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準助動詞について

はじめまして。新参者ですが、よろしくお願いします。 「動詞to不定詞」について皆さんに伺いたいことがあります。 (1)「動詞to 不定詞」が「自動詞_to不定詞の副詞的用法」なのか「他動詞_to不定詞の名詞的用法」なのか判別し難い時 (2)「動詞to do」で慣習的に助動詞的な意味合いを持つ時 このような場合、ドイツ語ではこれらのような「動詞to 不定詞」のかたまりを準助動詞とよんで語法的(?)に一塊として扱うのですが、英語ではどのように処理すればよいのでしょうか。(明らかに文脈から判別できるようなものは、勿論問題ありません) 自動詞、他動詞を明確に分類した辞書や文法書は期待していません。言葉が生き物である以上それは不可能ですから。ただ、この「動詞to不定詞」は準助動詞として扱う(こともある)とはっきり明記されたData Base(できれば辞書)がほしいのですが、ご存知の方おられませんか?是非ご教授ください。

みんなの回答

回答No.2

 通常,準助動詞という言い方はしないと思います。  ただ,ought to ~を to があるため,準助動詞と言う人もいるかもしれませんが,助動詞として扱うことがほとんどでしょう。  have to ~は,ほとんど助動詞と言ってよいのでしょうが,疑問文・否定文に do などを用いるため,助動詞と呼ばない人も多いでしょう。これも準助動詞と言えなくもないですが,一般的な用語ではありません。 >)「動詞+to 不定詞」が「自動詞+to 不定詞の副詞的用法」なのか「他動詞+to 不定詞の名詞的用法」なのか判別し難い時 は確かにあります。  tend to do は tend toward ~と同じく,自動詞と扱われますが,意味的には他動詞としてもよさそうです。  incline は他動詞では「~をする気にさせる」という用法がありますので,incline to do は自動詞と扱うのでしょう。  agree to do も,agree with ~や,agree to ~(前置詞の to です)と同様,自動詞として扱われますが,agree that 節は他動詞として扱われています。  hope to do は一般的には他動詞になるのでしょうが,hope for ~と同様,自動詞ととる立場もあります。  この区別は便宜上である場合が多く,意味がわかればどちらでもかまわないと思います。  このような区別がしにくいから,助動詞的に扱うというのは意味がないと思います。  助動詞的に扱うとすれば,to の前の動詞よりも,後の方に意味の重点が置かれている場合だと思います。  seem to do などは,seem の部分は意味を添えているにすぎず,後の do に重点が置かれているため,助動詞的に考えてもよいと思います。  want to do は,一般的には to do が want の目的語とされますが,to do を主語にして,受動態になるわけではなく, I want to be treated equally. のような形で用いられることが多く,I am treated という受動態に助動詞的に want to がついていると考えた方がよいでしょう。  このような受動態の形が,助動詞的に扱えるかどうかの一つの判断材料になると思います。  そういう意味では,be said to や,be believed to なども助動詞的に考えることができると思います。  

snow23678
質問者

お礼

まさしく卓見、仰るとおりです。 日本では意味論による教授の仕方が一般的だということは常々感じておりました。 もしかすると誤解を招く書き方であったかもしれません。私は日本での英語の教授の仕方が、欧州的な統語論によるapproachと比べて劣っているといったつもりは全くありませんでした。そのことでお気に障られたのであれば、この場を借りて深謝いたします。申し訳ありません。 ただ、意味論は本質的に統語論を前提としている、ということだけはどうしても強調しておきたいのです。どちらが良いとか悪いとかいう問題ではありません。問題なのは教える側も教えられる側も、このことに気づいていない(あるいは重視していない)ということです。 そのために日本式の教え方では一つの文に複数の解釈が生じることも珍しくなく、優秀な生徒ほどそこでつまづくのです。私はそれが本当に口惜しくてしかたないのです。 >助動詞的に扱うとすれば,to の前の動詞よりも,後の方に意味の重点が置かれている場合だと思います。 私が仮に「準助動詞」と呼んだものは、まさしくこれです。ドイツ式の呼称で呼んだのではありません。 教え方としては邪道の部類に入るかもしれませんが、私は今まで生徒に対して「熟語」的なものを文法的に説明した上で、それらを丸ごと覚えることを躊躇ってはいけないよ、と指示してきました。 しかしこの「準助動詞」が上手く説明できません。意味論を前面にだして説明すると、「すべての不定詞の名詞的、副詞的用法は助動詞になりうる」という誤解を与えてしまいかねないからです。それならば使用する辞書を指定して統語論でごり押しした方がよほど効率的だとおもわれます。 意味論でもback upするのならば、どうしても信頼できるdate baseが欲しいのです。

