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ギターのペダル型プリアンプについて質問です。よくアンプのインプットに挿

ギターのペダル型プリアンプについて質問です。よくアンプのインプットに挿すと、プリを2回通るので音が引っ込むと言われます。なぜ2回通ると音が引っ込む又は劣化するのでしょうか? それなのに、レベルつまみ付の歪みエフェクター(プリアンプと言っていい?)はインプットに挿しても大丈夫と言われるのがよくわかりません。。 マニアックな?質問かもしれませんが、どなたか詳しい方ご回答よろしくお願いします!

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  • maruha_sa
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回答No.3

こんにちは(こんばんは)。引き続き、回答しますね。 さて、正直私も電気についてそう詳しい方ではないのですが、わかりやすく説明するためにインピーダンスとレベルは水道管とその中を流れる水でたとえることにします(文字だけではなかなか説明しにくいのですが)。 まずはアンプ側の入力には水道管がついています。仮に10cmの直径としましょう。そしてエフェクター側の出力にも水道管がついており、これも直径10cmです。これならうまくジョイントできますよね?もしエフェクター側の出力(水道管の直径)が5cmだったら、うまくはまりませんよね?この直径を合わせることを「レベルマッチング」といい、入力レベルと出力レベルが合っている状態で、このレベルをスペック表では「dB(デジベル)」で表記します(dBuとかdBVも同義語)。 次にアンプ側の入力レベル(水道管はうまくつながったので)は整ったので今度はそこに信号(水)を流します。水(信号)が流れると水道管(アンプの入力)を通り、その水は水車を回します(スピーカーを鳴らします)。このとき、水の流量、すなわち「水の流れやすさ」がインピーダンスです。インピーダンスとは抵抗値ですから、水が流れにくい(たとえば直径10cmの管に1tもの水を流すには直径が狭すぎ、時間がかかる=流れにくい)と入力側のアンプは正常に信号(水)を受け取ることができず、風車(スピーカー)はドライブしません。 逆に直径10cmの管にちょろちょろ程度の水はすぐに流すことができますし、流れも速いです。が、先ほど同様1tの水を流すには時間がかかりすぎるのと水量が足りなくて水車は回りません(スピーカーはうまくドライブしません)。 出てきている「1tの水」というのはギターの出力インピーダンスです。基本的にギターはハイインピーダンスですから、入力側のインピーダンスに合わせてやる必要があります。こうして出力と入力側のインピーダンスを合わせることを「インピーダンスマッチング」といい、通常のラインにおいて、「ロー出しハイ受け」が基本です。 結果、レベルもインピーダンスも出力側(ギター)と入力側(アンプインまたはリターン)が「ロー出しハイ受け」の状態で、規定内の数字に収まって、両方のいいとこ取りができるわけです。 ただ残念なことにエフェクターメーカーやアンプメーカーでこうしたスペックを明言(公表)しているメーカーは数少ないです。そこが一番難しいのですが、たとえば私の使っているFender Hot Rodではアンプインが1Mオーム、パワーアンプインが54kオームで、一般的なエフェクターの出力インピーは1kオームです。アンプインとパワーインでどのくらいの差があるかわかるでしょう。1kオーム出力に1Mオームがちょうどいいくらいとすれば、54kオームでは入力が大きすぎ、もっとエフェクター出力インピーが低い必要があります。こうしたミスマッチがトーンへの影響を及ぼします(Hot Rodにはリミッターがついていてパワーインの過大入力には中域が上がります)。エフェクトリーターンでは普通もっと許容量があるはずですが、アンプによって違うので何とも言えないところです。 この辺はPAのミキサーあたりを勉強するとどういうものか見えてきます。

sdr_ty
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます!とてもわかりやすい例えで納得しました。 確かにブースターだけでレベルは合うが、ht-dualはフロントインプット用に 考えられている(1kΩ)と思うので、アンプリターンではインピーはアンマッチング になりそうですね。 これからはレベル・インピーダンスといった基本を理解しつつ、アンプのそのままの音 をもう少し聴いて、活かせるようなセッティングにしたいと思います!参考ページといい 本当にご丁寧にありがとうございました!

