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浅田次郎「プリズンホテル」について

「プリズンホテル」シリーズの1冊目を読んだのですが、よく理解できなかったので教えてください。 ・最後に主人公と母親が再会しますが、あれは何だったのですか?幽霊? ・仲おじを殺そうとしたのは誰だったのですか? ・最後に支配人やコック、宿泊していた夫婦達がプリズンホテルを気に入ったようですが何に心をうごかされたのでしょう? ザッと読んだので読みおとしがあるのか、読解力が足りないのか分かりませんが宜しくお願いします。

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回答No.1

>・最後に主人公と母親が再会しますが、あれは何だったのですか?幽霊? ⇒  前段に本当の幽霊が出たり、確かに帳場の女将さん(母親)について思わせぶりな表現(死人の手のように、浴衣の足から膝へ、・・・)があったので誤解されたのでしょうか、実の母親は生きています。母親まで幽霊だったら泣けないですよね。母親ちえと番頭の黒田は若い頃に、まだ子どもだった主人公「木戸孝之介」を捨て、駆け落ちして一緒になりました。最終話(第4巻)『プリズンホテル 春』まで母親は登場しますよ。 >・仲おじを殺そうとしたのは誰だったのですか?  ⇒ 全部読み返していないので自信がありませんが、このヒットマンはこの場面にしか登場していないのではないかと。つまり、対立する組かなんかの「名無しのヒットマンA」というところでしょうか。ただ、浅田次郎は、このヒットマンAと彼を殺した政男(清子の元夫)についても「ひとつの命が消え、ひとりの男が涯もない暗闇に落ちて行くという、巌のような事実しかなかった。」と鎮魂の一行を入れています(私の勝手な解釈ですが)。 >・最後に支配人やコック、宿泊していた夫婦達がプリズンホテルを気に入ったようですが何に心をうごかされたのでしょう?  ⇒ ここはもう「言うだけ野暮」と言いますか、それがわかっていただけないのならば、筆者の言うとおり「なにぶん新人のツアーコーディネーターですので、お気に召さぬ点はなにとぞご容赦くださいませ」としか言えません。ただもし少しでも面白いとお感じいただけたのなら、プリズンホテルの一ファンとしては、「続く秋、冬、春にもぜひ起こしいただければ屹度当ホテルのいいところを見つけていただけるのではないか」と申し上げたいです。  私の手元にあるのは10年以上前の単行本(『プリズンホテル』)ですので、加筆修正等の有無はわかりませんのでご容赦ください(文庫版では題名が『プリズンホテル(1)夏』に変っているみたいですね)。

kanakonn
質問者

お礼

母親は生きているのですね。幻想的な感じだったので、黒田と駆け落ちした母も幽霊として残っていたのではないかと誤った見方をしていました。 4巻まで読んでみようと思います。 とても分かりやすい説明、ありがとうございました。

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