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ブックシェルフ型とトールボーイ型の違い
- ブックシェルフ型とトールボーイ型はスピーカーの種類であり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
- ブックシェルフ型は低音のキレが良く、定位が定まる特徴があります。設置の自由度が高く、狭い部屋でも使いやすいです。一方で、低音の量感が弱いというデメリットもあります。
- トールボーイ型は低音の量感が豊富で、スケール感を出すのが得意です。スタンドを買わずに使用できる利点もあります。しかし、定位が悪く、設置の自由度が低いというデメリットもあります。
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挙げられているメリット、デメリットの多くは、ブックシェルフ型かトールボーイ型かによって一義的に決まるものではありません。。 たとえば、「定位」は全く関係がありません。「点音源」かどうかはウーファーとツイーターの間隔と、スピーカーと視聴位置の距離関係によって決まります。 「バッフルの面積」は、大きいと中高音の反射が増えて定位が乱れる原因になりますが、小さいと中低音の反射が(も)減ってしまうので、大きい(小さい)から良い(悪い)という問題ではありません。どちらを取るかという、いわば設計者の決断の問題で、ユーザが気にしても仕方ありません。 「店で聞くのと家で聞くのは違う」のは、トールボーイ型に限った話ではありません。ブックシェルフ型でも、店では十分な低音が出ていると感じたのに家では低音が寂しい、というケースはあり得ます。 ブックシェルフ型はスタンドが必要と言いますが、必ずしもそうではありません。TVボードなどの家具で、スピーカーの設置に堪えるだけの頑丈さがあれば、それでも構いません。もう少し詳しく言えば、TVボードに載せると壁にくっつきすぎるとか、視聴位置との関係で良くないとかであれば、スタンドを使った方が良いかも知れません。逆に、スタンドを使った結果「部屋の中で音の良くない位置」に来てしまうなら、使わない方がマシかも知れません。要は、「スタンドに載せるのが常に最適」とは限らないということです。 セッティングの自由度に関しては、そういう「置こうと思えばTVボードの上でも置ける」という意味で、ブックシェルフ型の方が高いとは言えます。現実的には、これが決定的な差でしょう。 また、「低音の質、量」がブックシェルフ型かトールボーイ型かで一義的に決まる訳ではありませんが、同じシリーズでブックシェルフ型とトールボーイ型とを出しているようなメーカーであれば、差別化のために後者の方が低音が出るように作られている場合が多いとは言えるでしょう。 つまり、部屋のサイズはどのくらいか、部屋の中でオーディオに使えるスペースはどのくらいか、どこに置きたいのかといった辺りと、何よりそのスピーカーの音を気に入るか、そのために模様替えや家具の買い替えなども厭わないか、が重要です。無闇にカテゴライズするよりも、実際に聞いてみて気に入ったスピーカーを見つけることが第一歩です。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 子供の頃にスピーカに興味を持ってから、かなり長い事(今でも)スピーカー工作を趣味の一つとしています。 基本的には箱の設計と出来上がりサウンドチューニング次第で、どちらの方式でも弱点は隠して行けば問題ないサウンドに仕上げる事ができるものです。 そもそも、メーカー製品で考えた場合、全く同じユニットで同じ容積で比較すら出来ないので、形状の大まかな方向性くらいの範囲でしょう。 たしかにスリムなトールボーイタイプでは、筒形状に依る共鳴音が気になる製品も有ります。 (でも、多くの場合はその共鳴音に依る低音感のバランス込みで製品化されていますね。) 本来的な、本棚に埋め込んで、本等でバッフル面を壁のようにして、大きいバッフル効果を前提にした様なブックシェルフ型はほとんど無くなってしまい、スタンド置きを前提とした製品ばかりです。 個々の製品で、かなり違いが有って、一概に形状だけでメリット/デメリットを決めつける事は出来かねると考えますが、いかがでしょう? トールボーイ型でもブックシェルフ型でも、利用する人の環境に合って、さらに音が好みなら、そのスピーカーは購入者には良い製品、単にそういう考え方で、個々の製品の音を自分で聴いて判断するしか無いと思いますよ。
- poteti800
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トールボーイですが ひょろっと背の高いスピーカー全般を指します。 ブックシェルフ箱を単純に下に延長した箱と見てもよいでしょう。 本来はフロアー型に分類されるべきですが フロアー型とは横幅が違うとの見解から別ジャンル扱いが一般化しているようです。 ホームシアター用途には非常に都合が良い形です。 トールボーイ型のデメリットを読んで感じるのは フロアー型と混同あるいは同一視していないかな?です。 上記のごとくトールボーイ型とフロアー型は分類されています。 フロアー型なら当てはまるデメリットもトールボーイ型にも当てはめるのは疑問です。 なおデメリットの最初の一項目以外はブックシェルフ型(スタンド込み)にも言えます。 最後の項目は「?」です。 設計如何で何とでもなることだからです。 たまたま試聴された機種が質問者さんの中低音の嗜好と趣が違っていた。 あるいは筒型という既成概念から あるいは大昔の雑誌情報を鵜呑みにしていないだろうか?とも思いました。 大昔の雑誌にはトールボーイ型に偏見的な記事を書いていたものもありました。 トールボーイ型はブックシェルフの良さを残しながら フロアー型の良さを取り入れようとした折衷案的な物です。 ブックシェルフ+スタンドとなると結構割高感があるので トールボーイ型の選択も間違ってはいないと思います。 ブックシェルフ型の特徴については思わず頷いてしまいました。
