最近のアニメの動向について詳しく語れる方～

質問

アニメファンの大学生です。前々からアニメは良くテレビで何の気なしに見てましたが、今はDVDなどレンタルするのが日課です。最近はまったアニメはハウルの動く城、カウボーイ・ビバップ、花右京メイド隊、ケロロ軍曹です。割と広く浅く見てます。
さて、質問ですが、最近のアニメ動向について、その背景にある思想について、理論的かつ熱く語れる方いらっしゃいますか？是非皆様の含蓄あるご意見をお聞かせください。書き方は基本的に自由ですので、特に制約する気はないんですけど、できれば、
(1)全般について説明するのか、そうでなければどういうジャンルについて説明したいか
(2)どういう立場から説明したいか
を添えていただけると読みやすいかも。そして、
(3)将来のアニメの予測と同時に、ご自身の考えるアニメの理想的未来像
についてもお聞きしたいです。時間のある方ご教授願います。

回答No.4

mohohomo · ベストアンサー

(1)良くわかんないけど、たぶん全般？というか、見ないジャンル以外。
(2)一視聴者の立場から。
(3)最後にでも。

最近はWJ系などの漫画原作物の主力とも言えるあたりがイマイチ面白くないんですよ。
最後まで行かずにブツ切りで、俺たちの冒険はまだまだ続くんですよ。
あれは勘弁して欲しいですね。
本当に人気のある原作が少ないってことなんでしょうか。
黄金世代のドラゴンボールや聖闘士星矢は最終回の後まで作られてるというのに。
さすがにそこまではしなくても良いですが、これでは今の主力は逆に期待できませんね。
ワンピースくらいは最後までやるつもりかな？
ブツ切りにしても、もう少し感動できるラストを作れないものかと思います。
打ち切りになっても上手くまとめ上げたガンダムXあたりを見習って欲しいです。

ジブリもなんか最近パンチが足りないです。
ナウシカ、ラピュタが好きですが、ここまで面白いと思うものは最近はないです。
絵は綺麗になりましたが、キャラが立ってないという感じです。
とりあえずムスカみたいな奴見たいなあ。
ハウルはまだ見てないのだけども…
まあ、これも評判悪いしなあ…

深夜にやってる少しオタク向け？なやつは結構面白いのが多いと思うんですよ。
ハズレも結構多いですが。
漫画原作も多いのでブツ切りも多いわけですが、主力と違ってオリジナルやりながら原作が追いつくのを待ってみたり、人気がないからなのか原作が追いつかないからなのか知りませんが、俺たちの冒険が続いてみたりしないのが良いです。
最初から短めに作られているのが結構良くできてたりするんですよ。
だらだらしないのが良いんでしょうか？
でも深夜は時間気にしないからよく見逃してしまうので、ほとんどはDVD出てから見てます。

あと、最近の女オタク向けの美少年はもうちょっとなんとかならないものでしょうか？
大抵は3人とか5人とか出てくると思いますが、何人出しても個性がないんですよ。
なんかパターンがあって、みんな同じような感じなのでため息出ます。

将来のアニメ予測は全般には無理ですが、解りにくい作品が一部に人気出るような気がします。
独自の世界観を持ったSFはハマる人はハマるでしょう。
私は最近（エヴァの後、ΖガンダムTV版見てから）ちょっとこういうのに疲れ気味なので気楽に面白い方が見やすいですが、少し前までは結構ハマってました。
さすがに納得いかないラスト2連は堪えますが。

理想的未来像なんて特にないですけど、今はぶっ飛んだ感じの熱いロボット物が見たいですね。
ただし、単純に子供向けではなく大人でも見られる物。
最近こういうのはないですよね。
まず挙がるのはGガンダムですよね。
あれはぶっ飛んでるのに感動できます。
最近見たトップをねらえ！も最高でしたね。
必殺技が稲妻キックｗだったりするのに格好良すぎです。
こういうのがもっと見たいです。

