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オーディオインターフェイスのUSB規格について
- オーディオインターフェイスのUSB規格について調べてみました。現在使用しているUA-4FXはUSB1.1規格ですが、音質面での差異はあるのでしょうか?
- USB1.1とUSB2.0の規格には、音質面での差が出る可能性があります。USB1.1は最大12Mbpsの通信速度で24bit96hzまでの対応ですが、USB2.0は最大480Mbpsで24bit192hzまでの対応となっています。
- 通信速度による音の劣化や安定度など、USB1.1とUSB2.0の規格には大きな違いがあります。したがって、オーディオインターフェイスのUSB規格は音質に影響を与える可能性があることに注意が必要です。
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はじめまして♪ USB規格のバージョン違いが、直接音質に影響はしません。 アナログ環境なら接続方法等で音の違いが出やすいのですが、デジタル環境は必用なデータのやり取りが行なえれば、音が変わらない、、、というのが前提です。 USB規格で、サンプリング周波数やサンプリングビット数が決る訳ではありません。 ただし、通信速度の制約から、あるていどの限界は出て来ます。 ビット数×サンプリング周波数×2が最低必用データ転送量となります。 単純計算だと、USB1.1でも24Bit/192kHz(9Mbps)が通るはず。。。。 UA-4FXの場合は、24Bit/96kHzの時に、再生か録音、片方のみに対応(さらにFX系も使えない)という、機器側の制約の方が大きいと考えて良いでしょう。 音の解像度という観点では、より多いビット数、より高速なサンプリング周波数が理想では在ります。 しかし、プロが仕上げたCD音質を、これらの数値規格で超えよう、なんて事が素人に出来るはずも無く、そもそもCD製作では100倍も1000倍もの費用を掛けて、しかも専門職のプロ(技術者)が造り上げているんですからねぇ。(笑) さらに、CD規格でプロが仕上げた音源と、同じプロが同じ機材を用いてハイレゾと呼ばれる高品位音源を制作した場合、この両社の音の違いを実際に聴いて感じ取れるか、と言うと、案外多くの人には「同じじゃないの?」と思われる事でしょう。 事実、1999年に次世代CD形式として大々的にデビューしたはずのSACDやDVD-Audioと言うモノが今でも普及していません。 一般的には、旧来のCD規格でも、満足できる音が得られる。という事なのでしょう。 (いや、むしろCDより音が確実に劣っている、AACやmp3等の高圧縮音ですら、今の人の多くは満足しています。) 実際の生声、生音の録音は、非常に難しい。 このため、最終的には16Bitに仕上げるにしても、最初は余裕度タップリの24Bitを採用する、というのがベターでしょう。 私自身の場合は、自分の声や演奏を録音する事は無いのですが、他人の演奏などを趣味の一環として録音しています。 違うメーカーの、違った仕様のオーディオインターフェースです。 10年ほど前は、オーディオミキサー経由の信号を、16Bit/48kHz/2chで録音。 (ちなみに、この当時に使ったIFの最高スペックです。) 現在は、24Bit/48kHz/8ch USB2.0規格のIFで、最高スペックは24Bit/96kHz/8chの同時録再可能というIF (単純計算で36Mbpsで済む) (実際には、この他にデジタルオーディオ信号の入出力16ch分とMIDI機能も在るので、USB2.0で余裕度は多く無いのかも。) 音質的な部分に影響が大きいのは、アナログ部分、特にマイク入力の微小信号回路による影響はかなり大きいようです。 その次にAD変換部のクオリティーですねぇ。ビット数とかサンプリング数よりも、音質に関わる要素を優先する、というプロも多いのが現実ですしね。 デジタルだから、音が変わらない、という人も居ますが、厳密には差があります。 ただ、あまりにも微妙な違いなので、この部分を無視しても良い、という人の意見なら、それなりに賛同しますけれどね。 USB1.1とUSB2.0では、転送データ速度という部分も、高度なオーディオ環境では多少差が出てくるかもしれません、しかし、通常の利用範囲であれば、基本的には問題ない、変化なし、と言っても大丈夫でしょう。 しかし、USB電源で動作するIFなどでは、USB規格の違いで供給可能電流の上限値が違うため、アナログ回路等に余裕度がたかい多くの電流を流しておく、という設計が出来て来るので、USB1.1の時代と、USB2.0の時代では差がある、と考えて良いでしょう。 (さらに、デジタル部分に限れば、日進月歩で機能性能アップ、価格低下、という状況が在るので、スペック値や機能面に関しては新しい製品の方が有利になります。) そうは言っても、UA-4FXはストイックに音質追求、という方向よりも、FX機能での遊び要素、これが特徴です。 この特徴を活かしながら、音質面の弱点を回避出来るように、上手に使いこなせば、まだまだ面白い製品だ、と思います。 