• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:溝口健二 小津安二郎 黒澤明 成瀬巳喜男 誰好き?)

溝口健二 小津安二郎 黒澤明 成瀬巳喜男 誰好き?

tarepanda009の回答

  • ベストアンサー
回答No.3

「浮雲」ご覧になったでしょうか?  実は私はあんまり見たいとは思わないんです。代表作ではあると思うんですけど、こういう話はあまり好きではない。 すでに出ていますが「めし」だとか「驟雨」、あと「流れる」、「おかあさん」みたいな感じのもののほうが好きで、こういったもののほうが何度も見る気になります。 それで最近の日本映画。たしかに面白いと思う映画はそれほど多くはないのですが、いいものはあります。 そういう映画をちゃんと評価するようにしていけば、今後もいい映画は作られ続けていくのではないでしょうか。 実は最近の映画で好きなものってなんだっけなと考え直してみて、「春との旅」をみてみました。 仲代さんの魅力というんでしょうか、やっぱりいいなと思いました。出演している淡島さんみるとなんか「夫婦善哉」を思い出してしまったり・・・ 小林監督の他の作品は正直なんだろなー?ってのが多いのですが、タダモノではなさそうです。

0123gokudo
質問者

お礼

再度の回答ありがとうございます。 楽天のレンタルを利用しているのですが、「浮雲」が貸し出し中で借りることが出来ません。 成瀬監督の他のものと一緒に借りるつもりですが、「浮雲」がメインでどうしても観たいので、もう少し待ってみるつもりです。 「ツタヤ」オンラインは利用したことがないのですが、ちょっと今から調べてみます。 大分に先になると思いますが、見終わった後、感想などがあれば、書かせていただきます。

0123gokudo
質問者

補足

遅くなって申し訳ありません。 「浮雲」「流れる」「東京暮色」「春との旅」を見終わりました。 私は批評眼が鋭い(イチャモン付けが上手い?)ので書かせて頂きますね。 成瀬氏の作品は「禍福」「雪崩」でもそうですが、浮気男が結構主人公になってますね。浮雲の富岡など、温泉で一目見た女(岡田まり子)に抱きついたり、若い女給にも酒の上で言い寄ったりしています。こういう男が人生を悟ったようなセリフを吐いたり、最後、ゆき子が死んだ時慟哭します。 映画や小説の世界でなら兎も角、こういう統一の取れていない性格を持った人間は実生活上では存在しません。それを映画の世界でムリに作っているから、どうも主人公に馴染めないのです。 貴方がこの映画を好きになれない一因はここにあるのではないでしょうか?「流れる」もそうですが、成瀬作品は溝口作品に比べてインパクトが低いですね。映画の良し悪しは、映画を観る人の「胸を抉り取るような感動」を与えることとは関係ないのかもも知れませんが、溝口作品にはそれがあります。 小津安二郎の「東京暮色」が気に入りました。非常に暗い雰囲気に統一性が取れていて、最後の悲劇的結末も納得できます。笠智衆と原節子の親子の情愛の交換も「晩春」を思い出して気に入りました。 「春との旅」ですが、イチャモンがいっぱいあります。 仲代達也さんは男っぽい侍を演じている作品を見て来たせいか、甘ったれの老人を演じているのに、表情がしっかりし過ぎています。勿論、彼の右に出る人がいないほど演技は上手いのですが、顔が健康過ぎます。なるほど、情けない表情などの出し方も非常に上手いのですが、本当は健康体の人間であるせいで、顔に「生気」があるのです。本当にヨボヨボで、顔にも生気がない老人であるべき映画なんです。 それに体格が良すぎます。大柄で肥っている老人は、健康に見えて、最後に突然死なせるのは矛盾しています。 もっともこれは、彼を起用した監督の責任でしょう。 「めし」を食う場面が多過ぎます。しかも、忠男はいつもムシャムシャとがっついて食べています。これほど食欲旺盛な人間は健康そのものであると感じますが、映画の他のシーンでは直ぐに転んだり、弱い面を描写しています。主人公が老人で弱いと言いたいのなら、飯を食う時も弱弱しく食べないといけません。 孫娘の春はお爺ちゃんを愛する心優しい子である設定のようです。ならば、それに相応しい、優しい表情を湛えた女優を使うべきです。または、そういう表情を出せる女優を使わないといけません。 もっとも、今の日本にはそういう女優はいないのかも知れませんが、韓国女優にはいっぱいいます。 春の母親が不倫した理由も十分ではありません。自殺するほどの一途な人間が簡単に浮気するでしょうか?夫は役所勤めで収入は安定している。子供もたった一人。そんな親が何故、わざわざ夜の仕事に出る必要があるでしょうか? もうちょっと緻密に物語を作れよ!と言いたくなります。 ということで、評価の高い日本映画と言えども、私から見るとおかしいところばかりで、物語の作為性を感じて入り込めないのです。しかし戦前戦後あたりの監督が作る映画には、皆、自然に入り込めます。アラを捜そうとしてもアラが見当たりません。今の監督たちが作る映画は初歩的なアラがいっぱいです。 お粗末でした。

関連するQ&A

  • 小津や溝口、黒澤の映画は古いのか?

