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ベテランモデラー様!筆塗りの極意を!

私は25年以上の経験がある元モデラーです。今は本職が忙しいので休止中。 最近、知人に「塗装を教えてくれ」と言われて、旧グンゼ産業のミスターカラーを使った筆塗りを手ほどきしました。(買い置きがグンゼ産業時代のものしか無いため。) しかし、なぜか固定観念があって「ラッカー系塗料はスプレー塗装でないと不可能、となっている。」と頑固に筆塗りを拒否。 「高いピースコン、コンプレッサー、塗装ブースを買わなくてはならない、そして、筆塗りよりマスキングのポイントのほうが重要だから、そこをしっかり教えてくれ。」といわれました。 私としては、筆塗りでまともに仕上げられるようになってからエアブラシにすればいいではないか、筆で十分素晴らしく仕上げられる。まず基本をマスターせよ、といっているのですが、忍耐力がないのか、完全に筆を馬鹿にしています。 そこで、「これぞ極意、筆塗りを馬鹿にするな!」と思われる方からの熱いアドバイスをお願いします。本人にも見せたいので、是非お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Arado
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回答No.3

模型製作暦40年になろうとしている中年モデラーです。 >「ラッカー系塗料はスプレー塗装でないと不可能、となっている。」と頑固に筆塗りを拒否。⇒塗装の基本を分かっていない輩とお見受けします。筆塗り出来ない者が、安易に考えるのがエアブラシ塗装です。こうなってしまったのは、今の模型雑誌の責任もあると思います。ここにも似たような輩(回答者)がいます。⇒http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1856686 エアブラシだと誰が作っても基本的には同じ画一的な作品に仕上がってしまいます。(全てと言う意味ではありません。エアブラシテクニックを極めるのもいいとは思いますが、基本はあくまでも筆です。) >「これぞ極意、筆塗りを馬鹿にするな!」と思われる方からの熱いアドバイスをお願いします。⇒ご要望にお応えして、究極の方法(一例です)を伝授しましょう!(ちょっと長くなります。) 塗料はラッカー系(Mr.カラーが代表的ですね)を使って下さい。まず、購入したての塗料ビンを1週間程度触らずに置いておきます。すると塗料とクリア分が分離しますので、そのクリア分を捨てます。ようするに塗料分(アクリル分)のみを使います。その後、蓋を開けっ放しで更に溶剤分を乾燥させます。完全に乾ききる一歩手前のどろどろ状態になれば準備完了です。 次に用意するのはキットの入っている箱です。その箱の裏側(イラストが書かれていないザラザラした面)に先程の塗料を数滴落とし、乾燥させます。 筆は面相筆5/0位がいいでしょうね。(筆は良いのを買って下さい。)それに溶剤(シンナー)を含ませ、上で準備した乾燥塗料をその筆でなぞり塗料を溶かします。(溶けない場合は溶剤を直接乾燥した塗料に数滴落とします。)その状態で塗装を行ないます。一定方向(塗装面に対し斜めになるように)に素早く同じテンポで塗って行きます。(下地が見えても大丈夫です。)これを何度も繰り返し、一通り塗り終わったら次は先程と逆方向に同じように塗装します。(No.2さんがお書きの通り)これを繰り返す事で、ムラのない綺麗な塗装面が得られます。面相筆で広い面を塗れるの?と思われるかもしれませんが、要は慣れと、コツを掴む事です。白などの隠蔽力の少ない塗料でもこの方法だと素材の色も消えてくれます。箱の塗料はあとあと使えますので、捨てないように!(塗料が乾燥しても溶剤を加える事で再利用出来ます。) この方法だと、例えばWWII時代のドイツ機の迷彩塗装のボカシなども表現出来るようになります。 この方法はかなりの熟練を要します。慣れるまではかなり難しいと思いますので、経験を積む事が肝要だと思います。 (上記文は過去に私が回答した物から転載させて頂きました。過去ログは既にnonameになっています。) エアブラシであろうが、筆塗りであろうが、直ぐにはうまく行くはずはありませんので、根気よく模型製作を重ねて行って欲しいと思います。継続は力なりですよ! では、知人に宜しく!

kogechibi
質問者

お礼

超ベテランからの、極意のご披露、ありがとうございます。 「熱い魂」を感じます。本当に「筆塗り命」ですね。 やはり、集中力、忍耐力、努力は筆塗りには必要ですね。 綺麗に仕上げるのに、楽な道はありませんね。 昔はピースコンなど高嶺の花でしたから、すべて筆塗りでした。 その心意気を知人にもわかってもらいたいです。 こんなにテクニックをばらして大丈夫か?と思いつつも感謝します。

その他の回答 (2)