まぁ、近年は別置きに「ヴォーカルエフェクター」などを組み合わせる人も居る様なので、FX機能(エフェクト)に関しては、IF側に負担させない、というIFが多く成ったので、希少機種としても有名ですね。 世界的な市場としては需要が少ないのか、最近のIFには、こうい遊び機能が付かない。。。 ローランドもタスカムもYAMAHAも、技術てきな部分は問題ないはずなんだから、ヘタなスペック競争や価格競争ばかりじゃなく、UA-4FXのような遊べるIFを出してくれれば、より複雑で高度な世界に入る前の一般人にはウケルと思うんだけどなぁ。 USB1.1とUSB2.0規格の違いはありますが、単純な音質差は基本的には、無い。 と言い切っても、悪くは無いと思いますよぉ(^o^)
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- Yorkminster
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「オーディオI/F側が」USB1.1であるか、USB2.0であるか(あるいはUSB3.0であるか)は、音質には直接の関係がありません。原理的に全くない訳ではありませんが、実質的には無視できるレベルです。 USB1.1の場合、USBデバイスはUHCI又はOHCIという制御方法で接続されます。これに対して、USB2.0では一般的にEHCIという方式を使います。USBホスト(パソコンなど)とデバイス(オーディオI/F)の間の制御方法が異なるため、データ転送の安定性に微妙に影響します。従って、「オーディオI/F側が」USB1.1であるか、USB2.0であるかによって、音質が影響を受ける可能性がない、とは言えません。 いちばん分かりやすい例としては、制御方法が適切でないために音が途切れたり、ノイズが出たりという場合があります(もっとも、現在ではこのようなトラブルが起こることは稀でしょう)。 ただ、現実的にはあまり関係がありません。 1つは、オーディオI/Fは製品ごとに専用のドライバを用意するのが普通で、ハードウェア的にも、ソフトウェア的にも、最適な選択がされている(と期待できる)ことです。ちなみに、UA-4FXの場合、 "Advanced Driverモード" をオンにするとRolandが用意した専用ドライバが使われ、オフにするとOS標準ドライバが使われます。従って、仮に16bit/44.1kHz等で使用する場合であっても、 "Advanced Driverモード" をオンにした方が有利と言えます。 もう1つは、こういった制御方法の規格の違いよりも、オーディオデバイス自体のアナログ回路やAD/DAコンバータの質の方が影響力が大きい点です。そういった部分を突き詰めた上であれば何らかの違いはあり得ますが、(こう言っては何ですが)UA-4FXクラスでは目に見える違いにはならないでしょう。 乱暴な言い方をすれば、「信頼できるメーカーのオーディオI/Fならユーザが気にするような範囲の問題ではない」ということです。入出力やサンプリングレートなど、必要な仕様を満たしていれば問題ないと言って良いでしょう。 ----- なお、「オーディオI/F側が」USB1.1の場合、「パソコン側が」USB2.0でもUSB1.1として接続されます。従って、他の機器と同時に使用した場合でも余裕がある、という訳ではありません(おそらく理解されていると思うので説明は不要かと思いますが、誤解を招く回答が付いているので念のために)。 蛇足ながら、「USB1.1は24bit/96kHzまで」というのも、UHCI/OHCIの制限からくる話です。これらの規格では1パケット当たりのデータサイズの上限が1023バイトなので、24bit/96kHz(576バイト)は収められても、24bit/192kHz(1152バイト)は収められないためです。
- kichi8000
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複数機器を同時使用したときに差が出ます。 データの渋滞が起きた時に、リアルタイムなデータが取りこぼされる量の違いということです。
- Higurashi777
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音質に直接影響するのは、UA-4FXに搭載されているADコンバータ、及び音質補正機能です。 USB信号はデジタルデータを転送しているだけですから、直接の音質には全く影響を及ぼしません。 USB1.1/2.0の通信速度の差で音が劣化する、等の影響は全くありませんので、その辺を気にされる必要はありません。 以上、ご参考まで。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございます。 教科書のように詳しいですね・・・!!!(笑) 今はマイク一本で録音してるので、マイクケーブルの買い替えの検討と、使ってるIFの使い方をもっと勉強して音質の弱点回避を目指したいと思います。 ありがとうございました。