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ギターリペア、クラフトの専門学校について

すいません、このカテゴリーに質問することなのかわからないですが・・ いま大学3年なのですが、そろそろ来年の就職活動やらのことを考えてちょっと悩んでいます。。僕は昔からエレクトーンが好きで最近はギターも大好きして、あと近所の個人の楽器屋さんの雰囲気を見ていて、僕も楽器屋をやりたいと思うようになってきました。楽器屋さんに就職するのではなくて、できれば自分で店をやりたいのです。でも僕は楽器についての知識がほとんどないですし、当然リペアなんてできません。 そこでネットで色々調べてみると、ギタークラフトやリペアの専門学校なんかがあるみたいで、そこへの入学なんかも考えています。 で、そういう専門学校に通っている(いた)人がもしいらっしゃれば、感想や卒業後のことなどについて色々教えていただきたいのです。木材を加工するなんて中学の技術の時間以来なので、そんな僕でもやれることなのかどうかも不安です。。やる気はありますよ! なんでもいいのでよろしくお願いします。

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  • ichi-pei
  • ベストアンサー率45% (317/702)
回答No.13

どの程度の役に立つかはともかく、あれこれ書きましたが、私なりにこれからのgedo-syosaさんに期待したい事を考えてみました。 まず道具の仕立てですが、下の回答のURLでもいくつかの本を紹介していますし、少なくともこれと同じような本は他にもあるはずですから、ぜひ読んで頂きたいと思います。もちろん経験を積んだプロから話しを聞ければそれに超した事はありません、が、モノを作るプロは必ずしも説明上手とは限りません。はじめの基本的かつ理論的な事を系統立てて知るには、時間を掛けてまとめられた本から情報を掴んでおいた方が得策と思います。もちろん「現場百回」とか「実践あるのみ」の考え方もあるでしょうが、それはかなりの時間と労力を払うことを意味します。 よい仕事をするには、よい道具が欠かせません。言い方を変えれば、仕事の出来は道具の善し悪しで決まる、と言っても過言ではないと私は思います。また丁寧に仕立てた道具を持っていれば、粗末に扱うことは無くなり、作業台に置く場所にも気を配るはずで、それは同時に怪我や事故を少なくすることを意味します。 また道具というものは、買った状態がベストとは言えないので、自分の使い道に合わせて工夫することも大切ですし、さらに発展して自分だけの道具を考えて作れることになるはずです。 前にも少し触れましたが、他の産業へ関心を持った方が有利です。ギターのリペアをやっていると、実にいろいろな問題が生じます。もちろん人によって解決の方法もさまざまですが、他の産業で使われる技術も知っていると、諦めかけていた問題を切り抜ける切っ掛けになることがありますし、さらにもっと効率のよい仕事が出来るはずです。 私がギターのリペアで問題に思っているひとつは、作業に時間が掛かるという事です。もちろんある程度は必要なのですが、たとえばフレットの擦り合わせから仕上げにしても、もっと早く仕上げるための機材が導入できれば、今の平均的な工賃よりも少しは安く、しかも納期が短くなることで、それまで費用的にリペア(メンテナンス)に消極的だった人々が良いサービスを受けられると思うのです。 結局のところ商売として成り立って行くには、何を置いてもまず「お客さんに喜ばれるサービス」が提供できなければなりません。日本ではサービスというと何かの「おまけ」に思われがちですが、実はそうではなく、お金を頂いた上での「おもてなし」なのですから、ギターの事に限らず、あなた自身の生活で、いろいろな人から受けている数多くのサービスや、その成り立ち方を研究されれば、自ずと答えは見つかるはずですし、そもそも常識というのはそんな中から編み出された「生活の知恵」ではないでしょうか? 将来についていろいろ不安はあると思いますが、その時々に必要なテーマを見据え、ひとつひとつ着実に自分のものにする意思を持つことが大切だと私は思いますし、おそらくそれ以外の早道は無いでしょう。

gedo-syosa
質問者

お礼

本当にどうもありがとうございます。ichi-peiさんの回答からはいつもプロフェッショナルなものを感じます。僕もどんな分野に進んでも、ichi-peiさんのようなプロになれるようにがんばります。 まだ親とも相談しなければならないのでわかりませんが、きっと専門学校行きます。せっかくやりたいことが見つかったんだし一生懸命やってみますね。

その他の回答 (12)