その他の回答 (2)

  • maruha_sa
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回答No.2

No.1です。 POD XTをお持ちなんですよね?一度取説をじっくり読んでみることをお薦めします。実はXTのマニュアルって良く解説されていて、PODシリーズのなかでも詳細です。私の持っているPDFマニュアルで、3.5ページ内の「アンプでベストなサウンドを出すには」という項目に、アンプのフラットセッティングが書いてます。ようは「MIDを最大TrebleとBassを0」というのがほとんどのアンプに通用するものです。ギターアンプはそれだけMIDが削られている=ドンシャリということです。 そこにパワーやエフェクトリターンに突っ込むときのセッティングも書いています。ここ読まないとセッティングとしてはこもるでしょう。XTなら実はマイクとルームがここでオフにすることができます。 余談はさておき、事象1と2のご経験からの質問だったわけですね? 事象1の「リターンならパワー管直」というのも、合っているようで外れていたりします。問題はアンプによってエフェクトリターン後にPost EQを噛ましているものがあります。最近の大出力チューブアンプはこれです。簡単に言うとエフェクトリターン後にアンプのトーン回路を通すものがあるということです。だからこの類のアンプにリターン直(パワー直)にしても2段のトーン回路は通ります。結局、前出の回答通りです。本当の意味でのパワー直というのはPA用の、レンジが広いパワーアンプに突っ込んで意味があります。 また、各社のアンプでもパワーに色づけをしている(逆に言うと自社のプリで一番いい音を出るように調整してある)ので、基本的なギター用パワーアンプの色というのは、甘めです。RocktronにVelocityというパワーアンプがありますが、これはギター用に設計された専用のパワーですが、これにプリから突っ込んだら全然レンジの広い音なんて鳴りませんでした。ギターアンプと同じです。完全に色づけのないパワーに突っ込んでこそ、抜ける音が出せます。 事象2ですが、もうおわかりですよね? お使いになったリターンを持つアンプは(たぶん)Post EQを持つもの、またはブースターを噛ますことでインピーダンスがあっていないかでしょう。 アンプインプットとエフェクトリターンは全くといっていいほど入力インピーダンスが違います。エフェクトリターンは基本的にコンパクトを突っ込むようにはできていません。ですので「真空管エフェクターの中域が強調され過ぎてこもった。」は正解です。単にブースターで入力レベルが整っただけに過ぎず、簡単に言うとインピーダンスが合わないとストレートな音は出ません。もしかするとブースターでレベルが大きすぎたため保護回路が働いてリミッターがかかった(音がつぶれるので中域が強調される)ということもあります。 いずれにせよ、ギターアンプのパワーだけ使うのは知っている人はやりたがりますが、「上手の手から水が漏る」ということで、本当は何も知らない人が挑戦しているだけに過ぎず、メーカーの意図を無視してまで、いい音が作れるとは思えません。機材壊す前にせめて使うアンプがどう言った回路構成くらいは知っているべきです。その上でパワーだけ使うなら機材に負担もかけず、いい音を引き出せます。 ちなみに本気でプリ+パワー+セパレートSPを使うなら機材構成はPA並に複雑になります。ギターアンプのパワーだけ使うような中途半端な使い方では、まともな音作りもできないといっても過言ではないでしょう。メーカーやアンプによって音変わるし、そのパワーだけの音がわからないわけですから前段でどういう音作ればいいのか判断つきません。 まずは機材の特性を知って、個々の音質を知るところから始めないと自分の音は見つけられません。

sdr_ty
質問者

お礼

お礼が遅れてしまい申し訳ありませんでした。 とても詳しい内容ありがとうございます。 ライブではどういった状態のアンプがあるかわからない場所でも行うので、なるべく音質が変わらないリターン接続を行っていましたが、maruha_saさんの助言通りインプット接続でアンプの特性を把握しながら音作りしていこうと思いました。 最後にひとつだけお聞きしたいのですが、入力インピーダンスと入力レベルというのはどう違うのでしょうか? よくインピーダンスを合わせるといいますが、初回質問の時に話題にした、エフェクターをprovidenceブースターでレベル上げてアンプリターンに接続するというのは、レベルだけ合っていてインピーダンス(1kΩとか?)は合っていないということでしょうか?(アンプリターンは1kΩではない?) 初歩的な質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

