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ファゴットはなぜ上向きか
管楽器(クラリネット、サックスなど)は音が出る部分が下に付いていますが、ファゴットだけ上に付いているのはなぜですか。
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- A88No8
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こんにちは 下記は、Wikipediaのバスクラリネットの記述の引用です。 >バスクラリネットの起源に関して詳しいことは不明だが、1772年にパリのG.ロット(Gilles Lot)によって、あるいは1793年にドレスデンのH.グレンザー(Heinrich Grenser)によって発明されたとされている。このころの楽器は、形状がファゴットに近く、運指も現在のものとは異なり、音域も下に広かった。 フランス式クラリネットの流れをくむバスクラリネット(サクソフォーンの楽器職人サックスが開発)は、最低音が下第4間ミ♭(Low E♭付き)なんですけど、上記のバスーン型バスクラリネットは下第5間ド(Low C付き)まで音が有りました。 バスーン型は、長い管長を必要とする低音楽器を扱うのに半分に出来て指がなんとか届く楽器を作る上で都合が良かったのです。 クラリネットで申し訳ないですけど、バセットホルンというクラリネットがあります。 B♭管ソプラノより5度低いE♭管やF管のアルト音域の楽器になりますが、古典バセットホルンは指が届かないため、管体をホルンのように筒先を後ろに曲げて右手指で押さえられるように作っています(後年サックスのバスクラリネットに倣って現在のバスクラと同じような形になりました)。 つまりバスーンは、産業革命で金属が自由に使える時代になっても生まれた当時の形状を頑なに守り通してきた楽器を言えますm(__)m
- citytombi
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元々は軍楽隊向きに開発された楽器(ドイツ・ヘッケル式)で、音が広がるように上向きになっています。
- candymint1120
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ファゴットは楽器の先に細い金属の管が付いていますが、これはボーカルといって、先端にリードを付けて息を吹き込むパーツです。 ファゴットの内側の管はこのボーカルの付け根から下に向かって進み、一番下の金属パーツの中でUターンして、今度は一番上まで上がって行き穴が開いていて、ここから音が出ます。