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私立の小学校
私立や国立の小学校の、子供の実態(授業を受ける態度や学習意欲、生活習慣の身につき方など)はどのような感じなのでしょうか。一概に言うことは出来ないとは思いますが・・。 現在私は公立の小学校の教師をしていますが、学習以前の問題が山積しているところが多いです。学習用具すらきちんと持ってこれない状態に、正直とまどいを感じています。 どちらの学校にも勤務したことがある方や、お子さんを通わせていらっしゃる方、感じたことでいいので教えて頂けたら助かります。
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- hukuponlog
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私は以前、公立学校の教員でした。また、私の友人には、私学の小学校・国立附属の小学校教員もおります。伝聞での範囲でお答えします。 私学も様々ですが、少なくとも基本的生活習慣で頭を悩ます頻度は、公立の困難校よりも少ないと思います。保護者もそれなりの考えを持って進学をさせるわけですから、そういう意味での指導はきちんと入ります。賃金ですが、公立以下というところは少数です。ある程度名前の知られた私学ですと、公立の1.5倍くらいの賃金水準の所もあるようです。 ただし、私学には私学なりの難しさがあります。 まず、保護者は悪い意味でも要求水準が高い。例えば、附属の小学校から中学校への進学ができない、などとなったら、担任への圧力・抗議はすさまじい。また、私学には退学(厳密には転校のお勧めらしい)がありますから、非行・脱法行為などの隠蔽(保護者ぐるみで問題を隠す)、問題のすり替えもすごい。で、私学では子どもは完全にお客さんですし、経営者と親しい関係にある場合、保護者がOBなどの場合もあり、正しいことが正しいと通らないケースもままあるそうです。 もう一つは、職員の人間関係、理事者側との関係です。公立の場合、異動がありますから、数年我慢をすれば・・・ということもありますが、私学ではこれがない。経営者側からにらまれたり、人間関係が上手くいかなかった場合、退職するしか選択肢が無くなる場合もあります。 要するに、公立が大変だから私学の方が・・・という発想では勤まらないということです。どこにでも、それなりの困難があり、それなりの良さがあると思ってください。
お礼
分かりやすく丁寧な回答頂きありがとうございます。 私立の人間関係の大変さや、保護者からの要求の高さは納得いくところですが、問題行動の隠蔽や進学が無理になったときの行動はどうかと思いますね。初めて知りました。 全く言うことの聞かない、傍若無人の子ども達を相手に、何の手出しも出来ないまま心身ともに病む教師が増えています。公立も私立もどちらも難しさはありますが、やはり教師としては、最後は子どもが救いにもなり、その逆にもなると考えます。