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解決済み

「ペーパームーン」のことで

  • 暇なときにでも
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お礼率 62% (563/895)

NHK の教育テレビで「ペーパームーン」をやってましたね。
これまでこの映画は見たことがなくて、今回のテレビでも ”ながら”で見ていたもので、
ポイントがあまり良く分らないで終わってしまったんですが、
 ・ 演じているのは、確か実際の親子でしたよね?
 ・ 映画の中でも、親子かどうかというやり取り場面がありましたが、
  この辺はどんな風に読み取っておけばいいんでしょうか?
 ・ 題名の「ペーパームーン」については、どんな意味合いがあるんでしょうか?
   最後の場面で、アディが三日月の図柄をくりぬいた背景といっしょに写っている写真が
  出てきたのは見ましたが。
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質問者が選んだベストアンサー

  • 回答No.3
レベル11

ベストアンサー率 40% (115/284)

「ペーパー・ムーン」の監督ピーター・ボグダノヴィッチは次のように言っています。
「この映画は、初めはお互いに利用しあい、最後にはお互いを必要としあうようになる二人の人間についての話である。大恐慌時代におけるこの二人の関係は、基本的にはお互いに〔特にモーゼの側からすれば〕冷笑的な人間関係であり、もう一方の側というのはたった九歳の子供である。モーゼは、心の狭い、欲ばりで、お金にきたない、いい加減な御都合主義者であるが、しかしこの人物の魅力はこれらの彼の短所にあるのだ」
「『ペーパー・ムーン』に対する私の感情の動きは、この二人の主役によって示される基本的態度を、感傷的にしたり、甘ったるくすることなく、最初から、かなり冷酷な話として作ることであった。九歳の少女アディ・プレイにとって最悪のことは、モーゼと一緒にいて、そして彼を愛してしまったことである。一方、モーゼがアディを愛しているかどうかは全くわからない。映画の最後において彼がアディを愛していたか、私は疑わしいと思う。今まで誰とも親しい関係を持ったことがない彼だから、アディがいなくなった時には空虚感は感じただろう。モーゼは人間関係を気づまりに感じるタイプの男で、話し好きでもなく、自分の感情や気持ちはあるだろうが、他人に対しても自分に対しても正直になれないモーゼは、人をだましている時だけ、気分がよくなるのである」
 「ペーパー・ムーン」とは、映画の中の歌にあるように、紙で作ったお月さまでも、信じる心があれば、それは本当のお月さまになるという意味を持っています。この歌自体はちょっとセンチメンタルな内容かもしれませんが、ボグダノヴィッチはそれを「冷酷な話として作」ろうとした、そこに大きな意味があったと思われます。顎のところが似ているね、などと言われながら、モーゼとアディは旅をしていきますが、彼らはニセの親子で、親子に成り済ますことによって、聖書を押し売りするという二重に罪作りなことをしているわけです。結局、この二人の旅は続いていくことで、ラストを迎えますが、実際の親子であるかどうかは判らず、相変わらずいい加減な商売を続けていく可能性も十分に残されています。偽物であっても信じ続ければ、やがて本物になるという、歌で言ってしまえば、かなり甘ったるい人生観が、偽物か本物か判らない親子のような関係でも、一緒に生きていくことによって、何らかの感情が生まれ、やがて救済もあるかもしれないというところに映画では落ちていくのだろうと思います。
 モーゼを演じているのは「ある愛の詩」のライアン・オニール、アディを演じているのは娘のテータム・オニールです。テータム・オニールは天才的な子役ぶりを発揮してこの作品でアカデミー助演女優賞をとりましたが、ライアン・オニールも大変うまいと思います。終始不機嫌な顔をして受け身の芝居なので、印象的には損をしていると感じます。とてもいい映画です。私は公開当時に劇場で観ましたが、それ以来テレビで放映されたという記憶がありません。この前の放送が或いは初めてかもしれません。
お礼コメント
mayapapa

お礼率 62% (563/895)

大変詳しい解説をほんとうにありがとうございました。
質問でも触れましたように、この映画を見たのはテレビ放映が初めてで、特にスタートの部分で、アディがなぜモーゼのおば(?)に預けられるような話になったのかなどはあまり良く見ていなかったもので、二人の関係についての設定やストーリーを追うのに骨が折れました。

アディを始めとして各配役もそれぞれ名優ですし、おっしゃるようにいい映画だと思います。
ビデオ等が見付かれば、改めて鑑賞してみたいとも思っています。
投稿日時 - 2000-12-28 22:08:18
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その他の回答 (全2件)

  • 回答No.1

この映画のタイトル「ペーパー・ムーン」は、アメリカの古いポピュラーソング、"It's Only A Paper Moon"からきています。それはただのダンボール紙で出来た月かもしれないけれど、君がそれを信じるならただの見せ掛けじゃなくなるんだよ、という歌い出しのこの曲は、向こうでは誰でも知っている曲です。歌の中身は「紙の月」のことだけじゃなく、他のことにも触れていますが、「信じること」「愛すること」が偽者を本物に変えるんだよ、というテーマの象徴として、この映画ではあの写真が使われる訳です。そう考えると、映画の中のこの2人の設定が、親子なのかどうかについても、自ずから分かりますよね。
お礼コメント
mayapapa

お礼率 62% (563/895)

映画の題名の由来が良く分りました。
ありがとうございます。
投稿日時 - 2000-12-28 22:16:49


  • 回答No.2
レベル11

ベストアンサー率 23% (123/534)

これって、20年以上前の映画ですよね。

確かに二人は実の父子で、ライアン・オニール(父)とテイタイム・オニール(娘)です。
テイタイム・オニールはその後女優を少しやっていましたが、テニスのマッケンロー婦人になりました。

ペーパームーンの詳しいサイトがありました。
お礼コメント
mayapapa

お礼率 62% (563/895)

教えていただいたサイトでは、スクリプトが紹介されているようで、時間のある時に見直したいと思います。
ありがとうございました。
投稿日時 - 2000-12-28 22:20:00
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