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旅客機にはなぜベッドが無いの?

愚問で恐縮です。 時々ヨーロッパを旅行するのですが、その度に長距離飛行の辛さを体験して帰ってきます。 時差ボケで疲れているのに、狭い座席で半日辛抱させられるのですから、疲労は倍加する思いです。 もちろん、ファーストクラスやビジネスクラスの広い座席でしたら、リクライニングの角度が大きく取れるので、比較的マシだとは思いますが、それでも疲れると思います。 そんな時、JRの寝台列車をいつも思い浮かべてしまうのですが、たとえば最後尾あたりの客室空間に3段ベッドを数十人分つくり、 「どうしても横になりたい」 という乗客にたとえばビジネスクラスの料金で利用させるとか、どうしてどこの航空会社もやらないのか不思議に感じています。 たしかに今のビジネスクラスのシートは、一部でほぼフラットに近い角度まで調整できるものがあると思いますが、その場合、同じ面積で一人分の座席しか出来ませんよね。 ところが、たとえばその場所に3段ベッドでも設ければ、同じ面積で縦方向に3人の乗客を受け入れる事が可能になりますよね。 採算的には同じ床面積で3倍の収益を上げる事ができるように思います。 でも世界中の航空会社の中で、そのような設備をしている会社は一社も無いように思います。 もし、法律上の離着陸時の安全基準に抵触するというのであれば、ベッドの構造に工夫を凝らし、何とか基準に沿った形で 「これでOK」 といけるのではないのかな、と考えています。 人間の知恵に限りはありませんからね。 それでも何か他に 「ベッドは絶対ダメ」 という決定的な理由があるのでしょうか?

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noname#10587
noname#10587
回答No.3

#1の方のご紹介されたストラトクルーザーの時代のように、低速・低空飛行をする機体であればまだしも、現在のように高速・高空飛行をする時代では上下の激しい機体の揺れがあった場合に安全を確保できないものと思います。通常の航空機の室内高が2メーターも確保できない中で3段ベッドを作ったとしたら1人あたりの高さは60センチ程度、もしもその状態で安全を確保しようと思えば手足・胴体をベルトで固定しなければならないでしょう。とてもリラックスとはいかないと思います。(ベルトを締めてない状態での危険性は、乱気流に巻き込まれた通常の飛行機でも怪我人が出ることから想像つくと思います) また高さ60センチの空間に押し込まれてビジネスクラスの料金を払う乗客はいないものと思います。 離発着時の安全について言えば、離発着時には背もたれを倒すことが出来ませんね?(ヴァージンアトランティックのアッパークラス・スィートの座席のように特殊なシートベルトを装備してる座席は除く)あれは機内の揺れ等による身体のずれを防止するための措置で、万が一の場合に想定外の位置で身体をベルトが締めることのない様にするためであり、(万が一首の位置にベルトが来たときに急降下したら・・・想像したくもありません。)仮に固定式ベッドを装備した場合はそのベッドを利用する客のために離発着時のためのシートを用意するか、あるいは手足・胴体を固定するかいずれかで対応せざるを得ないでしょう。列車とは想定しなければいけない揺れの範囲が違いすぎます。 採算面でも想像されているような計算にはならないでしょう。

noname#174737
質問者

お礼

なるほど機内の高さでは、3段ベッドは無理なんでしょうねえ。 でも実際に長距離飛行で疲労困憊になった時なんか、60センチの高さでもいいから何とか横になりたい、という願望が出てきた事があるのですが、実際には無理なんでしょうねえ。 貴重なご意見有難うございました。

その他の回答 (6)

