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白人(Caucasian)とは・・・スラブ系・ラテン系について
アメリカ人の友人と琴欧州関のインタビューをTVで見ていた時のこと、私が「琴欧州って白人だよね」という質問にアメリカ人の友人が「スラブ系は白人ではない。琴欧州は白人に見えるかもしれないけど白人ではない。」と言いました。「ではスラブ系は一体何なの?」という質問に彼は「とにかく白人ではない。ジプシー系とでも言おうか。あまり深く考えるな。」と言います。もしスラブ系の人たちが白人(Caucasian)ではないというのなら、明らかに白人に見えるロシア人やチェコ人も白人ではないことになるのでしょうか?いくつかのアメリカのサイトでメンバー登録をする際に該当する人種をクリックする箇所があります。その中には Caucasian, Asian, African, East Indian, Latino, Middle Eastern, Native American, Paciffic islander, Other がありますが、スラブ系の人たちはCaucasian に該当しないのでしょうか?明らかに見た目が白人でも?以前北欧の友人と話していた時には「フランス人はラテン系だから白人じゃない。」とも聞きました。白人(Caucasian)とは一体どういう人たちを指すのでしょうか?教えてください。どうぞヨロシクお願いいたします。
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専門的なことでなく、簡単に答えさせていただきます。 そのお友達は「ちょっぴり差別する人」なんです。ブルガリア人(スラブ系)、フランス人(ラテン系、いわゆるアメリカで言うLatinoとは違います)が白人なのは明らかなのですが、ゲルマン系(北欧、イギリスなど)の人のなかには「自分たちこそ真の白人!」とおもっている方が多いんです。 例えば・・・アメリカに住んでいた時、ベトナム出身の女の子を「ほら、ご親戚の国の方よ」と紹介され、何故か不快だった、変な自分がいました。要するに、当時の私の中には「アジア、とひとくくりにしないで、日本人とベトナム人は全然違うんだから」と言うのがあったみたいですね。ASIANと、カテゴリーは一緒なんですけどね。今思うとお恥ずかしい。 ちなみに、スラブ系とジプシーは全く違います(笑)あまり知的ではない方ですね。深く考えるな、と言ったのは自分も知識が無いからきちんと説明はできないけど、とにかくアイリッシュの俺とスラブ系は一緒にするな、と言う気持ちがあったのでしょう。アイルランド系アメリカ人は厳密に言うとWASPではないのですが、そのように振舞う人、多いです。準WASPといったところでしょうか。 白人と一口で言ってもそれぞれの思いが違うのでしょう。私たち日本人が「アジア系」とくくられて複雑なのに似てます。
- tiuhti
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まず、できるだけ英語圏での正確な定義を知る為に、infopleaseのEncyclopediaにあるCaucasoidの定義(参考URL)を引用すると、以下の通りです。 The Caucasoid, found in Europe, N Africa, and the Middle East to N India, is characterized as pale reddish white to olive brown in skin color, of medium to tall stature, with a long or broad head form. The hair is light blond to dark brown in color, of a fine texture, and straight or wavy. The color of the eyes is light blue to dark brown and the nose bridge is usually high. スラブ人については、明記はされていませんが、それ以外のモンゴロイド、ネグロイドではなく、Caucasoidに入るのは明白です。フランス人がCaucasoidであるのも言うまでもありません。 但し、Caucasoidの定義自体、中東の所謂アラブ人も含み、肌の色もPale reddish white(青っぽい、赤みがかった白?ってどんなんだ?)から、olive brown(なんとなくわからんでもない)まで含むものなので、Caucasoidと白人は、一応別の概念だと考えた方がよいと思います。 また、インド人が白人に属する、というのは、インド人がCaucasoidに属するからだけでなく、言語の面でも、ヒンドゥー語がヨーロッパ人の大多数が話すインドヨーロッパ語族に属し、ヨーロッパ人とインド人(正しくはアーリア系のインド人)は共通の祖先を持っているという有力な仮説の影響を受けていると思いますが、一般的には白人には入らないと思います。例えば、かつて悪名高かった南アフリカのアパルトヘイト体制では、インド人は非白人でした。それから、インドでの非アーリア系のドラビダ人については、Caucasoidとする説と、どれにも入らないとする説があります。 じゃ、白人って一体何なんだ?という事ですが、結局、参考URLにもあるように、人種区分は、ヨーロッパ人(白人)優越思想と深い関係にあり、人類学とか生物学とかいった学問とは別に社会的に作られてきた概念なので、厳密に言えば「人それぞれ」という事になってしまいます。例えば、上にあげたアパルトヘイト体制では、WhiteとEuropeanはほぼ同義でした。