noname#47281
noname#47281
回答No.1

(1)不定詞と言うのはもともと動詞の名詞化したものです。ドイツ語でもそうですよね。見分け方としては、 動詞の原形を仮に名詞として考えた場合、toが前置詞的な働きをしているかいないかです。例えば want to ~なら、wantは名詞が来る場合はtoが不要であり、~の動詞の部分が直接目的語の働きをしています。副詞用法か否かは、単語をドイツ語に置き換えてみて umがなければ意味的におかしいようであれば副詞的用法です。 (2)これはちょっと意味が不明なんですが、例を挙げていただけないでしょうか? >このような場合、ドイツ語ではこれらのような 日本式の英文法の解釈は不合理な点がいくつか他にもあります。例えば仮定法とか、It's me.のmeは主格を表しているのに目的格になっているとか。日本式の英文法の解釈はネーティブの解釈とも若干違います。 私の場合はフランス語が得意でフランス語で英語の復習をしましたが、 日本式の解釈とは随分違う部分もありました。でも、むしろ合理性を感じました。こんなことを書くと顰蹙を買うかもしれませんが、英文法をきちんと説明できるのは、ドイツ語やフランス語にも造詣の深い人です。英語だけの人はフィーリングとか経験とか勘で切り抜けていますので、論理的な説明は苦手な人が多いです。それから、英文法書でも最もしっかりしているのは、ドイツ語、フランス語、ロシア語で書かれたものだと思います。日本のはさっきも書いたように不合理な点が幾つか残っていますし、ネーティブのは 概略だけ書かれ、分析力や体系に欠け、むしろイディオムフレーズブックに近い感じもします。 現実問題として文法をどう解釈しようが英文を読む上で大きな支障はないかと思います。 ・・・ドイツ語が得意でしたら、ドイツ語で書かれた英語の教本で英語を復習されたらどうでしょう。 長々と失礼しました。

snow23678
質問者

お礼

丁寧なお返事頂けて恐縮です。ありがとうございます。 言葉足らずの部分があり失礼しました。実は私は一応教える側の人間なのです。(まだ教暦2年足らずですが)家庭の事情で欧州の方にいたというだけのことで、回答者様のように語学に造詣が深いわけでもないのですが、そんな私でも日本の英語教育には疑問を感じざるをえません。 (2)についてなのですが、例えばこのようなものです。 (1)tend to do, incline to do, (2)learn to do, afford to do, refuse to do, try to do /etc.... 私が驚いたのは、これらすべてが準助動詞として扱われているということです。しかも文法書ごとに(あるいは市販の参考書についてもなのですが)解釈が異なっていました。私にとっては一種のカルチャーショックでした。一体何を基準に体系化しているのか分からないのです。 でも私、何故学生たちが(あるいは教員達が)このように考えたくなるのか分かる気もするんです。英語はドイツ語やラテン語のようにはハッキリと格を認識しづらいですから。不定詞においてはなおさら認識が難しいだろうと思われます。だからある種のコロケーションまで動詞に巻き込みたくなるんだと思います。「句動詞」という名の、あれは誤魔化しですね。 でもそれならそれで、何が「準助動詞」と見なし得るのかハッキリとしたCRITERIONを示してあげたいのです。私としては、「ジーニアス英和大辞典」という辞書がよさそうかな?と思っているのですが。大抵の電子辞書に入っているみたいでしたから。 話が長くなってしまって申し訳ありません。自分が悩んでいたことを的確に理解していただけて、本当に嬉しかったです。