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お薦めのシューマン交響曲全集は?
クラシック初心者ですが、 シューマンの交響曲全集を買おうと思っています。 お薦めのCDを教えてください。 初めてなので、まずはスタンダードなものが 良いと思っています。また、録音状態がいいのが いいです。 お薦めのCDとお薦め理由を教えてください。 ブラームスの交響曲全集についても教えて いただけるとうれしいです。 宜しくお願いいたします。
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こんにちは。 とてもたくさんの演奏があって,それぞれに個性があるので,どれがスタンダードとは申し上げにくいものがあるのですが,ざっと調べて全集で見つかるものの中で,とんでもなく個性的ではないと思うのは,以下のようなものでしょうか。 これが一番!,とはっきりとは書けませんが(どれもいい演奏と思うので,笑),私なりの感想を書いておきますので,選ぶ際の参考にしていただければと思います。 1)シューマン ☆サヴァリッシュ指揮/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 http://www.amazon.co.jp/dp/B0007INZH0 #1さまがご紹介のバーンスタインは,とても熱くロマンティックで,個人的にはとても好きな演奏です。当時の人々がこんな演奏をしたかどうかは別として,作曲当時の想いの濃さを現代人(といっても録音はかなり前ですが)の感覚で演奏すれば,こんな感じになるのかもしれません。 一方のサヴァリッシュは,一聴しておっ!と感じるようなインパクトはありませんが,大変に安心して聴ける演奏と思います。 2)ブラームス こちらはシューマン以上に録音がたくさんあるので,なかなかに絞りがたいものがありますね。 ☆ベーム指揮/ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 http://www.amazon.co.jp/dp/B00005FI5F/ クラシック音楽ってなに?オーケストラってどんな音?交響曲ってどんな曲?ブラームスってどんな音楽? という問いに対して,実例によって端的に答えるのに最適ではないかと勝手に思っている演奏です。 (もちろん,感じ方は人それぞれですが・・・) ☆ザンデルリンク指揮/ベルリン交響楽団 http://www.hmv.co.jp/product/detail/51031 「ブラームスは渋い」というイメージをお持ちの方にはぴったりと当てはまる演奏と思います。 ゆったりと一歩一歩踏みしめるように進んでいきます。 ☆ヴァント指揮/北ドイツ放送交響楽団 http://www.amazon.co.jp/dp/B00005EGUK/ 交響曲第1番の冒頭をザンデルリンクと比べると,「ええっ,同じ楽譜をこんなに違えて演奏していいの!?」というくらいにサクサクッといきます。 ブラームスにしてはそっけないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが,実際には細部まで緻密に仕上げられており,音楽とは,個人の思い入れや過剰な表現によってではなく,あくまでも楽譜に書かれた音によって表現されるべし,と言っているような毅然とした演奏です。 また,シューマンと同じ演奏傾向のバーンスタイン/ウィーンフィルハーモニー管弦楽団や,重厚で華麗な音を聴かせるカラヤン指揮/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のものも,ブラームスの交響曲としてはポピュラーかと思います。
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- tio_elemen
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シューマン ☆ガーディナー指揮/オーケストラ・レボリュッショナル・エ・ロマンティック ☆マリナー指揮/アカデミー室内管弦楽団 上記2つは、重厚なロマン的なサウンドとは一線を画した透き通った響きにより、シューマン独自の管弦楽法が表現されています。前者は2種の版が知られる交響曲第4番を量バージョン収録しており、資料的価値も高い。後者はブリリアント・レーベルから1000円以下で買えます。
お礼
御礼遅くなりました。 今回はサヴァリッシュに決めましたが、あっさりとしたタイプの 方が、どちらかというと好みなので、お薦めのCDもいずれ 試してみたいと思います。 ありがとうございました。
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
バーンスタインのシューマンか,サヴァリッシュのシューマンか難しい問題ですね。バーンスタインは大変情熱的です。しかし,多少テンポが揺れるところがあります。私には揺れることはいやなことではないのですが,揺れることを嫌う方もおられます。ですから評価は二分されると思います。一方サヴァリッシュは極めて楽譜に忠実で緻密です。ですから曲そのものを楽しみたいのならサヴァリッシュ,演奏を楽しみたいのならバーンスタインといったところでしょうか。 アレクザンダーブライロフスキーというショパン引きがいましたが,彼の演奏は好きではありませんでした。しかし,彼が亡くなる本当に直前の絶筆?の演奏は,体調も芳しくなく,その演奏はテンポも揺れるし,ミスタッチもありますが,私にはふるえが来るほどの名演奏でした。 音楽はご自身で楽しむものです。そのときの精神状態でも変わりますし,歳によっても変わってきます。一枚ずつお買い求めになって聞き比べたらいかがかと思います。
お礼
御礼おそくなりました。 視聴サンプルを聞き、アドバイスどおりの印象を受けました。 今回はサヴァリッシュにしました。繊細で美しい感じを 受けたので…。 バーンスタインは、幾つかCDを持っていますが、確かに 情熱的ですね。作曲家や曲によって、自分の好みに合うか どうかが変わってきそうです。 好みは、精神状態や歳によっても変わってくるとのこと、 まだ初心者なので、これからが楽しみです。 ありがとうございました。
- geneticist12
- ベストアンサー率67% (701/1045)
名演、名盤といわれるものはたくさんあるでしょうし、アンケートとか批評家たちによるランキングでとびきりの上位にくるものではないかもしれませんが、私はシューマン、ブラームスともバーンスタイン、ウィーンフィルの全集をお薦めします。 近代・現代音楽を主に聴いていた私にとって、ブラームスもシューマンもカビくさくて退屈だったのですが、バーンスタインの演奏で魅力に開眼しました。当時、どちらかといったら古典的なたたずまいを重んじた枯れた演奏が主流だったころ、バーンスタインの演奏は一口に言って、うんとロマン派寄りで生き生きしていました。いまでは、廉価版で全集がそろうはずです。
お礼
御礼遅くなりました。 バーンスタインの演奏は私も好きです。 聞いていると、気持ちが高揚してきますね。 今回はサヴァリッシュにしましたが、DGからバーンスタインの 全集が沢山出ているようなので、色々と探してみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
御礼おそくなりました。 視聴サンプルを聞き、アドバイスどおりの印象を受けました。 今回はサヴァリッシュにしました。繊細で美しい感じを 受けたので…。 でも、バーンスタインの情熱的な感じも捨てがたいですね。 正直かなり違う印象を受けたので、ここまで違うのかとビックリ。 ブラームスは、ヴァントが好みかもしれません。 暑いので、さっぱりしたのに惹かれるだけかもしれませんが… 詳しいアドバイス、ありがとうございました。