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クラシックギターの楽譜について。
2回目の質問になります。 これからクラシックギターを始めようと思っているのですが、楽譜はTAB譜はやめておいたほうがいいのでしょうか? もしタブ譜なしならばどういう練習をすれば初心者の僕でも上達できますか?
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クラシックギターの場合は、Tab譜は使いません。あくまで本譜(五線譜)を使うのが原則です。その場合、最初は押さえる場所が分からないように思いますが、それは以下のような約束事があり大丈夫です。 数字1、2、3、4、は左指の記号です。1は人差指、~4は小指です。0は開放弦です。 ○で囲んだ数字、(1)(2)(3)(4)(5)(6)は、弦を表します。 右指の記号は、p、i、m、a、chです。pは親指~chは小指です。ただし小指は特殊奏法にしか使いません。 次が大事なところです。 初心者のうちは、「第一ポジション」といって、左指の受け持ちが決まっています。 人差指1は、第1フレットを担当し、他のフレットは押さえません。 中指2は、第2フレットを担当し、他のフレットは押さえません。 薬指3は、第3フレットを担当し、他のフレットは押さえません。 小指4は、第4フレットを担当し、他のフレットは押さえません。 すなわち、本来は「指の記号」である数字が、第一ポジションに限って「フレット番号」と一致するのです。 そうすると、五線に(音符)オタマジャクシが書いてあって、その前後に、(2) 1 m と三つの記号がついていれば、「第二弦」の「第1フレットを人差指で押さえ」「右手は人差指で弾く」ということが分かります。(1) 0 aなら、第一弦の開放弦を薬指で弾く、という意味です。(5) 3 p とあれば、第五弦の3フレットを左薬指で押さえ右親指で弾くということです。要するに、これら3種類の記号で、「弾く弦」、「押さえる場所と押さえる指」、「弾く指」が分かるように書かれているのです。そのうち慣れてくれば記号が無くても指がそこに行くようになってきて、キチンと譜面が読めるようになります。結局、五線譜に書き込まれたTabを見ているようなものです。 ですから、初心者が独習で学ぶ教則本としては、最初からしばらくのページでは見づらいくらいに記号が譜面に書き込まれているのを選べばよいのです。これらの記号が少なく、五線譜がスッキリして見えるのは良くありません。どこを押さえたらよいのかが分からずチンプンカンプンになります。既出の音でも、しつこく記号がついている方が良いです。教本の原稿作成時に記号をたくさん書き込むのは手間が掛かりますが、それを丁寧に書き込んである本は、全体に丁寧に書かれているだろうと判断できます。楽器屋さんではそのような本を選んで購入すれば良いのです。 また上達して、楽譜や曲集を買うときも、このような記号が多いほうが、弾きやすいです。ギターはピアノと違って、同じ音が色々な弦で出せるので、記号がないと、「さてこの音は第何弦で弾けばよいのだろう?」ということになります。うんと上級者になれば、記号が無くても経験から分かるので、オタマジャクシだけで演奏できます。 文中、○で囲んだ数字は、表記されませんので、(1)という風にカッコで囲んだ数字になっていますが( )=○と思ってください。
お礼
詳しく説明していただき本当にありがとうございます! とても参考になりました。 これで少し上達する希望が見えてきました^^