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「博士号所持者」の肩書きについて(ビザ申請)
ニュージーランドのビザ申請書の最初の方に、「preferred title」(希望する肩書き)を選ぶ欄があるのですが、「Mr」、「Mrs」、「Ms」、「Miss」、「Dr」、「Other(specify)」というように、「Dr」(博士号所持者)が設けられているのは何故でしょうか?理由をご存じの方、いらしゃいますか。 また、この「Dr」を選ぶと、何か良い事/悪い事が起こりますか? 申請時に学位取得証明書を要求されるとか…? 他には、観光ビザを「Dr」で取ったら、その後就労ビザに切り替えやすくなるとか…? 他の国のビザでも、同じ肩書きを選べるようになっていれば、その理由を教えて下さい。
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欧米社会では1世代前まではDr.は周囲から1目置かれるステータスシンボルでした。 それで、称号としてDr.が使われていました。日常会話でもDr.~と名前に称号を付けて 呼ぶのが普通でした。ドイツ語圏では本人で無く、その奥様にもFrau Dr.博士夫人と 呼びかけていたものです。 今日では、日常会話でDr.~の呼びかけはまれになりましたが、初対面や講演会の紹介では必ず Dr.付けで紹介されます。 英語圏のアメリカでは形式張った事はなく、呼びかけにDr.を使うことは有りません。 アメリカでDr.と言うとお医者さんを意味します。 ただし、特定の業界ではDr.はその道で認められた知識と技能を有する人の意味で資格の無い人とは 違うと言うことを強調する感じで使われます。 アメリカのTVドラマCSI科学捜査班では「俺は3つもDr.を持っている」と言う様に使われていました。 欧州でも保守的なオーストリアでは複数学位を持つ場合は、今でもDr.Dr.(学位の数だけ)~と名刺に 書いている人も居ます。70代以上の人です。 Other はDr.以外の学位、例えば修士Diplomとか爵位です。 自分が「Mr」、「Mrs」、「Ms」、「Miss」、「Dr」でもないホモ・レズだからこの欄にホモとか レズと記入する恥ずかしいことはしないようにしてください。 Specifyはそれを明確に記入しなさいと言うことで、国際的に共通に認められた資格・肩書き ということになります。 ビザ申請の時ですが、その時の状況次第です。ビザが研究等の目的の場合は、受け入れ先を 申告する事が必要と成ります。受け入れ先が確実な所なら、普通は学位取得証明書は必要とされません。 移住等の場合は、要求されるかも知れません。 肩書きにDr.が有ればビザの申請に不利に成ることは無いでしょう。ただし、Dr.が虚偽の申告なら 発覚すると後が厄介です。Dr.は名誉有る称号という事で、授与の際に「反社会的な犯罪を起こした 場合には取消される」という条件を付けている大学もあります。 日本ではDr.学位の事を「靴下に付いた米粒」と揶揄しています。 意味は「取らないと(大学に居るには)気持ち悪いし、取っても喰えない」という意味です。 欧米に行くと、一目置かれますので「そんな米粒でも取ってはおくものだ」という気分になります。
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- f272
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preferred titleを選ばせるのは,その国の習慣だからです。 日本では,この手の申請書には必ず既婚か未婚かを書かせるでしょう。それと同じように国によって何を書かせるかは少しずつ違うのです。Mr Mrs Ms Miss以外ではDrを選ぶ人が多いので選択肢にあるんでしょうが,それ以外でもOtherを選べばいいですね。 > また、この「Dr」を選ぶと、何か良い事/悪い事が起こりますか? 何も変わりません。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 日本国内の申請書では、なかなか見られない肩書きですね。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 確か、10年ちょっと昔の日本の無責任な政策のおかげで、Dr.はアカデミックポストからあぶれるほどに生産されてしまいましたね。。。「靴下に付いた米粒」って、その時聞いたような覚えがあります。日本のDr.と欧米のDr.の中身はもしかしたらレベルが違うのかもしれませんが、名乗った者勝ちというか、謙遜を美徳としない欧米気質が表れているような気がしました。詳しいご回答、参考になりました。