- ベストアンサー
スピーカーについている共鳴板のようなもの
以前スピーカーを分解したときに、電気的に接続されているスピーカーに追加して、何も結線されていないスピーカーに似た形をした共鳴板のようなものがついていました。これは何というのでしょうか。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ドローンコーンまたはパッシヴラジエーターと呼ばれるものですね。 スピーカーの創りだすエンクロージャー(箱です)内の圧力変化を利用して振動させます。 エンクロージャーの作りをうまく工夫することで、低音域でスピーカーの効率が落ち始めるあたりでドローンコーンに掛かる圧力がスピーカーと同相となるようにしてやることで、スピーカーのコーンの面積拡大されたのと同じような効果を得ることができるので大きな振動板のほうが有利な低音の再生を有利にすることができます。 これによく似たものとしてバスレフ(バスレフレックス)と呼ばれるものがありますが、低音域でスピーカーの能率が落ち始めるあたりの周波数で、一種の共鳴現象を起こすダクトをエンクロージャーに取り付けて低音再生域を広げる方法です。エンクロージャーに何もついていない穴が開いているのを見ることがあるかと思いますが、これがバスレフポートと呼ばれるもので、ここからスピーカー背面の音をうまく位相を反転して正面に出しているのです。ドローンコーンというのはこれをさらに積極的に利用しようという物で、単なるダクトではなくスピーカー背面の圧力(スピーカーは正面だけでなく背面にも同じ音が出ています。ただし位相は逆になってしまうので、そのまま前にもってきても打ち消し合ってしまうのでエンクロージャーを工夫して、ある特定の(スピーカーの効率が落ち始めるあたり)周波数で位相が反転するするように距離や背面のダクトなどを設け、ドローンコーンに具合よくスピーカー背面の圧力が加わるようにして、比較的小さなスピーカーでも大口径のスピーカーと同等の動作をさせようとするものです。
その他の回答 (6)
- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4194/8718)
はじめまして♪ 一般的には「ドロンコーン」あるいは「パッシブラジエーター」と呼びます。 基本的にはバスレフ(バスレフレックス)の一種と考えて良いでしょう。 原理的には『ヘルムホルツ共鳴器』の動作を応用し、低域再生拡大を行ないます。 一般的なバスレフは、箱内の空気と、ダクトの空気によって、共鳴現象をコントロールし、低域拡大を行なっています。 パッシブラジエーター/ドロンコーンの場合は、振動板質量とサスペンションによってコントロールし、低域拡大を目指します。 (現実的には、サスペンションを調節するのは難しいので、振動板に重りを追加したりして調整します。) どちらとも、シッカリ調整が行き届いていれば、とても良い効果を得られます。 しかし、構造的な、物理的な特徴は存在します。 バスレフダクトの場合、箱内に出た、つまりメインユニットの背面の音、箱内で反射し、中域側が多少漏れ出してきます。 ドロン/パッシブの場合は、振動板があるため、漏れ出す不要中域はかなり少なく成ります。しかし、「ダクト内の空気塊」より確実に重い「振動板」を動かすのですから、理論的には少し遅れて動く(ハズ)、実際に聴いて「音が遅れて聴こえる」なんて事は無いのですが、「ドロンコーン」って言うからかな?音が「どろぉ~ん」としている様な(笑) でも、「パッシブジエーター」と言うと、アクティブに働くウーファーの方が、、というイメージも出て来たりして、なかなか人それぞれ、イメージ的な面では問題が在るのかもしれません。 技術的には非常に古くから実用化されています。 例) http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/olympus.html なお、「共鳴板のようなもの」 コレ自体が「共鳴」するんじゃなく、あくまで「箱内の空気との相互共鳴」ですから、通常のバスレフと基本原理はおなじ。という事になります。
お礼
詳しい説明をしていただき、ありがとうございます。非常によく分かりました。
- chiha2525_
- ベストアンサー率13% (119/883)
回答は置いて、密閉とバスレフのおいしいとこ取りを狙ったようなものだったが、結局Wウーファでいいんじゃ?密閉でいいんじゃ?バスレフでいいんじゃ?という正当な路線に負けました。
お礼
ありがとうございます。
- Gletscher
- ベストアンサー率23% (1525/6504)
パッシブコーンですね。 ダンピングの効いた音にする場合に入れます。
お礼
ありがとうございます。
- foitec
- ベストアンサー率43% (1080/2457)
それを 「ドローンコーン」または「パッシブラジエーター」と呼びます。 電磁気回路を持たないスピーカーユニットで同じエンクロージャーに取付けられた スピーカーユニットによって、受動的に動作します。
お礼
電磁気回路を持たないスピーカーユニットだったのですね。ありがとうございます。
- no_account
- ベストアンサー率45% (1660/3617)
「ドロンコーン」または「パッシブ・ラジエーター」と言います
お礼
ありがとうございます。
- 4810noja
- ベストアンサー率45% (268/591)
> スピーカーに似た形をした共鳴板のようなものが ドロンコーンといいます。ボイスコイルではなくて重りがついていて、スピーカーの低域再生能力が落ちる辺りから共振して全体的に低域の再生能力を上げるように作用します。 バスレフポートの発展型と言えるでしょう。
お礼
ありがとうございます。よく分かりました。
お礼
なるほど!飾りだと思っていたらそのような効果があったのですね。役割を調べようにも名称が分からなかったので大変ためになりました。