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Illustratorのカーニング「自動」が無い?
つい先日、Illustratorをアップデートしましたが(23.1.1)、文字のカーニング表示が「メトリクス」「オプティカル」「和文等幅」の3種のみしか表示されません。「自動」ってありましたよね? どうして表示されないのでしょうか? それと実行してみるとどう見ても「メトリクス」と「和文等幅」の詰めが同じです。 これはよいのでしょうか?それとも私の使い方に問題あるのでしょうか?
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こんにちは、三たび回答です。 >アップデート対象からは外れるというのは、 >グラフィックボードをオリジナルから >交換したからということでしょうか? 逆です。 OS 14へのアップグレード対象ではなかったのですが、 グラフィックボード交換すればまだいけるという状況でした。 これはAppleのアップグレード情報、その他ブログ等で確認したものです。 >こちらの「まさについ先日のアップデート」の結果が23.1.1なのですが…。 >High Sierraなのが理由で23.1.1止まり?OSをアップしないと24にできない? これに関してはちょっとなんとも言えません。 Illustrator、Photoshopのアップデートは年に一度の頻度で行われている印象です。 最新版の名称には2020がついて、バージョンはIllustratorで24.0ですね。 23.x.xになったのはずいぶん前、というか2019という名称がついていますので、昨年以前のリリースですね。 最新版が23.1.1というだけのことで、何度かマイナーアップデートがありましたので、23.0.1とかそういうバージョンが存在していたはずです。 >マシンの許容量(?)とOS、ソフトのバージョン、 >これらが絡んで相性に良し悪し等が出てくるものなのでしょうか…。 可能性はあります。 最新版に近づけば近づくほどマシンスペックやメモリ搭載量、グラフィックボードの能力を必要とすることは、Illustratorに限った話ではありませんし。 Adobeによれば、フォントの搭載数はあからさまに影響するようです。 とくに使わない和文書体はこまめにOn/Offをするなどの工夫は必要かもしれませんね。 https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/kb/optimize-illustrator-performance-mac-os.html >私はWebで作成するというところまで至っていないのですが、 >なるほど、このような部分で気遣う作業が減るということに >なるということでしょうか。 むしろスペーシング調整ができないのでストレスがたまります。改行位置が指定できないストレスは、紙媒体をやっている人ほど強いです。ブラウザまかせの禁則処理は嫌なので、最悪の場合コピーそのものに手を入れることもあります。 AndroidとiPhoneの違い、Microsoft EdgeとInternet Explorerの表示や挙動の違い、Google Chromeとの違い、Mac版との違い、各マシンの画面サイズの違い、などを考えると、文字組みについて考えることを放棄せざるを得ない状況にあります。 文字ブロックを画像化して使うという手もありますが、現代のウェブの流れから逆行するものですので、できるかぎり使わないことが求められたりもします。 ウェブフォントのような「どの端末でも同じ文字が表示される」ような環境は助かりますが、逆にスペーシングのアラが気になり始めます。 ただ、コレはもう我々のような仕事をしている人間だけが気になることかもしれません。
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- LimeGreen5
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こんにちは、再び回答です。 >私がつい先日アップデートした後の表示は23.1.1なのですが…?(Mac) >もしかしたらそちらがウインドウズで、そのバージョンが24.0…? >まさかそんなことがありで…? わたしのマシンはMac Pro (Mid 2012)です。 グラフィックボードを交換し、Mac OS 10.14.6 (Mojabe) で使用しています。 先日のMac OS 10.15へのアップデート対象からは外れました。 そしてCreative Cloudは、まさについ先日メジャーアップデートがかかりまして、Illustrator CC 2020 (ver 24.0) のアップデートできるようになっています。 わたしのマシンとver 24.0の相性は、挙動を見ているかぎりあんまり良くなさそうな雰囲気で、しばらくver 23.1.1で使い続けるような感じになりそうです。 