フランス料理では、Mariner(マリネ)とは、「漬け込む」と言う作業(仏語の動詞)のことです。漬け込む液体のことをマリナードともいいます。料理の世界では、「おい、そのエビを香草風味のマリナードでマリネして冷蔵庫にしまっておけ」と言う風に言います。「ドレッシング」は一般的には、素材に味付けする為の調味料としてとらえ、仏語では「ヴィネグレット」といい、基本的にはオイル、酢(ビネガー)、塩、胡椒を混ぜ合わせたセパレートタイプのドレッシングのことです。たとえて言うなら、「茹でたタコをオリーブオイルと塩でマリネする」とか、「マスタード風味のヴィネグレットでサーモンをマリネする」とか言います。マリネに使用する液体はなんでもよく、要するに味、風味を素材につけるために、数十分~数日、時にはピクルスのように数ヶ月にわたり、液体に漬け込む事を「マリネ」といいます。そしてマリネには素材をやわらかくする作用もあります。したがって、ドレッシングに漬け込んだ料理は、「マリネ」で、ドレッシングにからませた料理は、「サラダ」又は「サラダ仕立て」となります。しかし、例外として、お客様にお出しする直前で、例えばゆでた魚介類をドレッシングに和えたものを、「海の幸のマリネ」と言う風に提供することもあり、少なくとも一瞬漬け込んだという解釈をすることも、間違いではありません。最後になりましたが、「ドレッシングをからませた」のはサラダで、ドレッシングに漬け込んだ料理は「マリネ」で正解です。
お礼
回答ありがとうございます。 Korashoさんから、最初の回答を頂き、なんかうれしいです。 マリネとドレッシング、なんとなくそんな気がしていました。