ルートカナルについて教えてください

質問

私はアメリカに住んでいます。
右の上の奥から２番目の歯が虫歯なのですが、しばらく痛みがなかったので放置していました。
しかし最近かなり痛み出し我慢できず近所の歯医者さんへ行きました。
レントゲンを撮り、診てもらったところ、いきなり治療するか抜くか聞かれました。
日本でそういう風に聞かれたことがないので一瞬戸惑ったのですが抜かずに済むなら抜かない方がいいだろうと思い、治療を選択しました。
そしたら、ルートカナルをしないといけないので専門のオフィスに行ってもらって、その後の処理(クラウン？）はここでできます。と言われました。
痛いのに応急処置も何もなく、市販のアスピリンでも飲んでおいてってかんじでした。
ルートカナルの方に予約の電話を入れたら１ヶ月以上先しか空いていませんでした。
それまで放置してアスピリンで痛みを抑え続けていいのでしょうか？
あと、治療費が保険がきいても自己負担７万円くらいかかりそうです。
もし日本で保険なしだとおいくらぐらいになるのでしょう？　日本でもルートカナルは専門の所に行かないといけないのでしょうか？
他の歯も診てもらいたいので金銭的なことも考えると日本に帰国した時に日本の歯医者さんで治してもらった方がいいのではないかと思い始めてします。
お手数ですがアドバイスをお願いします。

回答No.1

michael-m · ベストアンサー

米国は研修で30年ほど前に行っただけなので、最近の情報は人伝えですが…
　米国は細分化が進み過ぎて（と私は思います）治療は治療、冠は冠、義歯は義歯と多くが専門医だそうです。でも、日本ではほとんど細分化されておらず、分かれていても、難抜歯、矯正、小児歯科くらいです。また、これらについても決まった曜日に専門医が一般歯科の開業医の所に来て治療をするという医院もあります。分かれているのは大学病院の学内だけでしょう。

　予約については、日本でも混んでいる医院では１ヶ月待ちという所もあります。その中でも急性症状だけ抑えてくれる所、全く診てくれない所など様々です。
歯の病気は自然回復する事はなく、１ヶ月もおけば更に重篤な状態に進んでしまいます。そう考えると、評判の歯医者で１ヶ月待つよりは、普通の歯医者で即治療に入る方が歯の為にはいいと思うのですが…。

　ウチにもキャビン‐アテンダントの方がいらっしゃいますが、その方達によると「外国は高いし時間がかかるから、日本に来た時に治療する」との事でした。
確かに専門医を回るたびに待たせられるなら、日本では治療が終わっているかもしれません。

お礼

ご丁寧にお返事ありがとうございました。
日本とアメリカでは、システム自体が違うんですね。
もう一つだけお聞きしてもいいですか？
近所の普通の歯医者では、ルートカナルか抜歯しか方法がないのでそこでは治療できないと言われたんです。
ルートカナルできるのは、ここの町で２箇所だけだそうです。
日本の歯医者さんの場合でも大きい虫歯の場合、必ずルートカナルするんでしょうか？
日本では聞いたこともないし、以前日本でひどい虫歯を治療した時は、神経を抜いて削って差し歯か詰め物くらいだったので…。
ご面倒おかけして本当にすみません。

回答No.2

michael-m

ルートカナルは通常歯の根を表す単語です。根の治療にはrootcanal-preparationとか-Treatmentとか付くと思っていました。しかし、米国のサイトを見ると、幾つかはRoot-Canalだけで表しているところもあるようです。
　ルートカナル（根管治療＝根治）は神経が死んだ後に行われる根管処置で、抜髄と区別している場合もありますが、抜髄で神経を取った後の処置は「根治」とほぼ同じです。
　現在の日本では、大きな虫歯に対し…まず神経の保存療法を考えてみる。保存が不可能なら抜髄する。というのが主流です。既に神経が死んでいる歯も同様で、根の保存と冠を被せた後の維持が可能かどうかを先ず考えます。
　抜歯は本当に最後の手段で、抜歯を選択肢にいれるのは、保存療法の成功率が20％以下の可能性しかない場合に限ってでしょう。
　ただ、最近の日本では冠を被せた後、２年間は無料で（抜歯後の義歯を含めて）治療のやり直しをしなければなりません。そのため抜歯を考慮に入れる境界線は次第に下がってきていると思います。

　昔、友人から「米国では訴訟が多すぎるので、保存して再発する事を恐れて抜歯してしまう事が多い」と聞いた事があります。
　また日本の一部の歯医者が「神経を取るなんて前時代的だ。米国では神経は取らない」と主張し、見学に訪れた事があります。この裏話に「メンバーの一人が途中で歯が痛み、さっそく最新治療の実験台になってお願いしたら、全身麻酔で、眼が覚めたら全ての歯を抜かれていた」という笑い話があります。
　これが大げさなのかどうかは判りませんが『診察段階で抜歯が選択肢にあるのは米国らしい』と感じます。たぶん再発のリスクを自分で負うかどうかという事なのでしょう。

参考URL：

http://otanukisan.chiether.net/

お礼

またのご回答本当にどうもありがとうございました!!
自分で調べてわからなかったことをいろいろおしえていただいてものすごく助かりました。
歯のことに限らず日本の感覚をいつまでも持っていてはいけないのだとあらためて認識しました。
私の為に貴重なお時間をいただきましたこと感謝申し上げます。