    東京物語 第46作目:世界の映画史上に燦然と輝く小津の最高傑作。2012年、10年に1度、英Sight&Sound誌での世界の映画監督が選ぶ「史上最高の映画ベスト100」で見事、第1位に輝く。 私が彼らの映画を評価すると、「古い世代の人は古い映画にノスタルジーを感じるからだ」と評する人が多い。私はそうではないと思っている。音楽でも文学でも古い新しいに関係なく、優れたものは評価されると思っている。だからトルストイも漱石も今尚読まれているし、ベートーベンやショパンが今尚聴かれているのだ。映画も同じ。 数日後にNHKで、没後50年になるというのに、世界で今尚熱い小津映画ファンが多いのは何故か? そういう趣旨のドキュメンタリ-が放映されるようだ。 あの時代は日本映画の黄金時代で、上記3人だけでなく、小津や黒澤が天才と評した清水宏、国内では黒澤より評価の高かった木下恵介、また27才で戦死してしまった山中貞雄、成瀬巳喜男、島津保次郎ら何れ劣らぬ大監督たちが目白押しであった。 この時代の映画を「古い時代へのノスタルジ-」で片付けてしまう人は、結局彼らの映画を評価する鑑賞眼がないからではないのか?あの時代の映画はほとんどが、人間の苦悩とか心理を描いている。ストーリー展開の面白さを期待してみると全く面白くない。だから、人間の苦悩とか苦しみに興味のない人は彼らの映画も評価できないことになる。 私は古いベートーベンの音楽に感動するが、古い小津映画にも感動する。 日本の最近の新しい映画を見ないのは感動するものが皆無だからだ。時々は見てみるのだが、必ず失望する。 小津や溝口、黒澤ファンの方、どう思われますか?

  • 溝口健二監督の人気

    今年は、溝口健二監督が亡くなって50年なそうです。 私は、監督の「西鶴一代女」や「新・平家物語」が好きです。 ただ残念なことに黒沢明、小津安二郎らとともに日本が誇る三大巨匠の一人ですが、二人に比べ、あまり話題に上りません。 たとえば、映画評論家は別にして、最近の映画監督や文化人、俳優で熱烈なファンという人もほとんど見かけません。 (周防監督は、小津の大ファン) また一般的な知名度も前出の二人に比べると低い気がします。 なぜなのでしょうか。

  • 黒澤明VSウイリアム・ワイラー

    黒澤明とウイリアム・ワイラーは、どちらも、鬼監督で巨匠です。 どちらの作品にも人間性がにじみ出てます。 自分の考えてないような架空のものを映画化しないはずです。 どっちの方が、人間として大きいでしょうか?

  • 黒澤明と溝口健二

    授業で配られたプリントに、「黒澤は溝口をすごく尊敬していて、その後押しがあったから制作会社に対して傲慢になれた」と書いてありました。(自分で英語を訳したので自信がありませんんが) Kurosawa could indeed be very dictatorial to his company because this was kind of pushing which he so admired in Mizoguchi. 実際黒澤と溝口の関係はどうだったんでしょうか?お互いどういう立場だったんでしょうか?

  • 小津安二郎監督作品について

    当時の日本の社会が経験していたであろう「モダン化」「西洋化」等の一面が垣間見れる、小津安二郎監督の映画はありますか? 自分は一番『晩春』がそうではないのかな、と思ったのですが、他の方がどう思っているか参考にしたくて質問させて頂きました。 どうしてそう思うかの理由を一言ほど付け加えて頂けると尚嬉しいです! もし小津作品以外で思い当たる節がありましたら、何でも構いません。 是非回答を宜しくお願いいたします。