(日本人が、名誉白人という、ある意味人をばかにした区分で、法律上はWhiteに区分されていただけで、後はEuropean=White) WhiteとEuropeanが同義と考えるならば、当然フランス人やスラブ人はWhiteになります。 もうひとつ蛇足に近くなりますが、参考URLにもある通り、生物学上の区分としての「人種」は、学者の中では今はあまり支持されていません。それは、遺伝子レベルで見ると、異なる人種間での共通性が非常に高くて、肌の色などは、膨大な遺伝子上の情報の中でのごく一部の差異に過ぎず、その一方で、肌の色の違いを重視するぐらいなら、同じ人種の中でも他にもたくさんの相違点があるからです。(わざわざ肌の色などの見た目の一部だけに注目する理由が無い為) アーリア系インド人を例にあげると、最近の遺伝子学の研究には、現在アーリア族とされるインド人の中で、上位カーストは遺伝子上ヨーロッパ人との近縁関係が近く、下位カーストになるほどその近縁関係は薄れる、というものがあったと聞いています。これを説明する仮説としては、ヨーロッパ人に近いアーリア系インド人が、支配階層の上から徐々に混血していったという事が考えられます。 これは、「インドの人気女優さんは皆白人のような容姿をしてますよね。そういう人たちをインドの白人種というのでしょうか???」という質問者の方のコメントを裏付けるものではありますが、逆にアーリア族と(例えば)ドラビダ族の区分自体の意味が揺らいでしまいます。つまり、たまたま白人っぽい顔をした人をインド人の白人と呼ぶなら、白人は、偶々どういう遺伝子が表面に出てきたか、というだけで決まるものになってしまい、区分としての意味が薄れてしまいます。(No.2の方が言うように、白人っぽい顔の親から、そうでなさそうな子が生まれたら、人種が違うのか?それだったら、単に髪の毛の色が違うとか、目が大きいとか小さいとかと、同レベルの話になる) 尚、White(白人)に対応する言葉としては、Black(黒人)が考えられますが、今はアフリカ系とは言っても、(少なくとも公式には)Blackという言い方はしないので、European,Asian,Africanといった区別が多くなっています。(Caucasoid,Mongoloid,Negroidという人種区分とは、全く別の概念。) そこをあえて、Whiteかどうか、と問い詰めるのは、本音が聞けて面白いかも知れませんが、かなりSensitiveな話題になる事もあるので、気をつけられたほうがよいかも知れません。
- Geelong
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辞書でしらべると 白人(Caucasian) 形態的特徴による三大人種区分の一。明色の皮膚、波状の毛髪をもつものが多く、鼻は幅狭く高い。北欧人種・アルプス人種・地中海人種・インド‐アフガン人種など。白色人種ともいわれる。類コーカサス人種。→ニグロイド →モンゴロイド って書いてあるので、琴欧州も白人では? ナチスが行った迫害ではジプシーやラテン系は白人ではないとしてますし…白人主義団体で有名なKKKもジプシーやラテンは白人ではないとしてますよね。 でも、私にはインド人って白人の部類に入ってるのがちょっと不思議。だって日本人より明らかに色黒いし^^。もちろんインド人の子は自分は白人だと言ってました。 でも昔…基本的に、肌の遺伝子で白人かどうか決まるって聞きましたよ。だから黒人と白人の間に生まれた子は…白人かもしれないし黒人かもしれない。 なんかややこしいよね。マイケルジャクソンってどうなってるんだろう^^;
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回答ありがとうございます。私もインド人が白人というのを聞いたことがあります。インド人はガンジーのような端正な顔つき(肌の色を白にしたら白人に見える)のアーリア系と肌の色がとても黒いタイプの2タイプに分かれると読みました。話が変わりますがインドには美人が多い!私はインドが世界一の美人の宝庫ではないかと思います。インドの人気女優さんは皆白人のような容姿をしてますよね。多分そういう人たちをインドの白人種というのでしょうか???
それって「WASP(White Anglo Saxon Protestant)」のことを言っているのではないでしょうか? 確かにアメリカのみならず、白豪主義のオーストラリアでもスラブ系白人は白人としての扱いは微妙らしいですね。 アメリカでもWASP以外は少数民族というか、白人でも1段下に見られるようです。
お礼
回答ありがとうございます。その琴欧州を白人ではないと言ったアメリカ人はアイルランド系で、それを考えると彼はWASPのことを言っているわけではなさそうです。WASP以外は少数民族ですか・・・見た目だけだと、際立った特徴が無い限りアメリカにいる白人の民族を「誰彼はアングロサクソン、誰それはスラブ系」と分けることは不可能そうなのに。難しいです・・・
お礼
丁寧な解説ありがとうございます。とても勉強になりました。そうですね、「人それぞれ」ですよね。う~んしかし難しい。スラブ系・フランス系が白人の中に入ると私は前々から思っていましたが、アメリカ人や北欧の友人が「スラブ系・フランス系が白人ではない」と断固として言い張るのは一体何なんでしょうか?アメリカでは一滴でも他人種(例えばアジア・アフリカ系アメリカ人・ネイティブイアメリカン)の血が入ると「白人ではなくなる。=キアヌ・リーブス(古くはフィービー・ケイツ)は白人に入らない」と言う人がいます。ただ単なる差別なのでしょうか?と言っても今現在のアメリカ、彼らがいう「白人」(アングロサクソンやゲルマン)だけが掛け合わさった純粋な「白人」なんてそういないと思うのですが・・・