お礼

もう何か私の言いたかったのだろうことを全て代弁してくださってます。(すごい!)ジブリもJUMPも最近かげりが見え見えです。アニメ製作のかたがたには原作原理よりその日その日に、見て楽しかった、今日も生きてる意味があった、と思えるような作品作りをして頂きたいものです。
そして『燃え』の復活と、GガンダムのDVD化を切に願います(笑)。
お礼遅れて失礼いたしました。アニメ魂が見えた感じがしました、ありがとうございましたっっ！！

回答No.3

Jaldabaoth

(1)一応全般になるのかな…？
(2)元視聴者として

＜最近のアニメの動向＞
電車男や白石さんの例があるように、ネット上の文化が台頭してきています。
ネット(の一部)を席巻している『萌え』文化の、産業的価値に着目されている事も今のアニメを語る上では外せないでしょう。
昔は、低年齢視聴者をターゲット層とし、どちらかといえば視聴者の娯楽優先だったかと思います。
それに付随した商品展開も、せいぜいが文具や食品止まり。
しかし現在。アニメを産業とみなした場合、そのターゲット層は確実に青年層以上を想定されています。
といっても従来の『アニメ＝低年齢層』というイメージを払拭するのは難しいでしょう。
アニメ産業の成立の為には、潜在的なコアなアニメファン(巷説に曰くアニメオタク)以外の新規視聴者が必要となる訳です。
一般向けアニメではなく、ネット上で花開いた『萌え』という概念をアニメ産業に引き込み、所謂『萌え系アニメ』商戦を展開しているのが、その最たるものではないでしょうか。
他にも人気漫画のアニメ化も、結果的に見ると新規引き込みの思惑が少なからずあると思います。

産業的な成功をしたといえるアニメは、ガンダムとエヴァンゲリオンがその筆頭ではないでしょうか。
ガンプラは子供だけではなく、青年層以上の人達が買っていくのを良く見聞きします。凝ると、展示用と保存用に別々に買う人もいるんだとか。
エヴァにしてみても、当時としては異例の『一般人』にまで熱烈なファンを生み出した作品です。
一説では経済効果は400億とも言われていますし、最近でもパチンコにエヴァが登場しています。
ただ残念ながら私は両者ともに知識が殆ど無く、殆どが伝聞によるものとなってしまうのが心苦しいですが。

PCゲームをオリジナルとして持つアニメも、今現在のアニメ市場を形作る一因となったと考えられます。
アニメへの出向の一番始めは…同級生なのかな？ちょっとあやふやですけどｗ
ですが今の流れの源流に一番近いものは、恐らくKANONでしょう。これの成功を機にPCゲームメーカーが、一般市場に参入してきたと思います。
一般転向させれば幅広い商品展開が可能です。これは同時にコレクター魂を揺さぶるものであり、結果、コミック・小説・キャラクターグッズなどを買いに走らせるものとなります。

さて、これとは別の流れ(分野)もあります。
宮崎駿監督作品やディズニー作品に代表されるアニメです。
…といってもディズニーは付随商品的に大成功を収めていますけど。
これらは家族で視聴できるアニメですね。家族向けアニメってやつです。
それとは別に青年層以上、もっと言えば大人向けのアニメもあります。
大友克洋監督のAKIRA、士郎正宗原作の攻殻機動隊などです。
両者とも元はコミックです。世界観や思想背景など、低年齢向けではない内容ですが。(正直今見てもきちんと理解できるか不安です)
これらのアニメはエヴァのような爆発力は見られなかったものの、コアなファン層を獲得しています。攻殻の方は第二期までアニメ化され、押井守監督の手で劇場版も作られています。
また、どちらかというと日本よりも海外で高い評価を受け、熱烈なファンを生み出す事も特徴の一つといえるかもしれません。

