包茎手術で性感帯まで切り取ってしまい不感になってしまう失敗例はあるのか否か
- 『包茎手術』をたくさん行っているが、性感が阻害されたというクレームは一例も経験していない。
- 包皮を広範に渡って剥離するため、術後しばらくはペニスシャフトの皮膚知覚が衰えるが、時間経過と共に再構築される。
- 包皮小帯を切除しても性感は失われない。手技の未熟などの問題で癒着や肉芽形成が起こり、刺激の伝導が上手く起こらないことがあるかもしれない。
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『包茎手術で性感帯まで切り取ってしまい不感になってしまう失敗例』があるのか否か
回答欄を読んでいて気になったことがあったので質問します。回答者に専門家、経験者、一般人などでは限定はしませんが、ペニスの解剖および神経学的な知識をもった専門家のかたか、実際に手術を受けた方（経験者）か、相応に成書やサイトで下調べされた方に教えて欲しいのです。私自身も暇に明かせて色々みてはみましたが… 私は仕事で『包茎手術』をたくさん行っています。その数は軽く4桁を突破しています。そのなかで、性感が阻害されたというクレームはいまだ一例も経験していないのです。 例えば (1)手術後、包皮が失われたために一時的に過敏になってしまってそのために快感を味わえないというクレームはありましたが、色々なトレーニングの対象にはなりますが、解剖学上仕方がないことです。 (2)手術時、包皮を広範に渡って剥離しますので術後しばらくはペニスシャフトの皮膚知覚が衰えますが、末梢神経の知覚枝ですので時間経過と共に再構築されます。これについても術後６ヶ月以上のクレームは経験がありません（３ヶ月まではまだ不自然というのはあります。） (3)包皮小帯を切除することによって『性感』が失われるという記述を目にしますが、ここには皮膚知覚しか存在せず、圧レセプターは「白膜」にあることがわかっておりますので、この解剖学的な説明は理解に苦しみます。実際、手術時に白膜を傷つけることは『手技の未熟』以外にありえず私も今までに経験したことがないのです。この記述の根拠は？ 手術時の癒着や肉芽形成によって刺激の伝導が上手く起こらないというのは手技および吸収糸などの弊害としてあると思いますが、これ以外に本題のようなことがありえるのかどうか…教えてください。内容が内容なので気長に待っています。
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(3) の包皮小帯の件について思ったことをいくつか書きます。 私は手術を受けたことがあります。方式は冠状溝すぐそばで縫合するやり方 ですが、包皮小帯は迂回して１．５ｃｍ程度残されています。 私の場合裏スジで感じる正確な場所は、包皮小帯が薄い襞になっている 部分ではなく、亀頭より５ｍｍ位離れてから陰茎体に移行していく部分です。 ここは、例えば皮がたるんだ状態で紙片で軽く撫でる程度でも感じますが、 その程度の刺激が白膜まで届いているかは疑問です。つまり、実感としては 裏スジ性感の源は表皮の皮膚知覚のように思えてしまいます。 表皮に感覚神経が密集しているわけではない、という点だけで表皮の性感 を否定するのは不充分な気がします。背中や脇腹が性感帯だと言う人も いるように、通常の皮膚知覚さえあれば性感帯となっても不思議ではないと 思います。 また、手術により裏スジを切除した人が射精に障害を感じないとしても、 それが直ちに裏スジ性感を失っていないことを証明しているとは言えない でしょう。単に裏スジ性感は射精のために不可欠の性感ではなかった、と いう説明も成り立ってしまいます。 さらに、早漏を気にする人が多いですから、性感の一部を失ったとしても それが射精の障害につながらない限りはかえって喜ばれるかもしれません。 とまあ、いろいろ書きましたが、裏スジ性感が表皮と白膜のどちらあるかは 包皮小帯とその周辺を切除した人に直接聞くのが最も確かではないで しょうか。切除後も裏スジの性感が全く変わらなければ、白膜なのでしょう。 現段階では、包茎手術を受けたいという人に私がアドバイスするとしたら、 裏スジを残す方法を勧めますね。 ちなみに、私は包皮の内板をほとんど切除したわけですが、射精に何ら障害 はなく、性感にも特に不満はありません。しかし、昔を思い出してみると あの部分が残っていれば＋αの感覚があったのでは、と思うこともあります。
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補足
＞手術により裏スジを切除した人が射精に障害を感じないとしても、 それが直ちに裏スジ性感を失っていないことを証明しているとは言えない でしょう。単に裏スジ性感は射精のために不可欠の性感ではなかった、と いう説明も成り立ってしまいます・・・ この部分については、今後の術後の追跡に生かすよう考えてみたいと思います。