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真空管アンプは音が良いと、よく言われますが、なぜでしょうか?
音がCDのようにはっきりメリハリがついているのではなく、やわらかい感じに聴こえるのでしょうか? クラシックやジャズでは、このアンプにこだわる人が多い(?)ようですが、ロックやポップス、フュージョンなどにも当てはまるのでしょうか?? 電子楽器(キーボードやシンセサイザーなど)、エレキギターなどを使っている曲はやはり、CDの方が良い?のでしょうか? 実際に使っている方がいらっしゃったら、おききしたいのですが・・。
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こんにちは。#6です。 補足拝見いたしました。 > 音が真空管の中を通る?のでしょうか? > それても、回路の一部?のような役目をしているのでしょうか? CDやレコードなどから拾い上げた信号を,スピーカを振動させるだけのパワーを持ったものへと増幅させるのが真空管(や半導体)の主な仕事です。 真空管は電子部品ですので,真空管の中を通っているのは「音」ではありません(通っているのは「電子」です)。 が,その電子の動きはスピーカを動かす元になる信号なのですし,この信号が音声に変わるのは,最後の最後,スピーカの部分ですので,実際には音そのものが通るわけではないにせよ,イメージとしては,「音が通る」でも構わないと思いますよ。 「半導体では音(電子)は泥(個体)の中でもがき,真空管では空(真空)を抜ける」 なんて表現をされると,ついつい買ってしまいそうになりますね(笑) *今回は感覚的でごめんなさい。
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これは、大昔によく言われていました。 昔のトランジスタアンプは現在よりもひずみが多く、ある一定の音量を超えると真空管のほうがひずみが少ないものでした。 現在ではトランジスタアンプも昔よりひずみが減り、真空管に比べても少ない結果となっていますが、それゆえに「硬い音」というイメージも出ているようです。 一方真空管はじわじわとひずむ傾向にあるため、「柔らかい音」というイメージもあるようです。
お礼
どうも詳しくご説明ありがとうございました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<)
半導体式のアンプが出始めたころ、今ほど完成度が高くありませんでした、しかし真空管式のアンプはすでにほぼ完成の域に達していたので、真空管の方が良い音であるという評価がその時点で出来上がりました。 その後半導体式アンプも回路形式や半導体その物の進化により音質は飛躍的に良くなり、半導体、真空管と言うかとでの優劣は現在つけられないと思います。 後は個々のアンプの音質に対する好みの問題だと思います。
お礼
どうも詳しくご説明ありがとうございました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<)
補足
ありがとうございます。 素人なので、よくわからないのですが、 音が真空管の中を通る?のでしょうか? それても、回路の一部?のような役目をしているのでしょうか?
- Ta595
- ベストアンサー率57% (525/911)
こんにちは。 実際に使用はしていなくて,試聴程度の経験しかありませんが,よろしいでしょうか。 使用感については経験者の方の回答もあるようですので,理屈のところを分かる範囲で。 真空管アンプと半導体アンプの違いは, 1.真空管は半導体に比べ歪(ひずみ)が多いが,それは主に偶数次のものである 2.真空管アンプにあって半導体アンプには(基本的に)ない,「出力トランス」という部品の特性が音に影響する 3.真空管アンプは微小な信号や急激な信号の変化に対する応答特性がよい などである,と言われています。本当にそうなのかどうか,自信はありませんが。 以下,それぞれについて若干の説明を。 1.歪 いわゆる「真空管の音」というイメージには,この特性が大きく影響しているように思います。真空管の種類や増幅方式によっては関係ない場合もありますが。 偶数次の歪(高調波)を含んだ音は,人間には,むしろ艶やかで自然な音色として感じられるという説があります。このため,歪そのものは半導体よりも真空管の方がかなり大きくても,聴感上はより自然に聴こえる,という事はあるようです。 もともと,偶数次の高調波は,生音を聴かせる楽器(声も含む)には自然に含まれているものですので(倍音,といいます),偶数次歪は録音・再生の過程で失われたものを擬似的に補間する効果を持っている,という事なのかもしれませんね。 直熱式・三極管・シングルエンド,といった方式による真空管アンプは,この効果をあてにしている場合が多いように思います。一方,多極管,プッシュプル,などという場合は,ここはあまり関係ありません。 2.出力トランス #3さんがおっしゃっているのはこの事かもしれません。出力トランスという部品は,高域がなだらかに減衰する特性を持っていて,例外はあると思いますが,一般的には,よく言えば柔らかくなめらかに,悪く言えばなまった・くもった音になる傾向があります。 なお,半導体アンプにもトランス搭載モデルはありますし,半導体アンプやCDの音をアナログレコードや真空管アンプのような音質に改善?するアイテムとして売られているトランスもあるようです(効果のほどは試していないのでノーコメントです)。 3.応答特性 正直に申し上げて,どういう理由でそうなるのかは私もよく分かっていません。 しかし,この点に着目して,最近は,音(聴感)と性能(測定値)の両立を目指した真空管アンプもあるようですので,間違いではないのでしょう,たぶん(笑) --- 聴感については,良し悪しというよりは,好みに合うか合わないかの問題だと思います。 他の方もおっしゃっているように,真空管アンプでロックやフュージョンを聴くのも,全然悪い事ではないと思いますよ(笑)
お礼
とても詳しい、説明ありがとうございます。 ちょっと、難しい部分もありましたが、 参考になるところも多かったです。
補足
詳しいご説明 ありがとうございます。 素人なので、よくわからないのですが、 音が真空管の中を通る?のでしょうか? それても、回路の一部?のような役目をしているのでしょうか?