  • m-twingo
  • ベストアンサー率41% (1384/3341)
回答No.2

こんばんは。 最近は殆どのモデラーがピースコンによる塗装で仕上げてしまってますね。 でも私は以前はOLLラッカー使用で筆塗りで仕上げていました。 もちろん通常ならデカールを使用する国籍マークや各種マーキング類、WWII機のノーズアート等も全て手書きです。 筆塗りは非常に時間が掛かり、 (WWII単発戦闘機で約1ヶ月くらい) また一朝一夕で技術が習得できるものではありませんが、 デカールの無いカラーリングやマーキングなど自分の好みの機体に仕上げることが 出来るメリットが有りますし、完成したときの愛着もピースコン吹きで仕上げた機体の何倍もあります。 私が行っている筆塗り仕上げ方法は、 1.使用する塗料はミスターカラー(クレオス)等のラッカー系塗料。  (これはエナメル系塗料よりも耐久性が高いため) 2.使用する筆は面相筆(私はタミヤの物を主に使用しています) 3.基本的に筆塗りはマスキングは行いません。 4.最初に国籍マークやノーズアート等の目立つマーキングを書き入れ、その後機体全体の塗装を行っていき、   最後にコーション類の細かなマーキングを入れていきます。 5.筆の走らせ方は、面相筆で同一宝方向へ線を入れいるように塗装面を埋めて行き、   ある程度色がついたら今度は90度方向からまた同じように線で埋めていきます。   ちょうど線と線が交差するような感じですね。   それを何度も何度も繰り返し、少しずつ色を乗せていきます。   とにかく自分で納得できる色調が出るまで地道に薄く塗っていきます。   決して焦って一度に色を乗せようとしてはいません。(必ずムラがひどくなり失敗します) 6.納得できる色調が出たら、全体に600番以上の耐水ペーパーで全体を水研ぎし、ピースコンでクリアを吹きまた水研ぎをします。   クリアは2~3回以上塗装と水研ぎを繰り返し、最後にセミグロスやフラットのクリアを吹いて仕上げます。   このように手を掛けて仕上げれば、通常のピースコン吹きで仕上げた作品とは比べ物ならないくらいの質感がでて、一種の工芸品のような仕上がりになります。 このように書いても実感がわかないでしょうから、 浜松BMCと言う1/48の飛行機を専門に筆塗りだけで仕上げているクラブがあり、そこのメンバーの方が作品を公開されているHPが有りますのでそのURLを記載しておきますね。 (この方も私が紹介した技法で仕上げておりデカールは一切使用していません。)

参考URL:
http://www2.sala.or.jp/~taira-m/
kogechibi
質問者

お礼

素晴らしいご回答、ありがとうございます。 ご紹介いただいたクラブの仕上がりを見て、「おお、こうだよ。こうでなくちゃ。」と思いました。 筆塗りのノウハウは、ある種「秘伝」であり、ベテランには教えることができない技術がある。と常々思っていますが、ここまでバラしていいのか?と正直心配です。 とても参考になりました。ありがとうございました。

  • VTR1000F
  • ベストアンサー率36% (62/170)
回答No.1

こんばんは、筆塗りモデラーです。『ラッカー系塗料はスプレー塗装でないと不可能』だぁ?ほほぅ、不~可~能~!? その友人はかなりの初心者か、ネットや雑誌の言葉を鵜呑みにするタイプですね。情報を仕入れるのは大切ですが、模型はまず作ってナンボです。自分自身で試行錯誤しながら作る事によって、テクニックが上達するのですよ。 筆塗りをバカにしてはいけません。仮にエアブラシをメインに使うにしろ、細かい所なんかは筆の方が良いでしょう。それに質問者様がおっしゃってる通り、基本の筆塗りをマスターしないと、塗装に適した塗料の粘度(薄め方)がわからないのではないでしょうか?筆塗りは当然手で塗るので、塗料の濃さを感触で覚える事が出来ます。エアブラシを極めたいなら、この塗料の粘度は非常に重要ですよ。 また最近は水性塗料の普及により、『ラッカー塗料は吹き付け用で、水性とエナメルが筆塗り用』と思ってる方が多いですね。私が模型を作り始めたのは今から30年近く前ですが、当時は水性塗料なぞ無く、エナメルは高価で、主に使えるのはラッカー系(グンゼ産業のミスターカラーと、タカラのレベルカラー)でした。それにエアブラシの道具はとても高価で、一般ユーザーは皆、筆塗りでテクニックを磨いたものですよ。私はかなり広い面積のパーツで、形成色が黒や濃いグレーであっても、筆塗りで白や黄色、赤に塗れますよ。もちろん発色も良く、ムラも有りません。 今プロとして活躍しているモデラーの多くも、最初は基本の筆塗りから入り、それからエアブラシと筆塗りを使い分けています。マスキングだって、筆塗りに必要な技術ですよ。 高望みするのは結構ですが、どんな事でも基本は大切です。いくら車の免許が欲しくても、入校した翌日に卒業検定を受ける事は出来ませんし、カーレーサーになりたくても、いきなりF1には乗れないでしょう。物事には順序が有るのです。

kogechibi
質問者

お礼

熱い思いのご回答、ありがとうございます。筆塗りは基本中の基本ですね。私も、かなり広範囲の塗装面をムラ無く仕上げる自信があります。ピースコンなしで完成させることができます。 「不可能」と断定すること自体が間違いだと認識させます。 筆塗りをして、「スプレー?」と思わせることができる素晴らしさを理解して欲しいですね。 重ねて、ありがとうございました。

kogechibi
質問者

補足

熱い魂のこもったご回答、ありがとうございます。 今回、秘伝を披露してくださった方にポイントを出しましたので、VTR1000Fさんには申し訳ない結果となりました。しかし、とても感謝しています。決して役に立たずにポイントが付かない訳ではありません。またご指導お願いします。

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