(3)自分なりに予測してみます
市場が飽和気味だったり、若干の失速感があるにせよ、まだまだ『萌え系アニメ』の乱発は続くかと思われます。
アニメ化されていないコミックもゲームも幾つもありますし。
上で挙げた家族向けアニメは、これに代わる枠が出るとは思えませんので、今後も安定して供給されるでしょう。
また、子供を対象としたアニメ(日曜朝など)も変わらないでしょう。
大人向けアニメも、コアなファン層を獲得している以上は存続していくはずです。
つまり、アニメの分類として家族・子供・大人の三枠は固定です。
その他の分類として『癒し』『脱力』『不条理系ギャグ』も、方向性は変わらずに続くと思います。
後は幾つかの亜種を残して変遷していくであろう流行りモノ枠(萌え系)ですね。
この枠には各時代で流行するものが入り、残滓を残し次の流行を呑み込んでいくでしょう。
次の流行は……何でしょうね？ｗ
日本昔話も復帰しましたし、懐古系でしょうか。若しくは世界系か。
エヴァやlainの様な独特の世界観というか空気を持ったアニメが流行るんじゃないでしょうかねぇ。
結論としましては、明確な分野として『家族向け』『子供向け』『大人向け』『流行りモノ』が現状よりも一層隔絶していき、間を埋めるように、若しくはそれぞれの特徴をタブらせたような『癒し』『脱力』『不条理系ギャグ』が立場を獲得。
後者3つは『流行モノ』や社会の風潮で色合いを変えるかもしれませんが、本質的な姿は変わらないと思います。

＜理想像(というか個人的希望)＞
Cowboy Bebopや攻殻(両者とも含む劇場版)などの格好良いアニメに光を当てて欲しいなぁ、と。
最近やっと見たんですが、プラネテスみたいにラストの纏まり方が綺麗なものとかも。(あれは私のベスト3に入りました)

以上、長々と駄文失礼しました。

お礼

いえいえ。これぐらい熱く語っていただける方を探しておりました。
真剣なご回答ありがとうございます！！<(vv)>ペコリ
アニメの低年齢層と言う印象は未だに一般の方には濃厚に存在していますね。確かに昔は大人が見るようなものと言う感じではなかったでしょうが、最近は映画にも勝る圧倒的なリアル感をかもし出した背景や世界観、それだけでも眼を見張るものだし(最近見たのならスチームボーイとかすごかったですけどね)、シナリオも高度な思想を展開する作品が増えてます(甲殻機動隊とか)。少なくとも最近(個人的な見解では)あまりさえてこない、通常の映画やテレビのドラマ作品と比べるとずっと勢いがあると思うんですが。でも追々、こう言った先入観も払拭されていくものだ、と私は思ってます。アニメのほうが普通の映像よりも表現にバリエーションがありますから。
後格好いいアニメって言うのも最近少ないですよね。エヴァンゲリオン辺りからなのかは良くわかりませんけど、最近アニメが現実に即し始めているような気がします。せっかくアニメなのですからもっと幻想感をかもし出してもいいんじゃないかと思いました。最近の流行は萌えで、まぁこれも嫌いじゃないんですが、その手前に隆盛を極めた「燃え」の精神をもう一度復興してほしいです。
プラネテスのようにシナリオの主張が一貫しているタイプのアニメも良いですね。エヴァなんかもこの部類に、僕は入るんじゃないかと思っているんですが、どうでしょうかね。テレビのアニメは漫画は続いてるのに途中で終わってしまったりとか、ずるずる続いて話の一貫性がほつれてしまったりとかしますが、きちんとまとまっているとやっぱり見た目にもすっきりするし、そのアニメの印象もきちんと決まりやすいので、こっちのほうが後々関連グッズを売ったりする時も長続きしやすいんじゃないかと思うのですが。
まだまだ返答したいこといっぱいあるのですが、この辺にしておきます。非常にきれいに文章がまとまっており、意見も納得できるものばかりでした。楽しく読ませていただきました。
最後に繰り返しになりますが、真剣なご回答大変ありがとうございました。非常に参考になりました。それではっ。

