる)したとしても、転調したKeyの音=6弦のルート音・・の所に人差し指を持ってきて同じ形で弾けば良いだけ。 トニックはペンタトニックスケールの5つの音の事でとりあえずそれを弾いていれば音は外れない・・というぐらいに覚えとけば良い。(厳密に言うとブルーノートは外れているのだがここでは省略、ブルースではあえて使う) チョーキングポイントとかブルーノートポイントとかありますから自分で調べて使ってみてください。ブルーノートポイントは1/4音ぐらいの僅かなチョーキングで音程上昇させブルージーな雰囲気を出す部分です。 ちなみに一つのフレーズの作り方として、まずルート音(家)から始まって他の音へ出て行き(家出)最後にルート音(家)に帰るというフレーズをするとまとまったフレーズができます。つまりルート音から始まってルート音でおわる。慣れてきたら家出の時間を長くしてみたり。(ただしこればかりやるとワンパターンに陥ります) ちなみにブルーススケールはマイナーペンタにメジャーペンタの音を加えたものです。ただ闇雲にブルーススケールを使ってもおかしくなると思います。まずマイナーペンタでアドリブのセンスを磨いてからメジャーペンタの音をちょこっと加えていったり、マイナーペンタからメジャーペンタへつなげていってまたマイナーペンタへ戻るとか・・そういう練習をしたり・・他のプレーヤーのコピー等して色々研究したほうが良いかと思います。クラプトンあたりはマイナーペンタ、メジャーペンタ、ブルーノートの使い方、融合具合がセンス良いです。ブルーススケールの使い方だとBBキング辺りをおすすめ。 ちなみに私の場合はあくまでもマイナーペンタ主体で、時折メジャーペンタにちょこっと移ってまたマイナーペンタに戻るとか、メジャーペンタを弾いている時に、半音チョーキングしてマイナーペンタの音にしたり、メジャーペンタの音を弾いた直後にブルーノートを弾いたり(マイナーペンタでブルーノートを弾くより、こちらの弾き方のほうがブルーノートが冴える感じがします。)します。 とりあえず参考まで。