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サンスイのMOS-FETアンプについて。

今は無きサンスイのアンプはオークション市場でも常に人気があり高値を付けてでも手に入れたい人は沢山いますね。 特に07シリーズ。 607や907のMOSプレミアムやリミテッドはデバイス自体が当時すでに半導体メーカー側で生産中止していた為に、あえてサンスイの在庫品を使い限定生産された製品と聞いています。また、価格も例えば607MOS PREMIUM(当時定価138000円)などはその価値から実際は25万位で売りたかったというようなことも元サンスイの方が言っていたそうです。 さて、10年位前にソニーやDENONのピュアオーディオのアンプに使われていたMOS-FETは、サンスイのそれがオーディオ専用のものをチョイスして使っていたのに比べ、汎用のものを使っていたとのこと。(これも何かで読んだ様な) よって、音にダイナミックさやメリハリ、高域の抜けはあるものの、よく言われるサンスイのように今ひとつ繊細でコクのある音がしないといいます。 それほどサンスイのアンプは抜きん出ていたのでしょうか? また、サンスイも最終的には音の良いMOS-FETの供給が無理になった為、後発製品は軒並みオーディオ専用に開発したNM-LAPTというデバイスに切り替えています。これはMOS-FETに比べてやはり全く別物の音と考えてよいのでしょうか? (私自身、NM-LAPTの音は知っていますが、今でも名機との評価が高い同社一連のMOS-FETのアンプの音はじっくり聴いた事がありません故・・・) 同社製の件のアンプを所有または聴かれたことのある方、是非ご意見等をお聞かせ頂ければ・・・ 宜しくお願い致します。

みんなの回答

回答No.4

No.1です。金田式アンプまで話題が発展しましたが この問題は、趣味、道楽は何か?というところまでいく話題だと思います。私はサンスイから始まって、テクニクス、ヤマハ、サンスイ、ラックス、アキュフェーズとアンプの遍歴を重ねてきました。 その間、そのアンプにどんな部品が使われているかで、機器を選んだことはありません。でも、人によっては、このアンプにはMOS-FETが使われているから買った、でも良いのではないでしょうか? 私はバランスを重視するタイプなので、今現在の回答がアキュフェーズのアンプなのです。測定的な音というのは、何か先行されたイメージではないでしょうか?部品にも大いに拘っていますが、決してこの部品を使っているから、素晴らしいんだというようなことは言ってません。そこが、私の持論と合うのです。 前にも述べたように、FETを使おうが、TRを使おうがどんな音に仕上げるかが、設計者の腕のみせどころだと思います。 日本では設計者や企画をした人たちの顔が見えません。 常にどんな部品を使ったか、特性がどうかといったようなことが話題になります。短絡思考ではないかと私は思っています。 もちろん趣味、道楽というのは「こだわり」というのが大切で、他人から見れば、そんなことと、思うようなことでも当人にとっては、大事なことなので、あとはその人の考え方ということになりますね。 前に懇意にしていた、喫茶店のマスターが言っていたことを思い出しました。「よく、コーヒー豆でブラジルは苦味、モカは酸味なんていうけど、私は淹れ方によって苦いモカ、酸味のあるブラジルを出すことが出来ますよ」って、いってたっけ....

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

回答No.3

念のために追記しておきますが、金田氏が、1個1個のパーツを指定し、部品の配置、向き、配線方法まで、事細かに指定するのは、その1個1個のパーツだけを取り出して「音が良いから」という趣旨では、必ずしもないでしょう。 つまり、金田式アンプは、ある意味で金田氏の音に対する哲学とか、価値観とか、もっと平たくいえば「これが俺の思う『良い音』だ」という主張を体現したものといえるでしょう。そのため、それを自作記事とする以上、「同じ音」を再現するためには、金田氏が製作したのと寸分たがわず作る必要があります。 ゆえに、個別のパーツの取り付け方向に至るまで指示がされているものと、(善意に)解釈します。 したがって、その個別のパーツをバラバラにして、別の回路、別の目的に利用しても、必ずしも最良の結果は得られないでしょう。金田氏が、「このトランジスタは音が良い」と思って、そのパーツをたびたび使うとしても、それは氏自身の設計思想・手法に適うからであって、たとえば安井式アンプに金田氏指定パーツを転用したからといって、金田式アンプの音になる訳では勿論ありません。 金田シンパの人の中には、たまに、金田氏の回路を離れて指定パーツ単独で「これは(金田式に使われているから)良いパーツだ」という人がいますが、全く中身のないスッカラカンの主張だと思われます(話の発端が金田式アンプだったので金田式を槍玉に挙げましたが、勿論他でも同じ)。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

