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キューブリックの「ロリータ」について
「ロリータ」ということばが今みたいにとても若い女の子を表すようになったのは、この映画の原作のナボコフの小説が発端なんでしょうか?あと主演の女の子がとてもかわいいのですが、彼女は大成しましたか?
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先ほどの回答でリンクがうまく表示されていませんでしたので、この欄内に書き込んでおきます(下記URL)。 http://us.imdb.com/Name?Lyon,+Sue ナボコフは亡命ロシア人作家ですが、'55年にこの『ロリータ』をパリで発表しました。それ以前に小説は書きあがっていましたが、アメリカ国内の4つの出版社に断られ、ようやくパリで出版できたのです。出版当初、フランスではさほど内容が問題にはなっていませんでしたが、イギリスが背徳的作品だと騒ぎ始め、国内に入ってきた本を没収し、その影響でフランスでも'56年から約2年間発禁となってしまいます。アメリカでは'58年になって出版され、大ベストセラーになります。 小説の主人公、中年男ハンバートの行動を評して「ロリータ・コンプレックス」なる用語が作られるほど話題を読んだこの原作に、言葉は悪いですが目ざとい(というかジャーナリスティックな嗅覚が強い)キューブリックが飛びついたという形です。 ちなみに「Lolita」というのは、スー・リオン扮するドロレス(Dolores)の愛称でしたが、この原作を初めて読んだときには、この「Dolores」はキリスト教の「マリアの悲しみ」からくる、「悲しみ」とか「苦しみ」の意がこめられているといった解説がありました。
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- neko2100
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「ロリータ」という言葉が幼女や少女を指す言葉として使われるようになったのは、キューブリックの映画が発端だと思います。 ここ数年見かけるようになった、ロリータファッションはフリルなどを使い、同年代の一般的な女の子よりも幼く見せるという感じのファッションです。 そしてロリータコンプレックス=ロリコンという言葉は、幼女や少女に強い興味をもち、成人女性を苦手とする男性の状態を指す言葉として使われているような気がします。 ただ、人によりロリータに該当する女の子の年齢はそれぜれ違っていると思います。
ナボコフの件はすでに回答が出ている通りです。 スー・リオンはキューブリックの『ロリータ』でデビューしましたが、'46年生まれなので、まだ15、6の頃ですね。この映画公開前(?)の原作本が手元にあり(ポスターの図柄が表紙に使われています)、その口絵のところの彼女の写真には「ミス・ロリータ」と説明書きがありますので、当初はそんな宣伝をしていたのかもしれません。 IMDBのデータ(参考URL)によれば、TVムービー4本も含めると全部で19本の作品に出演。このうち、日本で公開されたもの及びビデオ発売されたものは10本ほどです。なお「全洋画ONLINE」などで検索すると、'83年作品で『サイキック・マーダー/透明殺人鬼の復讐』という未公開作品(ビデオあり)が出てくるのですが、原題「INVISIBLE STRANGLER」というこの作品は'76年作品の間違いです。 どうしてもデビューの印象が強すぎて、その後の役柄が難しくなってしまったようで、他の作品では『イグアナの夜』の女の子役が印象に残るかなといったところ。個人的には『トニー・ローム/殺しの追跡』がチョイ役ですが好き。'85年の4度目の結婚を機に、女優業からは引退されています。
- tintagel
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「ロリータ」の語源はウラディミル・ナボコフ原作の「ロリータ」です。 (”若い女の子”を示す語ではなくロリータ(・コンプレックス)(ロリコン)です。) HP「アマゾン」さん(参考URL)にあります。 「スタンリー・キューブリック」監督の映画「ロリータ」に出演していた女の子は「Seu Lyon(スー・リオン)」さんです。
- dawntreader
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aureliaさん、はじめまして。 ナボコフの「ロリータ」懐かしいですね。高校生のときに読みました。 そのとおり、この本が「ロリータ」という言葉のもとになってます。 映画の女の子はドミニク・スウェインさんですね。 その後8本ほど映画に出演なさってますが、日本で公開されたのは 97年の「フェイス/オフ」だけのようです。 ジョン・トラボルタの娘役をなさっているそうですので よろしかったらご覧になってみてください。 おもしろかったですよ。