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バベルを見ての疑問(ネタばれあり)

昨日、バベルを見てきました。 監督が訴えたかったことっていうのは自分なりですが解釈できたかなと思っています。自分の事しか考えられない内は相手を幸せにすることなんて出来ないし、人はどん底まで落ちたとしても、そのどん底で手に入れられる幸せもあると。そして言語が違ったとしてもどこかで私達は繋がっていると・・・。映画を見終わって「主人に帰ったら優しくしよう」と素直に思いました。別に普段仲悪いわけでもないんですけどね(笑) しかし、考えていて理解が出来なかったな~というか答えが知りたいなと思う点が幾つかあったので教えて頂けると有り難いです。 A1.モロッコから発射された弾丸によって物語が始まって、そこからアメリカ、日本、メキシコと繋がるわけですが、メキシコの部分だけ銃に対するキーワードが何もないですよね?日本人が渡した銃を手にしたモロッコのある一家の息子が発射した弾によって、アメリカ人の女性が撃たれてしまった。・・・でもメキシコにはどうつながるの?と思ったのですが。銃にしばられて考えすぎでしょうか。 A2.モロッコの男の子が自慰行為をするシーンがありますよね。あれって必要?なんて思いましたが・・・必要なシーンなのでしょうか? A3.アメリカ人夫妻の子供たちは何故最後に移動しようと思ったのかな?子供があんな砂漠に取り残されたら怖くて移動なんて出来ないと私は思いました。しかも、安否を知る必要はないとベビーシッターの女性に警察は告げていますよね。その意図は?無事に見つけられたのだと思いますか?

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  • sorarikai
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回答No.1

こんにちは。バベルを観てしばらく経つので自信はありませんが、参考までに・・・ 1.メキシコのお話しも、原因は1発の銃弾にありますよね。面倒を見るはずだった夫婦の兄弟(?)が無責任にも、その役目をベビーシッターに押し付ける訳ですし・・・甥が結婚式で祝砲を撃ったシーンや、モロッコで子供にライフルを渡すという所も、銃に対する認識の違いが感じられました。もしかして妻が撃たれなければ、結婚式当日にはアメリカに帰ってこれたのかな? 2.う~ん、どうなんでしょうねぇ^_^;。私もあそこまで、あからさまには必要ないと思いますが、封建的な家族、物質的には恵まれていない様子の顕れなのかなと・・・兄弟が風と戯れるシーンなんかも 3.これはベビーシッター自身も彷徨っていたので、子供が居る場所にたどり着けなかったのかも知れないし、子供が勝手に動いたのかもしれません。見つかったんですよね。そんなセリフありませんでしたっけ?「知る必要が無い」と言うのは、「不法就労のあんたには関係ない、知る権利もない」って事じゃないですかね。 つたない文章で、なんか的を得られない回答でスイマセン。

noname#224892
質問者

お礼

回答有難うございます。 最後にブラピが息子に電話をした時点で考えれば、撃たれなければ帰ってこれたんですよね~。メキシコへの影響には納得できました。銃についての認識はメキシコで結婚式の祝砲に子供が怯えたシーンで私も感じました。 モロッコについての回答で物質的に恵まれていないからこそという回答を読んで、やはり自分にそういう読み方が出来ないのは恵まれた環境で育ったからなのかなと少々恥ずかしくもなりました。日本だと幾らでも手に入りますもんね。性の対象がそれだけしかないというある意味の「差別」を表現しているのでしょうか。 子供は見つかったんですが、無事なのでしょうか?みたいな問いにたいして「お前に教える必要はない」みたいに言われてたんですよね。衰弱しきっていたのかもしれないし・・・と思っていて、何故教えないんだろうって疑問だったんです。知る権利がないってことなのかもしれませんね。 こちらこそ、私の質問に回答して頂けて嬉しいです。 有難うございました。

その他の回答 (2)