そして、わたしのマシン上では、ver 23.1.1は「自動」の表記でしたが、ver 24.0で「メトリクス」になっています。 >アドビからアップデートの際にここが変わった等の >お知らせというのは、特に無いのでしょうか? >バージョンごとに、ここが変更している等の一覧を示す等は >開発会社からユーザーへの基本サービスではないかと思うのですが…。 Photoshop 2.5の頃からAdobeユーザーですが、メジャーアップデートのたびマニュアルそのものが刷新されます。案内は変更よりも新機能に特化する傾向が強いですね。 想像に過ぎませんが、差分が多いために一覧は出せないんじゃないでしょうか。 変更の紹介については「新機能」に特化した案内が出るとともに、Adobeのブログや紹介ページでユーザーへの疑問に応える形が多いようです。 それらのページをたまに閲覧していますが、素直に「へー、そういうことだったのか」と思ったりしますね。 >1段目と2段目は禁則処理/強い禁則でよろしかったでしょうか。 そうですね。デフォルトで作りましたので。 「エリア内文字」で枠を作って流し込んでいます。 >ユーザー指定とは禁則処理、文字組みを自分の好みで…ということでよろしかったでしょうか。 そうです。 段落パネル > 文字組み > 文字組みアキ量設定... で %指定 または 分指定 します。 句読点やカッコの前後、欧文書体・和文書体の間隔などを設定して書き出しすることで、いつもその設定を呼び出すことができます。(ただしAiデータを新規作成する際は、一度パネルから読み込みが必要です。なんかどこかをいじれば初期設定の中に入れられるんでしょうけれど、そこまでは調べていないので......) ユーザー指定については「合成フォント」で書体の混植も可能であることをご存知かと思いますが、その際にも書体のくせを見つつ調整されると良いかと思います。 >「カーニングペア情報」用語を自分が知らないまま、使い続けているのを反省するばかりです。 欧文書体ではわりと一般的に入っているようです。(具体的には調べていません) これまでの和文書体には組み込まれてなかったそうですが、最近モリサワでは組み込みを始めました。 A P-OTFから始まる書体名がそれにあたり、より美しい文字組ができるのではないかというお話ですね。 どのみち最後は自分の目で確認して調整することになるわけですが、手間が少なくなるのはありがたい話です。 ただ最近はWeb作業が増えましたので、カーニングなどに気を配るのはタイトル周りだけというトホホな気分を味わっています。
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LimeGreen5様 この度はいろいろとありがとうございます。 >先日のMac OS 10.15へのアップデート対象からは外れました。 アップデート対象からは外れるというのは、グラフィックボードをオリジナルから交換したからということでしょうか? >Mac OS 10.14.6 () で使用しています。 >まさについ先日メジャーアップデートがかかりまして、Illustrator CC 2020 (ver 24.0) のアップデートできるようになっています。 こちらの「まさについ先日のアップデート」の結果が23.1.1なのですが…。 High Sierraなのが理由で23.1.1止まり?OSをアップしないと24にできない? 本日、Appleに聞きましたら、7、8分調べてくれていたようなのですが、結果 「アドビに聞いてください」とのことでした…。 >わたしのマシンとver 24.0の相性は、挙動を見ているかぎりあんまり良くなさそうな雰囲気で、 マシンの許容量(?)とOS、ソフトのバージョン、これらが絡んで相性に良し悪し等が 出てくるものなのでしょうか…。 関係あるのかどうか分からないのですが、Illustratorを23.1.1にアップした後、 使用中にマウスのポインタを引っ掛けるような形になってしまった際、 突然Illustratorが終了してしまったことが続きました。 その前のバージョンでは全くなかったのですが。 これもウチの非力マシンの相性によるものか?と懸念しています。 フォントの情報諸々、ありがとうございます! なんとなくで把握していたことが、確証できたような気持ちです。 >ただ最近はWeb作業が増えましたので、 私はWebで作成するというところまで至っていないのですが、 なるほど、このような部分で気遣う作業が減るということになるということでしょうか。 なにかいろいろすみません。 本来はベストアンサーで締め切っても当然なのですが、締め切るとコメントのやりとりが 途切れてしまうので…。
- LimeGreen5
