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邦画のホラーと洋画のホラー

こんにちは。 質問なのですが、邦画のホラーと洋画のホラーの違いについて、皆さんどう思われますか? 自分が感じたのは、「洋画は悲鳴が多い。」「邦画は水の演出が多い。」などです。 そしてできれば、違いとその理由(社会性、恐怖への対象、歴史、宗教観…)について教えていただきたいです。 どうかよろしくお願いします。

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回答No.5

これはあくまで個人的な主観ですが、 洋画の恐怖の源泉は「理不尽」 邦画における恐怖の源泉は「因果」 なんかではないかと思っています。 洋画にも幽霊は出てきますし、見えない恐怖を扱った映画も多々あります。 しかし、出てくるにしても、新しく住む家だとか、バカンスに来たホテルだとかに唐突にやってきます。 現れることに理由なんて殆どありません。 邦画ではあまり見かけませんが、異界への恐怖というものを扱ったものに「ウィッカーマン」というものがありますが、これも自分の知っている世界とは違う世界に言ってしまうことが恐怖のキーになっています。 「ウィッカーマン」には、怪物どころか、幽霊も出てきません。 明らかに違う場所に行ってしまったことが怖いのです。 邦画の場合は、怪談であれば、怨み辛みのような人間関係の崩壊をキーにしてやってきます。 出てくるには理由があり、決して部外者には影響を及ぼさないのです。 最近は、「呪怨」「リング」のように、なんら関係のない人間に対しても恐怖の対象となっていますが、 それゆえでしょうか怪談とか呼ばれず「ホラー」と呼ばれている気がします。 そうは言っても、「リング」は、貞子は家族に愛のなさで殺されており、又、「呪怨」でも「一家惨殺」などの事件がきっかけです。 突き詰めるところに理由があります。 事件は身近で起こり、舞台は身近な場所であることも気になります。 巡り巡ってやって来るところは因果という感じです。 ここには、欧米的個人主義と日本的ムラ社会の差が見られるような気がしないでもないです。 あくまで私の個人の感想ですが

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 自分もそうなのではないかなと考えていました。 何かのアンケートで見たのですが、「日本人にとって一番怖い怪談話は」というのでは、「メリーさん」(メリーさんをひき逃げした人の元へ、「今、駅なの!」「今、あなたの家の玄関なの」と迫ってくる。)が1位で、アメリカでは、「怪物が突然襲ってくる」というのが、上位を占めていました。 これを考えても、日本は罪悪感に対する「因果」。アメリカは「理不尽」でむしろ、天変地異に近い感じです。 回答とても参考になりました。自分の考えがまとまってきた感じがします。

その他の回答 (7)

  • sky-diva
  • ベストアンサー率45% (15/33)
回答No.8

「日本人の視点(というか自分?)から見た場合」ですが、 いわゆる伝統的な「恐怖の対象」が、アメリカだと人間の姿から少しかけ離れたもの(ゾンビだとかモンスターだとか)であり、日本では「限りなく生存者に近い姿のもの」です。 ということは、日本人(私)にとって怖いのは、幼いときから「怖いおばけ」として認識しているものが出る邦画のほうが怖いです。米国製のホラーは、「怖いお化け」というより、モンスターとか、「気持ち悪い」と思います。 個人的には、恐怖を味わうなら邦画が合います。

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 容姿自体の違いとは気付きませんでした。 たしかに、邦画ホラーは、なにか身近な感じで、恐怖が持続すのに対し、洋画は映し出される一瞬に「怖さ」「気持ち悪さ」が凝縮しています。その違いは確かにありますよね。 参考になりました。

  • SUPERS
  • ベストアンサー率42% (26/61)
回答No.7

面白そうなわだいだったので。 2003宗教年鑑によれば 日本の信者数は大雑把に 神道系 約1億680万人 仏教系 約9550万人 キリスト教系 約182万人 ですから、影響を受けているでしょうね。 農耕民族であったことからも 神道での「罰当たり」「たたり」 仏教での「因縁」「輪廻」 に関係したことが多いのは当然ともいえると思います。 ということで 何か超自然的なものへの「触らぬ神へのたたり」の恐怖→化け物系 過去世の因縁からの「恨み・怨恨」の恐怖      →幽霊系 が日本での恐怖だと考えます。 蛇足ですが、個人的には 洋画では「エクソシスト」 悪魔→異形の化け物 邦画では「四谷怪談」   愛憎→怨恨→異形の幽霊 が過去最高の怖さでした。

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 とても説得力のある回答で、役に立ちました。 日本人には宗教がないと思っても、やはり心のなかでは仏教的考えがあり、またそのように子供のころから育ってきているのだから、「罰当たり」「祟り」「因縁」などに恐怖を感じるのも頷けます。 参考になりました。