お礼
回答ありがとうございます トールボーイ型のデメリットの最後の項目は自信なかったので指摘していただけて助かりました。 今回は低音の量感があるスピーカーが欲しいのでトールボーイのつもりですが、部屋がそんなに広くないので圧迫されそうで、ちょっと迷ってます。 回答ありがとうございました。
- HAL2(@HALTWO)
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Bookshelf とは「本棚」の意味で、元々は「本棚に押し込める大きさの」Speaker という意味です。 現在の日本では見かけなくなりましたが、壁一面を作り付けの本棚にして百科事典や LP Record Disc を入れていた時代に人気を呼んだ Speaker System の Category ですね。 当時は充分な低音を出すための Speaker System には大きな Woofer を大きな箱に入れたものが必要でしたので Floor 型と呼ばれる Speaker System が主流でした。 Bookshelf 型 Speaker System は大きな音圧を出せない低域と同じくらいにまで中高音の出力を下げることによって低音から高音まで Flat な特性にしたり、Bass Reflex (低域再帰増幅) と呼ばれる共鳴箱に入れることによって低域音圧を上げたことで小さな System でも Floor 型 Speaker System に近い周波数特性を得られるようにしたもので、Transistor の発達によって小型高出力の Amplifier が安価になったことから低能率の Bookshelf 型 Speaker でも充分な音圧を得られるようになったことから広まった型式です。 元々「本棚」に押し込んで使用する Speaker System だったのですが、日本では壁一面に本棚を作り付けにする家がなくなったことや、Apartment に独り暮らしする若者が「安価で音が良くて邪魔にならない」Speaker System として Audio Rack の脇に本棚等を兼用するの箱型の Stand を於いて、その上に設置する Speaker System として人気が出ました・・・後には Floor 型並の大型 Bookshelf Speaker System も作られるようになり、専用 Stand で使用するようにもなりましたが、こうなると Bookshelf 型ではなく Floor 型ですね(笑)。 Tallboy とは「足が付いた背の高い箪笥」の意味で、Tallboy Speaker System は「箱が小さいので低音が充分に出ない」という Bookshelf Speaker System の欠点を「どうせ Stand の上に置いて使用するのならば Stand 部分を箱に含めてしまえば実質的な床専有面積を変えることなく低音をもっと出せるじゃないか」というわけで、特に低音が出にくい小口径の Speaker Unit を用いた構造の Speaker System で採用されるようになった型式です。 後に大型 TV を真ん中に置いて映画を鑑賞する時代、つまり Video Media による AV (Audio Visual) 観賞時代になると TV の両脇に置いて邪魔にならない形状で、迫力の重低音を出せる Speaker System として発達しました・・・でも小口径 Unit を使う限りはなかなか充分な低音を得られないので Super Woofer を加える (+1) の「2+1」とか「2.1」と呼ばれる型式が現在の主流になっています。 ・・・と言うのが Bookshelf 型と Tallboy 型の基本的な製品背景で、音質の違いや低位感の違いといったことは Bookshelf 型と Tallboy 型とで特徴付けられるものではありません。 Tallboy 型の特徴を簡単に理解し易い製品としては下写真左側の BOSE 55WER が著名でしょう。 元々は下写真中央のように Super Woofer を加えないと低音が出なかった System を Satellite Speaker Unit と同じ大きさの Speaker Unit だけで低音まで出せるようにしてしまいました。・・・ただし、Full Range Unit と同口径の Woofer を 4 基追加し、低域の音圧を上げるための Reflex 構造にも工夫が凝らされています・・・似たような構造の Tallboy Speaker System に下写真右の DENON 7L2 などがあります。 見れば判るとおり、定位を決定する Full Range Unit は中央にあるもの 1 つしか用いられていませんので Tallboy 型は定位が悪いということにはならず、Satellite Speaker System と同じ点音源に近いものです。 また「Bookshelf 型は Stand を買わなくてはならない」ということにもなりません・・・元々 Stand など用いずに本棚に押し込んだり棚の上に置いて使う型式のものだったのですから・・・。
お礼
回答ありがとうございます。 ブックシェルフ型やトールボーイ型の成り立ちについてはすこししっていましたが、詳しく書いて頂いて勉強になりました。 当たり前といえばそうですが、製品の個性>製品の型による傾向、ですよね。ひとくくりにして考えすぎてました。手間がかかるかもしれませんが、1つずつ見ていきたいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ブックシェルフ = スタンド必須、と思い込んでいました。でもいい音を出すことが目的なわけですから、いい音がでればなんでもいいわけですよね。 点音源なんかもユニットの距離感の問題、ですから型は関係ないですし…色々と思い込みがあったように思います。 型でくくるのはやめて自分のニーズを考えてスピーカー1つ1つを見ていきます。ありがとうございました!