  • maruha_sa
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回答No.1

>よくアンプのインプットに挿すと、プリを2回通るので音が引っ込むと言われます。なぜ2回通ると音が引っ込む又は劣化するのでしょうか? そんなことは聞いたことがないんですが...(汗)。 私もプリ使いますが、いつもレコーディングで抜けすぎて混じらないから抑えろ!っていつも怒られてましたし。 ようは音の作り方なんですよ。アンプ直でない限り劣化はあります。しかし、音作りとは別の問題です。アンプの特性を知っていますか?基本的に聴感上の問題でどんなアンプもドンシャリ、いわゆる中域を抑え、高域と低域が上がるようにできています。ギター自体が中域をもつ楽器だからというのも理由の一つです。 プリアンプの誤解しがちなところですが、「プリアンプは基本の音を作る」と言います。しかし直接パワーアンプに突っ込んでドライブするならそのセッティングはドンシャリでもかまわないのですが、プリでドンシャリを作ってアンプに突っ込むなら、当然中域を抑えた音に、中域を抑えたアンプにプラグインするので、ギターが持つ中域の音が引っ込むのは当たり前と言っては当たり前のことですよね? 「プリアンプは基本の音を作る」というのは言葉だけなら間違いではありませんが、本来ギターの持つおいしい音、つまり「芯の音」を作るようにしないとそれは引っ込みます。芯の音を抜ける音に作れば、アンプでも少々中域上げるだけで抜群に抜ける音が作れます。 エフェクターの場合は、基本的なレンジの出力は一定です。トーンコントロールなど付いていても内部での歪みをコントロールするためのもので、極端なレンジを変更するものではありません。ポストEQ(後段、最終段のEQ)でしたら結構変わったりしますけど。また、歪み系のエフェクトでも、グランジのような中域をばっさりカットするような音作りでは、もちろん引っ込みます。結果、ステージの大きさやバンドに合わない爆音になってアンサンブルを乱すものです。 確かに多いですよ。ギター暦10年選手でもいい機材使っているのにまったく抜けない、レンジが狭く爆音を作る人は。プロが上手いのはそういうことを感じる耳を持っているということで、普段聞いているCDなどをベースに音作りする(あのアーティストの音が出したいとか)と、割とドンシャリの音を作りがちです。でもこれはレコーディングでアンサンブルや曲に合わせたイコライジングをするので、実際に鳴っている音とは結構かけ離れたものです。ここに勘違いの要因があります。 抜ける音と爆音はぜんぜん違います。まあ、アンプのセッティングを見て音を聞けば素人か上手いかははっきりします。上手い音作りで、自分だけの音を目指して耳を鍛えることが大事ですね。

sdr_ty
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます! アンプの特性がドンシャリとは知らなかったです。確かにギターは中域が周波数成分ですからね(機種によっても違うが)。 御回答にあったようにこもって聴こえるのが音作りの問題となると、以下のような事象について私の考察は間違いですかね?? 事象1;pod_xtをアンプインプットに挿すとリターン挿しの時よりこもって聴こえる   (当然、接続先はコンボフロントやスタックフロントにしてある) ⇒プリを2回通っているからこもる?リターンならパワー管直だから。 事象2;BlackStar HT-Dualをアンプインプットに挿すと音が前にでるが、リターン挿しだと引っ込んで聴こえる(ゲイン稼ぐためprovidenceのブースターかましてリターン挿し) ⇒歪エフェクタだからプリほどゲインないので、プリ2回通るとは違うからアンプインプット接続でも大丈夫だった。 リターン挿しでこもるのは、providenceブースターはEQ無しで原音そのまま持ち上げるタイプだから、真空管エフェクターの中域が強調され過ぎてこもった。 ご意見よろしくお願い致します。。

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