回答No.2

サンスイのファンでも、ユーザでもありませんが・・・ そこまでパーツにこだわりがあるなら、ご自分でアンプを設計されてはいかがですか? たとえサンスイのアンプからMOS-FETを引っぺがしてきても、絶対サンスイの音にはなりませんから、「サンスイはXXXXというMOS-FETを使っているから~」というのが全く意味のない議論だというのが、よく分かるでしょう。 たとえば、あなたの位置づけではコンデンサの重要度がトランジスタに劣るようですが、電源のコンデンサは、マス的に見ればスピーカーと直列だともいえるので、極めて重要なパーツです。コンデンサを従たる素子としてしか考えないなら、良いアンプは作れません。 つまり、あなたが、「サンスイが使っているオーディオ専用MOS-FET」を使っても、あなたの好きなサンスイの音は出せず、好きではないDENONと同じくらいの評価しかできない音しか出せないなら、「サンスイが使っているオーディオ専用MOS-FET」も、「DENONが使っている汎用MOS-FET」も、あなたにとっては等価値であって、議論するに足りません。 つまり、あなたの議論は、「俺はサンスイの音が好きだ」といっている過ぎない可能性があります。サンスイが「オーディオ専用パーツ」や「選別品」や「自社在庫」を使っていることに対する評価は、「俺の好きな音を出すために、そこまでパーツにこだわってくれてたのか!」という感動に過ぎないのではありませんか? また、世の中には当然さまざまな価値観があるわけで、たとえば金田式アンプや長岡式スピーカーのシンパもいれば、アンチな人も少なくありません。こと金田式アンプに関しては、部品の製造ロットまで指定しかねない勢いなので、シンパの人にとっては指定部品が宝石のように映ることでしょうが、アンチの人にとっては何10年も前に廃止されたガラクタ(あるいはシンパの人に売りつけるための投機対象)に過ぎません。 同じように、サンスイのアンプを熱狂的・妄信的に支持する人もいれば、ゴミだと評価する人がいてもおかしくないのです。逆に、Accuphaseの音が機械的で無味乾燥と思う人もいれば、それが世界最高のアンプだと評価する人もいるわけです(もちろん、DENONでも、SONYでも、Krellでも、Jeff Rowlandでも、GOLDMUNDでも、同じ話。)。 そういった、多様な価値観があるからこそ、サンスイの意義もあるというものです。世界中のアンプがサンスイの音だったら、オーディオという趣味がどれほどくだらないものか、想像したくもありません。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 最初に・・・ 私はサンスイが特に好きとか、特定のデバイスにこだわり?(件の石などはたまたま過去に同社製品に使われていて、当時から音が良いと評判で、その後雑誌の製作記事などにも諸氏によって軒並み取り上げられてから更に有名になったという経緯)、偏執的・マニアックに崇拝・至上したりはさらさらないのですね。(質問欄にも、・・・のでしょうか?としか問うておりません) 仰せの様に、サンスイは確かに価値的にも意義があり、熱狂的な支持者がいることも事実です。が、勿論そのことは他のメーカー製品にも言えますし、バラエティ豊かな各社製品群の中から自分の好みの製品や音を選び構成し、好きな音楽を聴くことが本来の楽しみだと私も思います。 今回、特に私がサンスイに注目したのは例えば、オーディオ中古市場やネットオークション等でダントツ人気が高く、かつ玉数も常に多いこと。過去の雑誌の記事を拾い読んでも次々に出す製品の評価が高いこと、そこには必ずデバイスのことが書かれていること等から興味を持ったのです。設立当時から質の良いトランスを作っていた同社がアンプを作るにあたり、音にこだわり使い続けたデバイス(バイポーラ~MOS-FET~NM-LAPT)というものに特に感心を持ったというわけです。 そしてその率直なご意見を伺えればと思いました。 あと、蛇足ながら電源平滑コンデンサーは整流後のリップル成分を完全に取り除きDC化する働きは周知の通りで、音質的にも確かに低雑音に貢献します。が、直接音質に影響するCとしては特に段間のカップリングCでしょう。正弦波にDC成分が乗っている脈流が流れているラインに対して直列にコンデンサーを接続すると、DC成分がカットされ、音声信号のAC成分のみが出力されますので、質の高いものが求められます。あと、各回路中のケミコン(AC成分をGNDに流す平滑用)もオーディオ用がよく用いられますね。 経年による容量抜け等からメンテナンスで交換する頻度も高いCですが、合わせて各段Trも交換頻度は高いのに終段パワーTr(FET)={最も重要な素子かつ供給も難しい}は殆ど交換する必要がない圧倒的第1位!がサンスイというのも、(すでに同社は無く)残された所有者やこれからオーナーになる人にとって結果的に実に先を見越した有難い設計・配慮!であったことかなどと思い、ますます興味の湧くところなのですね。

