- ベストアンサー
双3極真空管使用のパラレルプッシュプルでの問題
- 質問: 1本の中でバイアス電流が違うものをパラで使って、特性、音質面、信頼性面に問題はないのでしょうか?
- 質問: 双極管を片方だけ使い、もう片方は完全にオープンでシングルとして使っても問題はないのでしょうか?
- 質問: パラレルとシングルプッシュプルの音質、特性、信頼性のメリット、デメリットについて詳しく教えてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
始めから難しい球を選択しましたね。本来レギュレータ用途の球ですので内臓ユニットのペアはそろっていないのが多いと思います。これをパラにした場合は総電流は合っていてもユニット間ではアンバランスになりますので各ユニット単独でバイアス調整出来るようにするのが良いでしょう。また、片側ユニットを遊ばせてシングルプッシュにしても特に問題は発生しませんし、遊んでるユニットの劣化も少ないものと思われますが出来れば単管でプッシュを組んだ方が良いですね。OPTのインピーダンスは倍のものが必要となりますが4Ω端子に8オームのスピーカーを繋げば良いでしょう。 音質云々はパラでもシングルでもパワーの差以外は無いと思います。デメリットといえるかどうかは解りませんがヒーター電力、プレート電流がかなり多い球ですので出力のわりに電気を大食いするところでしょうか。PT、OPTも大型になり重くなります。非常にバイアスの深い球なのでドライブが難しいですが頑張って自分の物にしてください。最適バイアス電流はプレート電圧、負荷抵抗が不明ですのでこれといった数値は提示出来ません。
その他の回答 (1)
共産圏製造の真空管は特性のバラツキが大きく、プッシュプルには向きません ましてやパラレルなんぞはとてもとても・・・ プッシュプルでの使用は固定バイアスにして一本毎に電圧を設定しないと、 プッシュプルの良さは発揮できないですね。 双三極管の片側使用は不可です、使用しない方も同じだけ劣化します。 プッシュプル回路のメリット(A級増幅に対してになります) ・省電力 ・出力が稼げる ・歪部が打ち消されるので歪率が向上する 特性が揃っている事が大前提です、特性が揃ってないと、歪率低下の 要因になります。 共産圏の真空管ならA級増幅のほうが、音質面では良いと思います。 固定バイアスにすると若干ですが出力が増え室内での音楽再生なら OKだと思いますが・・・ 東芝などの製品は精度が良く、通常で使用してもOKでした、更に 秋葉原では店主の好意で測定して、ペアーチューブとして特性の揃った 物を販売してました。 バイアス電圧は最小電力と最大電力の中間にとるが理想ですが、 私は、最大値周辺で歪むのを恐れて80%くらいになるようバイアスを 深くしてます。 6AS7の特性表はネットで探せばみつかるはずです。
お礼
回答ありがとうございました。 やはり、その辺りの店から適当に買ってきた球は、プッシュプルには使えないですね。 エミッションなども違うでしょうから。ましてや、パラレルプッシュプルなんぞには。。。 今後は特性の揃ったペアを買うようにします。 今回はRCA製1972年製とあったので、思わず飛びついてしまいました。
お礼
回答ありがとうございました。 わかりました。 6AS7は、300Bとよく似ている小型版と言う事で買いました。 ネットでも、本来整流管である6AS7を出力管として使う例が書かれています。 音は、高音が澄み切ってよく伸びていますが、ちょっと硬くてきつい様な気がします。 録音の古いソースでも、綺麗に聴こえます。 最初スベトラーナ製を使っていて硬い感じがしましたが、RCAにしてちょっと柔らかくなりました。 今は、パラプッシュプルをやめて、シングルプッシュプルにして双極管の片側だけにしました。 確かに、歪が少なくなったに思えます。アドバイスありがとうございました。