  • ichi-pei
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回答No.12

> 楽器業界に進まなかった理由など、聞かせていただけないでしょうか? 簡単に言えば、たまたま在学中に他にやってみたい仕事に出会ってしまったからですが、前に述べたように工作技能を活かすだけでなく、同時にたいへん良い社会勉強になりました。 社会勉強といいますと、非常に失礼ではありますが楽器業界に居る人達の中には、社会一般の常識を知るチャンスを逃してしまった人が少なくないようで、私はそれを大変残念に思うことがあります。 あまり常識にこだわる訳でもありません、が、結局のところ常識から外れた感覚のままでは、社会において様々な人と良い関係を築くチャンスを逃してしまうことになると思います。(楽器業界を批判する意図はありません。念のため) そんな所も、ちょっと頭に置いて頂ければと思います。 木工については、ちょっと参考URLでも見てみて下さい。

参考URL:
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/r-mymt/kouza.html
gedo-syosa
質問者

お礼

お答えどうもありがとうございます。参考URLもありがとうございます。常識ですか・・・僕も常識的な感覚がない方なので、これから気をつけていきたいと思います。

  • ichi-pei
  • ベストアンサー率45% (317/702)
回答No.11

> とても真面目に楽器製作の勉強をしていたように感じるのですが、楽器業界には進まなかったのですか? そのように感じてもらえるなら嬉しいですね。 楽器の製作はたいへん魅力的な仕事ですが、たまたま自分が卒業後に選んだ進路は、一般的には楽器・音楽とは何の接点も見られない業界でした。よく周囲からは「そこまでやって何故???」という反応でしたが、学校で積んだ「工作技能」が相当に活用できたと思います。 たまたまギターの製作を通じて、色々な事を学べたわけで、これは他の分野でも応用が利くことが少なくないものです。ただ、こういう事は時間を掛けて説明しても所詮「モノを作らない人」には理解が難しいみたいですが・・・ また何か思い出したら書いてみます。

gedo-syosa
質問者

お礼

お答えどうもありがとうございます。もし差し支えなければ楽器業界に進まなかった理由など、聞かせていただけないでしょうか?しつこく質問してしまってすみません。。将来のことが不安で仕方なくて・・。

  • ichi-pei
  • ベストアンサー率45% (317/702)
回答No.10

>学校での製作で得た知識や技術はもちろんリペアにも活かされるんですよね? もちろんそれはそうでしょう。しかしながらどんな学校でも、そこで学んだことが全てではなく、これから多くの事を「実践して行くための助走」みたいなものじゃないかと私は思います。言い換えると、学校に行けば何とかしてもらえる、といった受け身ではなくて、学校に行って「自分は何をするか?」の問題でしょうね。 ところで木工具について。 私が通っていた時は一応、学校に刃物を研ぐための砥石が用意されていましたが、私はそこで自分の刃物を研ぐ事に危険を感じたので、自分専用の砥石を買い、すべて家に帰って研いでいました。それはなぜかと言うと、昔の諺に「砥石は女房にでも貸すな」というのがあって、そもそも他人と共用できるような性質のモノではないのです。 学校にあった砥石は、何人もの生徒がガシガシと力まかせに使った物ですから、見ただけでも凸凹になっていて、それを修正するための労力&時間はあまりにも惜しいものでした。ここでは細かい事まで触れませんが、2つの砥石を摺り合わせると、ほんの僅かな凸凹で動きに微妙な抵抗が出るもので、それが削り取られてスルスルの動きになった状態で、初めて刃物の研ぎに入れるのです。こんな事は自慢にもなりませんが、そういうレベルで刃物を使っていた仲間は見られませんでした。(道具を見ればすぐに分かることです) こういう事は建前では「基本中の基本」なのですが、人間というのは気持ちが先走ってしまうと、どうしてもそういう事を疎かにしてしまいがちです。しかし初めから「非常に難しいもの」と考えては、いつまで経っても真実に迫れないと思いますし、発想を変えれば世間のバカバカしい現実と違って、非常に数少ないピュアで純粋な世界?が発見できるはずです。少なくとも私の場合は、木工具の仕立てを通じて人生観が変わったと思います。 何だか観念めいた事を書き並べてしまいましたが、少なくともそういう体験をなさる事に損はないと思いますよ。

gedo-syosa
質問者

お礼

本当に親切に何度もありがとうございます。入学することになったら、本当に一生懸命やろうと思います。ところでこういうこと聞いちゃいけないのかもしれないんですけど、話を聞いているとichi-peiさんはとても真面目に楽器製作の勉強をしていたように感じるのですが、ichi-peiさんは楽器業界には進まなかったのですか?