  • 映画「東京島」を観ての感想ですが・・・

    最初の2~30分観た頃、つまらん映画だなあと思いましたが、「よし、どれほどつまらないのか徹底的に見てやろう!」と辛抱して最後まで観続けました。 結論は、高校生が作る学芸会レベルの映画で、よくもこんな映画が製作されて劇場でまで公開され、DVD化もされ、さらに恥ずかしくもなくGYAOが無料提供したなと全てが驚きです。 最近時間が出来たので戦前の映画からずっと観て来ています。清水宏、成瀬巳喜男、黒澤明、溝口健二、木下恵介らの作品は殆どが感動的で、見終わった後感動が数日続きますね。特に溝口健二が好きですが、彼らの作品は欠点というところが見つけられませんね。多分私よりも彼らの方がレベルが高いからでしょう。ところが日本映画も1960年代に入ると段々ダメになって来ますね。レベルが極端に落ちます。何故でしょう? 究極がこの「東京島」です。もう一度見ろと言われてもお金をもらっても嫌ですね。最近の映画監督ってよっぽど頭が悪いのでしょうか?私が作ってもこれほど酷い映画は作れないでしょう。多分、ここがおかしい、あそこがおかしいと上げて行けば100を下らない欠点を指摘出来るでしょう。 コレは私だけではないらしく、下のリンク先を読んでいただければ全員が評価していないことが分かります。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336508#2 現代に生きる日本の映画監督は、世の中に訴えたい自分の思想を持っていないようですね。性格の設定も支離滅裂なのが多いから、人間観察もほとんどやってないようです。何かと言うと直ぐ女優を裸にしたがり、女優のほうも「脱ぎっぷりがいい」ことで評価を得ようとさもしい根性丸出し。只それだけのことで映画の価値に何の関係もありません。 今、韓国映画が世界の注目を浴びているそうで、国際的な賞をいっぱい取っている女優さんが何人もいるようです。日本の映画のレベルが学芸会レベルになってしまっては韓流ファンが増えるのもムリありません。韓国映画を観てしまったらとても日本映画は見る気がしなくなった、という人がいっぱいいます。斯く言う私もそうですが、でも1960年くらいまでの邦画なら私の鑑賞眼にも耐えられます。 日本映画のレベルが何故これほど低くなったのでしょうか?

  • 映画監督

    こんにちは。映画大好き人です。 最近、2作品の映画を観て面白い!と思ったものが 実は、2つとも同じ監督の作品だったということがありました。 考えてみれば、自分の好みに合った作品を撮っている監督なので 同じ監督の作品を探して観てみるとほとんどが自分好みな作品で そういう映画監督と出逢えるととっても幸せな気持ちになれます。 そこで、 「この映画監督の作品にはハズレがない!」 or 「この映画監督のほとんどの作品が好き!」 と感じる映画監督さんをぜひ教えてください。 外国の監督でも日本の監督でも構いません。 ジャンルも特に問いません。 どうぞ、お願いしますー♪ ※ちなみに、僕の大好きな映画監督は以下のような方達です。  (出身地または主に活躍した国別に分けました)なので、  ご回答いただける場合は以下の人以外でお願いします。 【アメリカ・イギリス】 ・フランク・キャプラ ・ビリー・ワイルダー ・チャールズ・チャップリン ・スティーブン・スピルバーグ ・ジョン・タートルトーブ ・ロブ・ライナー ・ナンシー・メイヤーズ ・ハロルド・ライミス ・アンドリュー・ニコル ・キャメロン・クロウ ・ジョー・ライト 【イタリア・フランス・ドイツ】 ・エルンスト・ルビッチ ・ジュゼッペ・トルナトーレ ・ロベルト・ベニーニ ・パトリス・ルコント 【日本】 ・黒澤 明 ・山田 洋次 ・宮崎 駿 ・北野 武 ・三谷 幸喜 ・小津 安二郎 ・木下 恵介 ・周防正行 ・矢口史靖

  • 「破れ太鼓」の劇中歌

    木下恵介監督の「破れ太鼓」の中で、家族みんながリビングで、次男の演奏するワルツに合わせて歌を歌うシーンがあります。 「♪昔々のその昔~」と歌っているやつです。 この歌は、作品のために作られたものなのでしょうか?それとも童謡として存在しているんでしょうか? どなたかお願いします。

  • 日本映画でこれだけは見逃せない映画を教えて下さい。

    日本映画の中で、これだけは絶対に観るべきだという映画を教えてください。 ただし、黒沢明、小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男の4監督の作品は除きます。ほとんど観たので。 アニメも除きます。 劇映画、ドキュメンタリーを問いません。 ご回答をお願いします。

  • 小津安二郎

    小津安二郎を説明する時必ず「切り返し」という言葉が出てきますが、これはどういう事(撮影技法)なのですか?。また、小津の「切り返し」は、「映画の文法に違反している」とも言われるのですがそれはなぜですか?(なぜ「切り返し」という名称となっているのかも知りたいです)。普通の切り返しと小津の切り返しはどう違うのですか?。教えてください。