回答No.1

40年来オーディオを趣味にしているものです。 サンスイのアンプも真空管のAU-111から始まって AU-777、そしてAU-D907と使ってきました。 サンスイ製品を使ってきたのは、音楽を生き生きと、割と太めに 再生してくれるから、当時の自分が求めていたものに 合っていたからです。 あなたの提起した問題は結構裾野の広いテーマであると思います。 何故かといいますと、先に書いたように、私は決してサンスイの アンプに使われていた部品に興味を示した訳ではないからです。 MOS-FETでもMN-LAPTにしても単なるアンプを 構成する部品の一つに過ぎないのです。素材の一つです。 これだけで全体の性能や音質がきまるわけではありません。 部品ではトランス、ケミコン、抵抗、線材、放熱器等々、また もっと重要なのは回路、そしてレイアウト、配線等数え上げれば きりがありません。 これらを総合的に使い、一つの製品に仕上げるわけです。 私も含めて、ついパーツ一つ一つに拘りますが、勝負は 出てきた音です。何を使おうと良い音が出れば、その製品は 良い製品です。所謂能書きは不要です。 外国の製品はそんなパーツだけを取り上げることはありません。 日本人は素材の良さを、食べ物でも大事にしますが オーディオでも同じです。私はチョット違うと思っています。 設計者が色々なパーツを組み合わせて作り上げた、料理された 音を楽しみたいのです。 因みに現在私の使っているアンプはアキュフェーズのE-530ですが これもMOS-FETです。でもMOS-FETだから買ったわけではないのです。 MOS-FETの音なんて、ないと思います。最後に結論になりましたが 素材はあくまでも素材で、完成品ではないということです。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 勿論、仰せの様にアンプなどは回路や素材の電子部品等はもとより例えば筐体のビスを銅製にしても、さらにはフロントパネルの色をブラックからシルバーに変えただけでも(アルマイト処理の差)、「音」は変るでしょう。でも、それらはアンプ本来の働きとして主に増幅を行う中心的な存在である真空管・TR・FETといったデバイスにくらべれば根幹から外れ、差は僅かです。あくまで付属的・従属的で、しかし良い音に限りなく奉仕するものとして私なども総合的に捉えています。 ご存知かと思いますが、 サンスイは昔から優秀なトランスのメーカーとして知れ渡っていますし(Trラジオ用の小さなトランスから大型電源用まで)、世に出すオーディオ製品(60~70年代の黎明期~絶頂期はあのブラックフェースがマニア達の憧れでもあった)は軒並み高級なイメージでかつ高価でしたからね。 そんな同社が真空管式からソリッドステートに切り替えた時点でも構成パーツには特にこだわりがあったようです。トランスは自社のお家芸なので然りですが、やはり要(かなめ)の終段パワーTRにはいち早く日電(NEC)のA627/D188の純コンプリを使用しています。これは後の金田式アンプ等自作派マニアに絶大な支持を得た名TRとしてオーディオの歴史に名を残していますね。そんな先見の明のあった同社ですので、80~90年代のピュアオーディオがやがて衰退期を迎えるときでも真に音の良いデバイス(MOS-FETやMN-LAPT)に執拗にこだわりあえて汎用部品を使うことをせずに同社ストックのものを大切に使ったり、専用に開発したりといった姿勢が最後の最後まで07シリーズの輝かしい系譜に多大に寄与していると思います。 たしかにアキュフェーズの、理論や物量を整然と並べる独特の手法は毎回、目をみはりますが、何故か出てくる音が軒並み測定機的?で物理特性の優れた優等生ではあるけれど(あえて音に色付けをするという意味では無くて、何となく無機的で音楽性の表現に乏しく)音自体に魅力を感じないと思っているのは私だけでしょうか?

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