回答No.9

また追加ですみません。 >>「想像していた仕事とは違った」「こんな筈じゃなかった」 >それは、会社の利益を上げることを思っていた以上に優先させなければならなかった、とかでしょうか。 多くの人は理想と現実とのギャップでそう感じるようです。 お客さんの楽器を直したいと思って小売店で勤めても 技術を全くさせてもらえず販売ばかりとか、 製造業に就職できて自らの理想の楽器を作ろうと思っても ラインの中の一工程を延々と繰り返すのみであったりとか、 だから現実の仕事内容はどういうものかということを 今のうちに業界の人に聞いておく事も大切かと思います。 現実を知った上で意欲が減らなければきっと夢の実現に一歩近づくのではないでしょうか。

gedo-syosa
質問者

お礼

楽器店や製造会社に就職しても、僕のしたいような仕事とは違うようですね。。やはり将来的には自分の店を持ちたいです。

回答No.8

>けどやはり木工技術は不安。。 とありますが 専門学校に実際入学する人で木工経験がある人なんて ほんの一握りですよ。(一つまみかも) ノコギリやカナヅチの使い方も知らない人ばかりですし、 ドライバーも満足に使えないなんて人もよく居ます。 その点ではほぼ全員が横並びからスタートなので あとは努力次第で身に付きます。 実際に作業する時なんかは刃物研ぎから覚えていきますから。 刃物の研ぎなんて普通の生活していたらみんな未経験ですよね? また、理学部に所属なさっているとのことで その点だけでも高校から直接入る方よりもリード出来ているかと思います。 前にも書いたように理系科目が出来るというのは 理解する上でかなり有利ですから。 また疑問点ありましたら何でも聞いて下さいね。

gedo-syosa
質問者

お礼

すこし不安が晴れてきました(単純ですみません・・)。ただ理学部と言っても全然勉強してないから、高校の理系科目の内容すら忘れつつありますが。。まぁ努力次第ですよね。

  • ichi-pei
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回答No.7

では当時の私が不便に思った事でも少しばかり。 当時の講義の中には「リペア」の時間が設けられていましたが、いま考えてみると時間的にひどく限られていて、少々お粗末な内容で終ってしまいました。そもそも課題作品を作るのが主ですから、これはこれで仕方がなかったものと思います。 やがて友人の楽器の修理を引き受けるようになって気が付いたのですが、実際のリペアで直面するさまざまな問題に比べれば、製作というのはずいぶん気楽なものです。 つまり製作の場合は、失敗したら修正なり作り直すなりの作業が簡単ですが、リペアというのは出来上がってしまった楽器に行うものですから、使う道具の用意や吟味とか、作業手順のひとつひとつが真剣勝負になる事が多いように思います。(それが魅力でもあるのですが・・・) 後でまた書きますね。

gedo-syosa
質問者

お礼

リペアについては、学校で学ぶことよりも卒業後の実践で身に付くことの方が多いのですか?学校での製作で得た知識や技術はもちろんリペアにも活かされるんですよね?何度も質問してしまってすみません。。

  • ichi-pei
  • ベストアンサー率45% (317/702)
回答No.6

No.5の続きです。 > 一緒に勉強していた人たちの中に、卒業して楽器屋さんをはじめた人はいなかったですか? いま本当に楽器屋をやっているのか知りませんが、少なくとも私より真面目に考えていた仲間は1人いましたね。 彼の場合は最初の1年だけ学校に来て、次に学校と関連のある卸業務の会社に勤め、楽器業界の流通を覚えてから田舎に帰って、自分の店を開きたいと言っていました。彼はギター製作はあまり得意でなかったようですが、目標は自分の店を持つことですから、これはこれで順当なアプローチかも知れません。 ちょっと話題が逸れますが、楽器業界の人と話をしてみると、あまりにも他の産業への関心が低いことにガッカリする事がしばしばあります。(中には鋭い人もいますが) まあ何の商売でも言えると思いますが、同業者との違いを明確に打ち出すには、他業種での経験もいろいろ役立つはずですし、世の中の流れを見極めるセンスも必要です。(私は・・・?)

gedo-syosa
質問者

お礼

何度もありがとうございます。僕もその人と同じような感じで考えています。クラフトはともかくリペアがしっかり出来るようにして、はじめは楽器の会社に就職して、楽器の安く仕入れることのできるルートとか、その他にもいろいろ覚えてから田舎でお店を持ちたいと思っています。その人が今どうしているのか気になりますね。 僕は世の中にはかなり疎いです。常識もないし教養もありません・・・。また不安材料が増えました・・。。

