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FSBとHTについて

1.FSBとHTは同じCPUとMCPをつなぐバスですが, HTは上りと下りが別線でFSBはそうでないと いう以外,何が違うのでしょうか? 伝送効率がいいのはHTなんですか? 2.HTはFSBと違ってメモリバスと同期しなくても いいのですか? メモリ速度が速いほど性能が高いのはいうまでも ないですが. 3.HTとFSBはそれぞれ1Ghz,1066Ghzで停滞しているのですが,これ以上上がる事はないのですか? 上げる必要がないから上げてないのですか? HTはシリアルなので上げやすいと思うのですが. 4.FSB,HTが広いほどいいのは分かりますが, どういった時特に広さが有利になるのでしょうか? 5.P4の4倍速以上のFSBは可能ですか? 6.P6は100,133と低すぎるのですが, ボトルネックにはならなかったのですか? 困る事はないのですか?

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  • xcrOSgS2wY
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回答No.2

FSB(Front Side Bus)とは「CPUと周辺装置を接続するための主バス」の機能を持つバスの通称です。それに対してHT(Hyper Transport)とは、汎用バスの一種(一規格)です。 このようにFSBとHTは別種の概念ですので、「HTを使用したFSB」や「GTLを使用したFSB」という表現は可能ですが、「FSBかHTか」という比較は成り立ちません。 その上で: 1. FSBはバスの機能を指す名称(通称)で、HTはバスの規格を指す名称ですので、「FSBは〇〇だがHTは××だ」という議論は成り立たず、この設問自体が意味を持ちません。 2. 1.と同様に設問自体は意味を持ちませんが、一般論として、FSBがメモリバスと同期することは必須ではありません。FSBがメモリバスと同期しない例は複数あります。 3. HTの転送レートの上限が停滞しているのは(1)転送レートを上げるとコストアップとなる、(2)高い転送レートのHTの要求が少ない、という理由のようです。 FSBのほうは「どのCPUのFSBか」を限定しなければ何とも言えませんが、1GHzという数字はおそらくPentium 4系のFSBを念頭に置いたものと思いますのでそれについて言えば、現在の信号規格と基盤に使用している素材、それと6層基盤の使用を前提とすると、1GHzが使用に耐える信号品質を保つ上限である、という理由のようです。 これもある意味、コストによるものと言えます。基盤やパーツにもっとお金をかければもう少し上げるのは容易なはずですので。 4. 短時間のうちにたくさんデータを転送するときです。 5. 現行のP4では不可能です。一般論として「4倍速」を超えることは可能であるか、という問いであれば、可能です。例えば、RAMBUSのXDRバスはクロックに対するピンあたりの転送レートは8倍速です。 なお、DDR2やDDR3のクロックに対するピンあたりの転送レートは、いずれも2倍速です。DDR2が4倍速とかDDR3が8倍速という誤解が多いので注意してください。(メーカーのデータシートが読める人であれば、見ればすぐ分かること。) 6. バスがボトルネックとなるようなアプリケーションに関しては困ることもありました。しかし、P6出現当時そのようなアプリケーションの割合は現在よりはるかに少なかったので、アマチュアにとっては、困るような事態になることはまずありませんでした。 現在バスがボトルネックになって「困る」ようなアプリケーションといえば、リアルタイムにオーディオないしビデオのストリームを扱うものが殆どです。 これらはCPUの処理能力の向上によって、バスがボトルネックにならなければ使い物になるレベルになりましたが、P6出現当時(からしばらく)は、仮にバスがボトルネックにならずCPUがフルスピードで動作できたとしてもリアルタイムストリームを扱うことはできませんでした。 フルスピードでも扱えないということは、バスがボトルネックにならなかったとしてもアプリケーションとしては成立しない、つまりアプリケーションとしては存在しないということになります。 このような理由で、そういったアプリケーション自体が現在よりも少なかったわけです。 リアルタイムを要求されないアプリケーションの場合、遅くても待てば良いので「困る」というほどではありません。

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  • noranuko
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回答No.1

1.FSBはCPUとMCPを結ぶだけのバス。 HTはCPUとMCPだけではなく、いろいろなチップとも接続できる。 つまりHTの方が汎用性が高い。 例としては、OpteronのマルチCPU構成にはHTでCPU同士を接続したり、 2チップ構成のnForceやAMDのK8向けチップセットなどはノースブリッジとサウスブリッジを接続したりしている。 またバス幅やクロックもある程度自由に設定できるので、要求に合わせて設計することができる。 2.現状HTを使っているCPU(K8)は、メモリを直接CPUにつないでいるので同期する必要はありません。 3.現状の基盤・配線技術では1Ghzを超えるFSBは厳しいようです。 現に、Intel系CPUではFSB1066Mhzが最高ですが主流はいまだに800Mhzで、 コスト・信頼性の面で特に厳しいようです。 一方HTのほうは次世代のVer2.0が策定されており最大1.4Ghz、22.4GB/secというようになっています。 Intelは次世代のFSBとしてシリアルバスを開発していて、現行のFSBはこれ以上速度は上がらないでしょう。 >上げる必要がないから上げてないのですか? ある意味で真実ですが、いろいろな要素が絡まっています。 つまりFSB/HTにぶら下がる機器の速度、CPUの速度、コスト等を考えたうえで決められています。 4.どちらにしろ、CPUへデータを授受するための通り道で、CPUはデータがやってこないと処理できません。 たとえばCPUが100回/sの処理が可能なのに、バスが10回/s分のデータしか運んでこれなければ、 CPUの処理速度は10回/sになってしまいます。 それを緩和するためにCPUにはキャッシュがついていますが、これに収まらなかった場合、 遅いバスだと速度が低下してしまいます。 つまり大きなデータを頻繁にやり取りするような処理に大きな効果があります。 また特にメモリのデータがFSBをとおるIntel系CPUでは特に重要です。 CPUはメモリとの間でしかデータの授受ができず、もっとも速度を要求するのもメモリだからです。 5.可能。 バスではないですが、DDR3メモリでは8倍転送レートになっている。 6.P6の時のメモリはPC66/100/133 SDRAMで、P6のFSBであった66/100/133MHzとつりあっていた。 もちろん、ボトルネックではあったが。(これは今のPCでも変わらない。) また当時の機器もPCIは最大133MB/s、AGPが1GB/s程度のもので、そんなに困ることはなかった。

参考URL:
http://pcweb.mycom.co.jp/column/sopinion/

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