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こんにちは、グラフィックデザイナーです。 23.1.1のアップデート後は24.0になってますね。 見てみたら確かに「自動」がなくなってました。「メトリクス」になった模様です。 23.1.1を見てみたら「自動」「オプティカル」「和文等幅」でした。これは単に書き方がかわっただけではないかと思っています。 Photoshopの文字パネルではずっとメトリクスで通されていたので、IllustratorとPhotoshopで揃えたのではないかと。 ただ、マイナーアップデートで変わるかもしれませんし、Adobeの人間でもありませんので、あくまでも想像の範疇です。 詰めに関してですが「メトリクス」と「和文等幅」を比較しましたが、同じにはなりませんでした。(添付ファイルをご参照ください) 「段落」パネルの「オプション」を表示して「文字組み」を変更すると詰めが変わるかと思いますので一度お試しください。 なお「文字組み」はユーザー指定が可能です。 最下段のブロックは最近よく使っている文字組み指定を反映してみました。 上2つのブロックとも改行位置や文字間隔が違っていることをご確認いただけるかと思います。 メトリクス(自動)はフォントが持っているカーニングペア情報が採用されるそうです。 フォントにもよると思いますが、おそらく文字組みの調整で解決するのではないでしょうか。 ※使用フォント 小塚ゴシック Pro6N R
お礼
早速の回答、ありがとうございました。 >23.1.1のアップデート後は24.0になってますね。 私がつい先日アップデートした後の表示は23.1.1なのですが…?(Mac) もしかしたらそちらがウインドウズで、そのバージョンが24.0…? まさかそんなことがありで…? >見てみたら確かに「自動」がなくなってました。「メトリクス」になった模様です。 私のmacOSは High Sierra(10.13.6)のままなので、それがIllustrator最新と合わなくて、「自動」が表示されないのかも?という疑念も抱いていましたが、安心しました。 >Photoshopの文字パネルではずっとメトリクスで通されていたので、 Photoshopで文字を入力しないので知りませんでした。ありがとうございます。 >ただ、マイナーアップデートで変わるかもしれませんし、 アドビからアップデートの際にここが変わった等のお知らせというのは、特に無いのでしょうか?バージョンごとに、ここが変更している等の一覧を示す等は開発会社からユーザーへの基本サービスではないかと思うのですが…。 >添付ファイルをご参照ください 作成していただき、ありがとうございます!私も合わせて作り、比べてみました。 1段目と2段目は禁則処理/強い禁則でよろしかったでしょうか。 >なお「文字組み」はユーザー指定が可能です。 ユーザー指定とは禁則処理、文字組みを自分の好みで…ということでよろしかったでしょうか。 >フォントが持っているカーニングペア情報 「カーニングペア情報」用語を自分が知らないまま、使い続けているのを反省するばかりです。 勉強が必要と痛感しています。 細かくご教示いただきまして本当に助かりました。感謝いたします。
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LimeGreen5様 こんばんは。ありがとうございます。 >グラフィックボード交換すればまだいけるという状況でした。 Mid 2012というと円筒Macの前のタワー型ですね。 タワー型でもまだまだ現役可能ということですか。ちょっと触手が動きます。 久々に検索してみましたが、円筒Mac Proは中古でも数が出ていませんね…。 ヤフオクでも出品数は少ないし値段も高いですね。 >最新版の名称には2020がついて、バージョンはIllustratorで24.0ですね。 きょう、Adobeに問い合わせを試みましたが、混んでいて チャットも質問した後、放置されたままでした…。 >Adobeによれば、フォントの搭載数はあからさまに影響するようです。 >とくに使わない和文書体はこまめにOn/Offをするなどの工夫は必要かもしれませんね。 >https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/kb/optimize-illustrator-performance-mac-os.html macOS において Illustrator のパフォーマンスを向上させる このページは見たことがありませんでした。教えていただきありがとうございます。 アドビのサイトもチェックすべきですね…。 Web上の文字、フォントに纏わる諸々、私もきちん関わりたい気持ちがあるので 非常に参考になります。 >ただ、コレはもう我々のような仕事をしている人間だけが気になることかもしれません。 今はむかし、私は写植機の印画紙を、手作業で切って貼るのを経験している世代です。 広告キャッチコピーの文字間をひと文字ひと文字詰めて、バランスを見ていた感覚がまだ染み付いていて 文字組みの形にかかわらず気になりはじめるとキリがないのです…。古い人間です…。 私の周りにはこのような相談ができる友人知人がおらず、今回は非常に助かりました。 細やかな返答をいただき、感謝しております。ありがとうございました。