  • LIN-chang
  • ベストアンサー率29% (123/424)
回答No.6

「呪怨」でしたでしょうか? 日本と同じ監督がアメリカ版も監督したもの。 その監督の話によると、 「【ATTACK】しないと怖くないらないからもっとそうしてくれ」と言われたと言っていました。 日本はヒトではない「何か」がそこにいるだけで怖さを表現したりしますが、 アメリカでは攻撃してこないと怖くないのだそうです。 確かに洋画には「殺される」というのが多いように思います。(というよりそれ以外はない?) 日本のホラーには「RING」にしても「死ぬ」けど「殺される」わけではないだとか、必ずしも攻撃されるというものではないものもあります。 この差が何なのか分かりませんが、こういった違いがあるようです。

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かにそうですよね。 洋画のホラーでは、殺されることが最も恐ろしいとされていますよね。「スクリーム」や「ハンニバル」なども、ジャンルはホラーにされていますし。 そして邦画は呪われたり、巻き込まれたり、取り付かれたり、そちらの方に恐怖を感じます。 参考になりました。

  • disease
  • ベストアンサー率18% (1239/6707)
回答No.4

アメリカのホラーは反キリストものが多いですね。 あと、結局モンスターのグロさで恐怖を煽るのが多いですね。 日本は恨み・憎しみ・幽霊を前面に押し出したものが多く、恐怖の対象がさわれないものが多いと思います。

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり、「宗教観」は切っても切り離せませんね。 また、憎しみや恨みが恐怖の対象になるところは、日本のお国柄が強く伺えますね。

  • kevinkun
  • ベストアンサー率9% (53/551)
回答No.3

洋画の怖さは、目に見える怖さ。 邦画の怖さは、想像する怖さ。 こんなんで良いでしょうか?

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かにそうですよね。邦画は「恨み」や「罪悪感」のような未知の恐怖。洋画は「魔物等の第三者から与えられる恐怖」のような物理的な恐怖。その違いは確実にあるようです。

回答No.2

私が感じる大別は、邦画は「怨恨」ものが多い事、対し洋画は「異形のもの」が多い事でしょうか。 これは、日本の特徴に「恨み、つらみ」関連での恐怖が多い事と、欧米諸国では、宗教的理由等から「魔物(怪物、死者、悪魔)」=恐慌を引き起こす要因とされる、という事が根源にあるからではないでしょうか。 もっと端的に言うなら、喧嘩した時、「陰口を叩いて罵る」のが日本、「直接、罵りの文句を言う」のが欧米、つまり、日本では「恨まれる恐怖」、欧米は「脅かされる恐怖」って所でしょうか。 多分、不断の生活においても、「精神的ダメージ」の受け具合が違うんでしょうね。 「恐怖」でなくても、日本人「これ、気にならない?」欧米人「いいや、全然」と、気にする観点が違う様ですし。

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。なるほど。という感じでした。 もともと、日本人には宗教が、あまり根付いていませんから、そこのところはやはり大きく関わってきますよね。 とても参考になりました。

  • tomonon
  • ベストアンサー率14% (9/62)
回答No.1

こんにちは。 邦画のホラーと洋画のホラーの演出の違いはやはりその国や地域の文化による違いがもちろん影響しているみたいです。 例えば、日本の「リング」は日本人やアジアの人にとっては結構怖いと個人的に思うんですが、アメリカ人にとったら理解不能らしいです(もちろん、人によりますが)。 どこかのHPでアメリカで暮らす日本人日本語教員の方がアメリカ人の生徒達にリングを見せると「何が怖いんですか?」「貞子さんは何ですか?海の怪物ですか?」等の質問があがったというのを読みました。 だから、「怖い」の感じ方や対象が違うんですね、きっと。私達は井戸とか水とか長い髪とかそういうのに自然と恐怖感を持ちますが、彼ら(洋の方々)にはそういう根本的なのがないのではないでしょうか。 逆に、彼らにとっては悲鳴だとか虫がウヨウヨとか血とか内臓が飛び出すとかそういうモノへのほうが恐怖感が大きいんだと思います。 だから逆に洋画のホラーを私達が見ても日本のあの独特の恐さ(霊とか女の人とかああいう冷た~い恐さ)がないのでそういう恐さを感じることができないはずです。もちろん、「気持ち悪!!」とかいう感じのおそろしさはあるでしょうが。 今思いつくのはこれくらいです。おもしろいテーマですよね☆

HNjupiter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり、その通りですよね。自分もその国々独特の「恐怖観念」「恐怖の対象」があると思います。 邦画は基本的に、「恨み」や「古い言い伝え」に恐怖の重点があり、洋画は「直接的」「物理的」「突発的」に重点があるような感じですよね。

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