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決められたキーの中で使ってはいけないコード
決められたキーの中で使ってはいけないコードってダイアトニック以外のコードすべてでいいんでしょうか? 例えばキーがcならC、Em、Dm、F、G(7)、Am、Bm(♭5)以外はダメっていう理解でいいんでしょうか? また、Bm(♭5)とはどのようなコードですか? 使ってはいけないコードを知るためには何を検索すればいいでしょうか? 初歩的な質問ですがよろしくお願いします。。。
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実際の曲を見るとダイアトニック以外にもさまざまなコードが使われています。では、何でも使ってもいいかと問われれば「そうではない」という答えになります。 これはどういうことかと言えば、コードには役割があり脈絡のない使い方*は「分かってないな」と思われ、また不自然な感じを与えるからです。これはダイアトニックだけ使った場合でも当てはまります。例外的にプロの作品でも思いもつかない進行が見られることがありますがあまり真似しない方がよく、また例外的であるが故に借用した(悪くいえばパクった)と見抜かれます。 (*コードの初歩でよく取り上げられるいわゆる「弱進行」についてはポピュラーの世界で使われるようになってから久しいので、今ではそれほどの違和感を感じないようです。しかしそれでも避けるべきとする人はいます。) ノンダイアトニックコードの初歩的な使い方として覚えておくといいのは、それぞれのダイアトニックコード(Bm(♭5)除く)を引き出すコードです。 コード進行の基本は V(7) → I にあると言われます。Dm, Em, F, G(7), Am をそれぞれ I と見なし(つまり順に、ニ短調、ホ短調、ヘ長調、ト長調、イ短調の I のコードになります)、それに対する V7 を前に置き 1 A7 - Dm 2 B7 - Em 3 C7 - F 4 D7 - G(7) セカンダリードミナント 5 E7 - Am このうちよくあるのは1、3、4で、2は5と組み合わされ B7 - E7 - Am のように、つまりイ短調への転調への誘いとなることがよくあります。 さらにこれらの左側のノンダイアトニックを引き出すコードをさらに前に置いたり(V7 - I でなく II - V7 ツーファイブを応用したり)、同主調のハ短調のコードを引用したりとさまざまな方法があります。もちろんこれは一部に過ぎないので、いろいろな方法を試すとほとんどのコードが使えることになります。 ジャンルにかかわりなくいろいろな作品を聞き、コードを分析することを勧めます。ただこのとき分析した結果が「どういう理論で、どういう名前の用法か」ということを “悩みすぎない” ことが大切です。いいと思えば取り入れる、気に入らなければ真似をしない、でいいです。 ------------------------------- Bm(b5) はハ長調の7番目のダイアトニックのような位置にありますが、むしろイ短調の2番目と考えた方がいいコードです。というのはほぼ例外なく Bm7(b5) - E7 という進行になり(イ短調では II7 - V7)、ハ長調で現れるとイ短調への転調へと向かいます。Bm(b5) のままでは「シレファ」だけで響きが貧弱なのか7thのラを加えることが多いです。
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- hirotodo_001
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本来「A7」が「A」 「世界中の誰よりずっと」 http://music.j-total.net/data/021na/024_nakayama_miho_and_WANDS/001.html 本来「Em」が「E」 「風になれ -緑のために-」谷山浩子 突然の「A」 「赤黄色の金木犀」 http://gakufu.gakki.me/m/?p=DT11348&a=0 このカテで教えてもらった曲です。 そうそうたる皆さんがレスされてますので まぁ良いか?と思っていたのですが 一言だけ。 「作曲は才能です。理論では感動しません。」 才能の無い人間にとって「理論」は才能が有る人に追い付く「手段」です。 私が創ると「誰それさんのマネ」にしかならない。 もし質問者様(またはこのスレを見ている方)に「作曲の才能」が有るのでしたらどうか「大切に」育てて下さい。 で、良い曲を作って おっさん達を「感動」させて下さい。
お礼
回答ありがとうございます。 まずは自分で作ってみますね! また機会があればよろしくお願いします。
- tomatine
- ベストアンサー率37% (291/776)
>「理論は破るもの」ですよ。 >今理論の勉強中のようですが、個人的には勉強を中断し、楽器で適当にコードを弾きながら、 >自分なりの作曲ノウハウを確立させていくことをおすすめします。 No.1さんのご意見に賛成です。 既製の枠の中では芸術は生まれません。 枠を破るために、枠の事を学ぶ事は大切なことですが。 ダイアトニックだけの音楽なんて、香辛料のない料理みたいなもんですよ。
お礼
返答有り難うございます。 僕もNo.1さんの回答を見てハッとしました。まずはがむしゃらにやってみようと思います。
- lilact
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中学校の教科書にも載っている?「翼をください」で説明します。 最初の4小節 C G C7 F C この「C7」はセカンダリードミナント 最後の方 C B♭ G7 C このB♭はサブドミナント キーCメジャーで考えると、Bm(♭5)はG7の「ソ」が省略されたドミナントとして使うことがある。 何を検索するとよいか 「借用和音」、「準固有和音」「セカンダリードミナント」 違うキーのコードを借りてきて使うものです。 実際の曲だとダイアトニックコード以外のコードもよく使われています。
お礼
返答ありがとうございます。 あまり禁じ手というのは意識しないほうがいいみたいですね(コードについては) 参考になりました!ありがとうございました!
使ってはいけないというわけではないです。 ただし、ダイアトニック外のコードはノンダイアトニックとして、区別されます。 例えばCメジャーの音階なら、Cmはどう見てもノンダイアトニックですね。 あとおせっかいながら、一音楽経験者としてのアドバイスです。 音楽は理論から入るとダメです。 理論の範囲内できっちり作ると整った曲にはなりますが、音楽的にはつまらないものになりがちです。 質問者さんもプロの曲を聞いて「きっちりしててプロらしいのだが、何かつまらない」と感じることはないでしょうか。 それはオリジナリティがない(理論どおりの曲なのだから、誰かが似たようなものをすでに作っているに決まっている)からです。 聞いたことのないコード進行、聞いたことのないメロディがオリジナリティになり、聞き手をはっとさせるのです。 そういう意味では、オリジナリティはノンダイアトニック(理論外)のなかにあると言っても過言ではないでしょう。 「理論は破るもの」ですよ。 今理論の勉強中のようですが、個人的には勉強を中断し、楽器で適当にコードを弾きながら、自分なりの作曲ノウハウを確立させていくことをおすすめします。
お礼
返答、アドバイスありがとうございます。 >質問者さんもプロの曲を聞いて「きっちりしててプロらしいのだが、何かつまらない」と感じることはないでしょうか。 はい。あります。かなりあります。 >今理論の勉強中のようですが、個人的には勉強を中断し、楽器で適当にコードを弾きながら、自分なりの作曲ノウハウを確立させていくことをおすすめします。 そうですね。。なんかハッとしました。一度そうしてみようと思います。 自分は一度理論を学んでからその上で意識的に崩そうと思ってたのですがまずは作ってみたほうがいいような気がしてきました。一旦、そうしてみようと思います。自分的にかなりいいアドバイスもらえたような気がします。ありがとうございました! 行き詰まったらまた質問しようと思いますのでその時に機会があればよろしくお願いします!
お礼
長文で詳しく、かつ分かりやすくありがとうございます。 かなり理解できました。一旦理論的なことはここでストップして自分なりに作ってみようと思います。 色々な作品を聴いて自分なりに作ってみようと思います! また行き詰まったら質問してしまうと思うのでその時に機会があればよろしくお願いします。わざわざ長文ありがとうございました。分かりやすかったです!