  • seainside
  • ベストアンサー率43% (32/74)
回答No.3

バベルは去年の米国公開時から何度も観ています。 A1.モロッコ旅行中の夫妻の子供がメキシコに行くことになるので、それも一つの繋がりですが、物語の意図としては「親と子の間のドラマ」として、それが全編に織り込まれているのです。銃がキーワードというより、親と子の間を巡るドラマなのです。子供って近い存在でも、手に届かないほど遠く感じられるということがこの映画の筋金です。モロッコの親子、アメリカ人夫妻と子供たち(負傷した妻が「子供の声が聞きたい!」って叫ぶシーンもありました)、日本の親子、そしてベビーシッターが息子の結婚式に行く為に必死になります。 A2.わたしはあの様なシーンは正直言って嫌いなのですが、意図は良く分かります。12歳という子供なのに、彼は早熟です。(養女の?)姉が着替えるのを覗き見したりもしていて、それを只の子供の遊び心とせず、年の割りに成長しているところを表しているのだと思います。銃の腕前も兄よりも上だし、警察に質問された時も機転を利かせ真っ先に嘘の証言をしますし、更に警察に向かって発砲、降参などと、12歳とは思えないくらいの行動をします。 A3.あの子達、最後に移動はしなかったのです。女の子はとても歩ける状態ではなかったですよね。それが象徴しています。砂漠は何処を見ても同じ景色にしか見えず、ベビーシッターの方が子供を残した場所を探し出せなかったのです。いくら自分の子供のように育ててきても実際は本当の親ではないので、子供たちの安否を知る必要が無いということを警察は言っているのです。不法労働者でもありますし強制的に追放される身でもありますし。で、子供たちは奇跡的に発見できたとも警察は言っていますので、そこを聞き逃したのでは?

noname#224892
質問者

お礼

回答有難うございます。 銃がキーワードと言ったのは予告でも何度も「一発の銃弾は国境を越えて」と出てきたからなのです。 回答者さんの回答を読んで「親子」という関係を見落としてきた気がします。 もう一回見たくなりました。そういう視点がなかったです。 子供たちが奇跡的に発見出来たのは分かっているんですが・・・なんというか・・・ 警察の方が「知る必要はない」と言ったことで自分の中で混乱したんですよね。 本当に?嘘じゃないよね?じゃあなんで教えてくれないの?と。 多分、警察側の気持ちというよりは乳母の女性の視点から見ていた気がします。 知れば知るほどもう一回見たくなりました。 有難うございました。

回答No.2

A3についてのみですが・・・ 私も、ベビーシッターの女性は道に迷ってしまって、子供たちがいたところにたどり着けなかったのだと思います。ああいう砂漠のようなところは、同じような景色が続くので、道に迷いやすいですから・・・そうやって遭難してしまうんですよね。 あるいは、彼女の後を追おうとして子供たちが動いてしまったかもしれませんが。 子供たちは「奇跡的に見つかった」と警察の人が言っていたと思います。「子供たちの父親は怒ってはいるが告訴するつもりはないと言っていた」とも言ってましたね。このことからも子供たちは少なくとも無事だったことがわかると思います。 警察が彼女に子供たちの安否を「知る必要がない」と言ったのは、子供たちを勝手につれまわしたことで、誘拐するつもりだったのではないか、また子供たちを砂漠に置き去りにしたことで虐待した、と誤解されていたからではないかと思います。 「父親が告訴はしないが怒っている」と言っていたことからも、彼女に悪意があったのだと誤解されていたのでは。だから「お前には知る必要はない」と言ったのだと私は解釈していました。 釈明する余地すら与えられない理不尽さともどかしさが悲しかったですね。

noname#224892
質問者

お礼

回答有難うございます。 警察側が言ったことをそのまま両親が鵜呑みにしたってことですね。 何十年と付き合ってきていても分かりあえないこともあるのかなと悲しく思えました。 やはり彼女自身が道に迷ったという考え方があっているのかなと思いました。

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