  • ichi-pei
  • ベストアンサー率45% (317/702)
回答No.5

No.2です。 >やめていかれた方の理由は何かご存知ですか? >勉強内容が難しいとか、でしょうか・・。 まあ専門学校系によくある傾向ですが、たまたまギターが好きだし、とりあえず地方から東京に来るための口実で入学しちゃった人は結構いたと思います。もちろん最初は休まずに実習するのですが、バイトの方が忙しく(面白く?)なると生活のコントロールが難しくなって、だんだん実習を休みがちになる訳です。たまに来ても他の仲間の製作が相当進んでいますから、ちょっと急いだ程度で間に合うものでもなく、道具の手入れが悪いから作業能率も上がらず、いずれ大失敗をするので、ますますモチベーションが下がる一方です。 人によって解釈の違いはあると思います、が、勉強内容が難しいとかいう問題よりも、結局は物事に対する基本的な興味や姿勢の問題ではないでしょうか? また後で書いてみます。

gedo-syosa
質問者

お礼

僕は大学入るのに浪人もしてますし卒業したら23歳です。今までダラダラ生きてきたけど、もう軽い気持ちで進路を選びたくはないので、もしクラフトの学校に入ることになったら本気で勉強します。で、絶対にいつか楽器屋になってやります。もし本当に進路をそっちに決めたら・・ですけど。。 あぁ、こんな僕にずっとモチベーションを保つことができるのだろうか・・・。

回答No.4

2回目の登場ですみません。 楽器業界の賃金は非常に低いです。 専門学校卒業直後の初任給が小売店で手取り12~13万というのが平均だと思います。 小売店ではかなり大手でないと大卒などの学歴は考慮されないようです。 将来の独立への強いモチベーションがあれば その給料で働きながら営業力や商品知識などを多く吸収していけるとは思いますが・・・ 私の周囲では多くの人が 30歳前後で楽器業界から離れていきます。 家庭を持つことをきっかけにという人が多いです。 また、商社やメーカーに就職した人は 小売店よりは多少高い(数万円程度)賃金がもらえるようです。 こちらは「想像していた仕事とは違った」「こんな筈じゃなかった」 というのが辞める理由として多い気がします。 夢を持てないような内容で申し訳ありませんが 現実も知っていただきたいと思いまして・・・ それでも貴方自身、チャレンジしたいと思えば その価値はあると思います。 最初に回答忘れていましたが 木工技術は意欲さえあれば今からでも身につきます。 数学と電気が得意だと更に早い向上が見込まれると思います。

gedo-syosa
質問者

お礼

2回もどうもありがとうございます。モチベーションはあるつもりですが、最近になって一気に出てきた思いなので、もしかしたらまた一気に冷めてしまうかも・・。そんな不安もあるし、現実的なこともあって、また両親の反対なんかもありそうですし、なかなか踏み切れません。。 >「想像していた仕事とは違った」「こんな筈じゃなかった」 それは、会社の利益を上げることを思っていた以上に優先させなければならなかった、とかでしょうか。僕もそういう仕事が嫌で、できれば最終的には自分の店を持ちたいと考えています。ですが、実際に楽器屋で安心して日常生活を送ることが出来るのかどうか・・・。 数学と電気はあまり得意でないですが、大学では理学部に所属しているので苦手ではないです・・・けどやはり木工技術は不安。。

回答No.3

既に回答されていることと重複する部分もありますが。 専門学校ですが 基本的には1年もしくは2年の間にギターを数本製作します。 (学校によって異なると思います) 製作することによってギターの理想的な状態や構造を学びます。 それと平行してリペアや回路について学びます。 卒業してからの進路ですが技術が直接活かせるような仕事に就ける人は殆ど居ません。 多いのは小売店での販売・営業や商社での調整・在庫管理です。 あとはメーカーに入る人も居ますが極少数です。 自分で店を開きたいとのことですが どんな店にしたいかという点を明確にされると目標となって良いのではないでしょうか。 技術を極めてオーダーメイドの楽器を作ってみるとか プレミアが付いたような楽器を仕入れて販売するとか。 どちらにしろ卒業してすぐに独立することは大変困難だと思います。 営業力・技術に優れていなければ成功出来ないでしょう。 別の方も仰っていますが かなり高いモチベーションが必要になる道です。 現実的なことも考えて進んでください。 近くに楽器店があれば 直接訪問して話を聞くのも一つの手段だと思います。 (営業の迷惑にならない程度にしておきましょう)

gedo-syosa
質問者

お礼

どうもありがとうございます。確かにすぐに独立することは難しそうですね・・。まずは既存の楽器店等への就職も考えたいと思います。

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