- ベストアンサー
なぜVHFやUHF、BSやCSに分かれているの?
VHFとUHFは、なぜこのように2つに分かれているのでしょうか? 最初から両方あったのでしょうか? それとも最初はどちらかしかなくて、何らかの理由でもう一方が登場したのでしょうか? VHFとUHFに分かれている経緯を教えて下さい。 また、BSとCSについても同様に、 なぜ2つに分かれているのか。最初から両方あったのか、それとも最初はどちらかしかなくて、何らかの理由でもう一方が登場したのか。 についてBSとCSに分かれている経緯を教えて下さい。 お願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
一番初めに登場したのはVHFです。 しかしそれだけでテレビのチャンネルが足りなくなりUHFが登場しました。 ここで何故足りないのかという説明が必要ですね。 たとえば地点Aにある送信所で1,3,4,6,8,10,12のchを使用したとすると、全部で7chですからVHFで全部足りています。ただ送信所Aでカバーできない場所の為に地点Bでも送信するとしましょう。 問題は地点Aと地点Bの両方の電波を受信できる地域で生じます。同じチャンネルを使うと混信して正常に受信出来なくなります。なので違うチャンネルで送信しなければなりません。ところが全部で7ch必要ですけど、地点Aで7ch使っているから残りは5chしかありません。 つまり放送局の2倍以上のチャンネルが必要です。 そのために13ch以降のUHFを使うようになりました。 BSやCSは衛星放送です。上記のように地上波については大体が上記でまかなわれているものの、新たに番組チャンネルを増やすには大変な作業が必要です。沢山ある送信所にそれぞれチャンネルを割り当てたりする必要があるので、一つのチャンネルを増やすというのは非常にお金がかかります。 そのため、もっと手軽に全国に放送できる手段として衛星放送が生まれました。これがBSです。 ただBSの衛星はチャンネル数が限られていました。そして多チャンネルの衛星放送をはじめるためにCSが登場しました。 衛星放送は多数のチャンネルをもち、また衛星を打ち上げるだけで一気に全国に放送できますから、その威力はすごいということです。(欠点としてはパラボラアンテナという大きなものが必要)
その他の回答 (3)
VHFは「Very High Frequency」の略で、日本語では「超短波」です。 UHFは「Ultra High Frequency」の略で、日本語では「極超短波」です。 そもそも、テレビ放送は最初期は全てVHFで行われていました。しかし、帯域上の関係からチャンネル数は12までしか取ることが出来ませんでした。しかも、7chと8chは192MHzから194MHzの部分を共有しているため、実質的に取れるチャンネル数は減ることになります。 さらに、12chは当初は何か別の用途に使われていたらしく、使うことが出来ませんでした。 このまま地方にテレビ局を拡大すると、混信が多発するのは避けられない状況でした。そこで、1960年代後半により広い帯域を取れるUHFで、全国のテレビ局に免許を付与しました。 こうして、現在の127局体制が出来上がりました。 衛星放送ですが、UHFよりもさらに波長が短い「SHF」を用いています。 なおBS放送ですが、日本のチャンネルは全て奇数で、偶数はありません。偶数部分は、韓国や朝鮮が使っています。 それぐらいチャンネル数が限られた放送でしたので、より多くの周波数が取れるCSも開始されました。 なお、現在はBS放送は大衆向け、CS放送は専門分野向けと、すみ分けが進んでいます。 おまけ:地上デジタル放送は全てUHFで行われていますが、かつてUHFが実用化された際、日本のテレビを全てUHFにしようと言う動きがありました。 しかし、空いたVHF帯の利用方法が明確にされなかったことと、VHFで放送しているテレビ局がUHFへの移行を拒んだことから、計画は破談となりました。
お礼
詳細なご説明、ありがとうございます。 VHFはチャンネル数が少ないため混信が発生してしまうので、UHFが登場したのですね・・・。 BSのチャンネル数が少ないことは知っていましたが、なぜ少ないのかは知らなかったので、教えて頂けて嬉しく思っております! また、なぜUHFに統一しないのかということも疑問に思っていたので、大変助かりました!
- nackey_y
- ベストアンサー率28% (97/337)
回答から少しずれますが気になったので一言。 UHF、VHFは電波の周波数を表す言葉です。 テレビの方式と関係ありません。 Wikipedia で「電波の周波数による分類」をご覧ください。 (urlが長すぎてリンク先に入りませんでした。) BSやCS放送はSHFを使ってますね。 またこれを見ればわかると思いますが、 VHFよりUHFの方が多くのチャンネルが使えることがわかります。 そこで放送局が増えるにしたがって、電波の利用法も VHFからUHFに広がったのです。
お礼
>回答から少しずれますが気になったので一言。 ずれているだなんて、とんでもない!回答して下さって、ありがたく思っております。 UHFやVHFは電波の周波数を表す言葉であって、テレビの方式ではないのですか・・・。 少し勘違いしていたようです(汗)。ありがとうございます。 仰られた通り、Wikipediaで調べてみます!
- hana-hana3
- ベストアンサー率31% (4940/15541)
>それとも最初はどちらかしかなくて、何らかの理由でもう一方が登場したのでしょうか? そうです。 最初はVHFでした。多局化に対応するために昭和40年代にUHFがTV用に割り当てられました。 BSの後からCSも放送に使われるようになりました。 使用する衛星電波の周波数帯も異なります。
お礼
回答して下さり、ありがとうございます! やはり、VHFとUHFは最初から両方あったわけではなかったんですね。 「多局化に対応するため」という理由も分かり、スッキリしました! また、衛星放送についても教えて下さり、感謝しております!!
お礼
ご回答、ありがとうございます! 「チャンネルが足りなくなったからVHFの後にUHFが登場した」ということだけでなく、 なぜ足りなくなったのかということについて更に説明して下さったり、 衛星放送についても、なぜわざわざ衛星を用いたのかということについて説明して下さったり・・・。 このように詳細に教えて下さり、素人には大変わかりやすかったです。感謝しております!!