- nona813
- ベストアンサー率44% (244/554)
真空管パワーアンプ3台所有しています。 同じく真空管プリアンプも使用してます。 >音がCDのようにはっきりメリハリがついているのではなく、やわらかい感じに聴こえるのでしょうか? 出力管により音の傾向が違います。 私有しているパワーアンプは、300Bシングル・845シングル・211シングルの3台です。(シングルとはRLチャンネル各1本の出力管を使用) 300B→中域から低域にかけての音に厚みがあります。 845→中域から高域にかけての伸びがあり真空管アンプとしては、繊細さもありクラッシック向きと表現されます。 211(VT-4-C)→高域の伸びと中域のぶあつさもあり一般的に845よりはJAZZ向きとも表現されます。 その他、KT88という真空管アンプを私有していたこともありますが、パワーがある音でメリハリのある音という感じでロック向きとも表現されます。 一言でいってしまえば、そんな音の傾向があります。 (単純に音の傾向をイメージしただけで適切でないかもしれません) ということで、真空管アンプと言っても真空管の種類によって音の傾向は違います。よく真空管アンプは「暖かい音」「やわらかい音」と表現されますが、真空管によってはやわらかい音を出す玉(EL34など)もあります。 トランジスタアンプと比較しての感想は、 トランジスタの音は全般的に「繊細」「きれい」という音をイメージしますが、悪く言えば「音がうすぺらい」印象はあります。 真空管アンプは、「余韻がある音」「空気感がある音」という感じがあります。 真空管アンプは、トランジスタと比較すると特性は劣りますが、特性がよければ音が良いということではいと思います。 人間は機械ではありませんから「特性値のみが良くても」それで「音が良い」とは感じないのでしょう。 ある種の歪みがかかった音の方が人間の耳には快く感じるようにできているのでしょうか。 また、音だけでなく「真空管アンプの見た感じ」視覚からの印象も魅力あるのでしょうか。845という真空管は巨大な真空管で、夜間は電球くらいの光を放しますが音楽を聴きながら「酒」を飲みますがなんともいえません。 現在は、845で主に聴いていますが真空管によって音の違いを楽しむのもよいものです。たぶん一生使い続けることになりそうです。 >ロックやポップス、フュージョンなどにも当てはまるのでしょうか トランジスタも使用してきましたが、ロック・ポップス・フュージョンでもジャンルに関係なく真空管アンプでなければ味わえない音があるように感じます。
お礼
とても詳しくご説明どうもありがとうございました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<)
補足
詳しい ご説明 ありがとうございます。 素人なので、よくわからないのですが、 音が真空管の中を通る?のでしょうか? それても、回路の一部?のような役目をしているのでしょうか?
- kokusaiband
- ベストアンサー率15% (340/2172)
No.1です。 真空管だから音が柔らかいとは限りません。 5極管だと硬い音になります。 私は3極管の直熱管を使ってます。 ちなみにギターアンプの名機(フェンダー、マーシャルなど)は真空管を使ってます。 半導体アンプでは表現できない音が真空管では出ます。 素子の持っている特性でしょうね。
お礼
どうも詳しくご説明ありがとうございました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<)
- buchi-dog
- ベストアンサー率42% (757/1772)
私も、オーディオショップに自分のスピーカーを持ち込んで真空アンプ(新品)を試聴し、最新技術のアンプより「良い音」に聞こえることを体験しています。不思議ですよね。試聴したジャンルはクラシックです。 一つの説明として、「真空管アンプの方が帯域が狭くなる。ただし、プツンと切れるのではなく穏やかに高域と低域が減衰する。それによって、刺激のないまろやかな音に感じられる」ということがあるように思います。
お礼
どうも詳しくご説明ありがとうございました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<)
- yui_o
- ベストアンサー率38% (1217/3131)
真空管アンプは、考えられているように音が柔らかい感じになります。 そのために、クラシックやジャズなど音の広がりを求めるようなジャンルには最適です。 しかし、ロックやポップスなどかっちりとした音を求めるようなジャンルでは、音が篭ってしまった様に感じられるかもしれません。 個人的な考えですが、 クラシックやジャズなどは真空管アンプで ロックやポップスは電子アンプで 聞いたほうがそれぞれの利点をうまく引き出せるように感じます。
お礼
どうも詳しくご説明ありがとうございました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<) <ロックやポップスなどかっちりとした音を求めるようなジャンルでは、音が篭ってしまった様に感じられるかもしれません。 ← 確かにそうかもしれません、特に私は、80年代のロックポップスやフュージョンが好きなので、電子楽器やエレキギターを使った曲が好きなので、 とても参考になりました。 ジャズや、クラシック好きな人はやはり、真空管派の方が多いのでしょうね。
- kokusaiband
- ベストアンサー率15% (340/2172)
自宅でCD聴くのに自作の真空管アンプを使ってます。 以前は既製品の半導体アンプや自作の半導体で聴いていました。 真空管にかえてから音が聴きやすくなりました。
お礼
どうも詳しくご説明ありがとうございました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<)
補足
ありがとうございます。 真空管にするとどうして音が聴きやすくなるのでしょうか? 素人にもわかるくらい音が良くなったとわかるくらいでしょうか?
お礼
よくわかりました。 理科系は苦手なもので・・・(>_<) どうも詳しくご説明ありがとうございました。