回答No.2

looktoko

おはようございます、ボー助さん。この間は、笑わせてくれて、ありがとう・・・ルパンの時ですよ。

アニメの動向について、詳しくは語れないけれど、私もアニメ好きなので、少々言わせてください。アニメは好きで、一時期は声優を目指していたほどです。その影響で、息子は多少おたく気味です。

今のアニメってみていて、ゲームっぽいなって感じることがあります。まあ、実際ゲームがアニメになったり、アニメがゲームになるけれど。

私が子供の頃みたアニメは、夢がありました。今みたいに、なんでも発達している時代じゃなかったので、きっと、夢、冒険というようなアニメが多かったのだと思います。ホント、子供にワクワクさせるあたたかいものがあったけど、今のアニメは娯楽ですね。

ドラゴンボールは大好きなのですが、これが、はやってから戦闘ものが増えた感じがします。

宮崎アニメは、子供も大人も楽しめて、いい作品が多いと思います。

ボー助さんの質問(1)(2)(3)には、ちょっと難しくて答えることができませんが、私は、アニメは子供たちに、夢を与え、心の中にあたたかいものが残るものが理想です。

お礼

どうもです、looktokoさん！この前はアンケートにご回答いただきありがとうございます。僕も楽しい夢のあるお話が一番好きです。最近のアニメはどちらかと言うと現実の苦しみを描写していたり(エヴァとかですね)、逆に現実の中の幸せなどを語っている(あず漫画大王など)アニメも増えてきましたが、昔のような別世界のファンタジー(もちろんドラゴンボール…特に初期ですね、今はONEPIECEでしょうか。)が一番いいなぁ、って私も思いますね。晴れた青空を飛んだりするシーンは、やっぱり見てて気持ちいいですからね。心が自分の中からすっ飛んでいくような感覚がすっきりしてなんともいえません。そういうアニメがまた出てこないかな、と私も感じます。
後ゲームっぽいと言うのは、おそらくあまりにも戦闘シーンや筆者の主張を描く部分が多くなりすぎたせいなんじゃないかな、と思います。人間の思考や意図が垣間見えてしまうせいなんじゃないかな～と。昔はそこまで厳密に書かないで、単純に気楽に、一番見たいものを描いていたと思うんで、そういう所をこれからはアニメ関係者の方には研究してほしいですね。洗練・主張派の芥川龍之介から自由・幻想派の宮沢賢治に一度回帰すべきなのかも。
どうもご回答ありがとうございました！また似た質問をすると思うので、その時はお願いします！

回答No.1

大明神（@bathbadya）

あまり詳しくないし、的外れな回答になるかも知れませんが・・・

最近の動向として、「儲かる商売」と認識され、力の入った（金のかかった）作品が多いと感じます。

セルにしても背景が、固定と動画があるけど、差が目立たないほどに作られていますね。以前は背景が変わるとその差に違和感を感じたけど・・・

アニメは映画などの実写系と違って何でも有りの世界なんですが、ランダムに動くものは苦手なようです。最近のPC技術等を見ると、そのうちPCで自動作成した背景なんかも出てくるのかな？

お礼

すばやくアンケートに一番乗りいただきありがとうございます！
儲かる商売って言うイメージは確かにありますよね…。すぐに漫画やゲームをはじめとしてさまざまな商品がすぐ売り出されますし。僕としてはゲームはゲームアニメはアニメで進んだほうが面白い作品が出てきていいと思うんですけど、その辺はあわただしい世の中なので、まぁしょうがないかなと。最近は本当に現実世界も顔負けの細かい背景がありますよね。書いてる人目悪くならないんだろうかと言うぐらいの線密さがすごいです。
僕は昔の多少手抜いてるアニメも、独特の良さを持っていると思うんですけど。最近は見なくなっちゃったなぁ。
まだまだパソコンの可能性は広がる余地あると思います。まだテレビのアニメとかではかくかくした動きが多いですから、その辺をもっと滑らかに動かせるようになるといいですよね。
どうもありがとうございました！