  • Sompob
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回答No.7

誰も真相を謂っていないと謂う事は.. 真相は、 航空会社間で格差が付かぬ様、国際協定で 取り決めただけの話です。 本来の正規運賃で謂うと、どの航空会社を 利用しても、同一路線は同一料金です(発 券地も同じなら)。 そして、ある路線を先進国も開発途上国も 飛ばすのは普通の事です。と謂うか、そう しないと不味いですな。 すると、一般に金の在る先進国は何でも出 来ます。オール・シングル・ベットでもい いんです。金を取ればそれで良し。 747を乗客24名、客室乗務員48名、 乗組員は交代も含めて6名で編成すれば、 最高でしょう。 もうおわかりでしょう。金のない開発途上 国はボロ船を飛ばすだけで精一杯。中身に 手が回らないのです。そうしたくても。 同じ料金だから、やがて、誰も乗らなくな りますな。倒産してお仕舞い。 ここで、格安券を販売しても、これは燃料 代を回収するのがせいぜい。儲けにならな いから、サービス改善に回す金は、相変わ らず無い。 →逆に謂うと、ある区間の格安券が5万だ ったとして、往復の灯油代が5万弱って事 です。灯油5万円分って、何リッター? ですから各航空会社間で余り酷い格差が付 かぬ様、協定を交わしたのです。 これでも、平らになるだけマシですよ。 ボクはパンナムが健在だった頃から海外出 張してますが、F/Yしか無かった時代。 この時代はFでも、今のC以下ですから。 鶴丸印の、ある極東の航空会社など、当時 は金が無かったから、ドル箱の桑港線を、 パンナムに、ごっそり取られてもおかしく 無かったのですよ。 協定で救われてたんですな。 それから、もう一つ。 ベッドにすると、男女が毛布の下で究極の 事を始めるんです。必ず。 JxLパック初期の頃、何処の航空会社も 一時はベッド付きの機を飛ばした事があり ます。すると、皆(ちと大げさか)、こう 謂う事を始めるので、風紀上宜しく無いし 客室乗務員も目のやり場に困る。まして本 当に危険があると予想されれば、シートベ ルトを締めて頂かにゃ困るのに、事が事だ から、はテ、どのタイミングで声をかける かと謂う、くだらない問題が発生したので 止めようと謂う話になったんです。 それで、開発途上国の機が無くなると、国 際儀礼上の問題も出て来ますな。 国の中枢に居る人物は外国を訪問するに、 普通は自国の航空会社を使いますな。 或いは、相手国の機に乗せて貰ったら、次 回は自国の機を以て、相手を運びますな。 それが、自国の機が無い、と謂う事だと、 常に相手の世話になります。これでは、相 手国の手玉に落ちた様な気がしますから、 ちと不味い。 と謂う訳で、開発途上国の航空会社にも、 残って貰わないと、資本の論理だけでは片 づかぬ問題が発生するので、協定でサービ スに差が付かぬ様、取り決めたのです。

noname#174737
質問者

お礼

とても興味深く拝読しました。 有難うございました。 たしかに協定がないと開発途上国には厳しい状況になると思います。 でも、我が日本航空にもそんな時期があったんですねえ。

noname#10587
noname#10587
回答No.6

#3です。書いてしばらくしてから思い出しましたが乗務員用にはベッドが用意されてる機種もあります。例えばB777は客室の後部天井裏に客室乗務員用のベッドがあります。(操縦席の後ろには操縦要員のベッドがやはり天井裏にあります)乗務員用であれば天井が低くても文句は言いませんし、離着陸時には利用しませんからこれは短時間休息用としては問題なしでしょう。(B777全てに装備されてるわけではありません)

noname#174737
質問者

お礼

再度のご回答有難うございました。 噂では聞いた事があるのですが、本当だったんですねえ。

  • nrb
  • ベストアンサー率31% (2227/7020)
回答No.5

 ちゃんと ベットがある飛行機はありますよ  大統領専用機   まあ、ソファーベットですけどね  ただ旅客機にはなぜベッドが無いですね  でもファーストクラスそれなりに ベットになります  値段も相当高いですね    答えは、採算性に合わないので行なって無いです

参考URL:
http://tbirds.hp.infoseek.co.jp/afone_j.html#1
noname#174737
質問者

お礼

有難うございました。 もしかすると日本の政府専用機にもベッドがあるかも知れませんね。 一度乗ってみたいですねえ。

  • j-h-smith
  • ベストアンサー率39% (133/333)
回答No.4

飛行機事情に詳しくはないので推測ですが、 ベッドと座席の切り替え方式だと、眠るタイミングが乗客で異なる場合に不都合なので、設置するならベッド専用になりますよね、ということは座席は別に必要になります。 これでは省スペースにはなりませんし、現在の大量輸送を前提とした飛行機では、軽量化や機体のバランスを考慮しているでしょうから、相反するサービスになってしまいます。 例えば全席ファーストの豪華飛行機を考えればありえますが、需要と採算を考えると、本当のお金持ちはプライベートジェットを所有しているでしょうし、現行の一人当りの空間をゆったり使うことにお金を払える人はビジネスやファースト、リーズナブルに移動する人はエコノミーという区分けで十分なのではないでしょうか。 それにファースト、ビジネス、エコノミーの価格差は新幹線のグリーン車とは違って非常に大きく、航空会社にとってはエコノミーの客は薄利多売ですから、ビジネスやファーストのシートを改善するだけで充分なんでしょう。それにテロや火災等の危険を考えると、セキュリティの面でも個室状態になるような改造はできないでしょうから、時代にそぐわないサービスだから、というのが理由では?

noname#174737
質問者

お礼

ご回答有難うございました。 眠るタイミングは乗客によって異なる ・・・ たしかにそうですね。 国際線の場合は時差が付きまとうので、その問題がありますね。

noname#25358
noname#25358
回答No.2

 これは俺の想像ですが、理由は2つあるように思われます。  1つは、ペイロードの問題です。  収容できる客数が少なくなるため、物理的に割高になってしまうわけです。  多段ベッドにすることは可能ですが、壁を設置したり、通路を多めに確保したりしなければいけないので、絶対的に割高感の否めない価格設定になるはずです。  もう1つは安全上の問題です。  ご承知の通り、飛行機というのはいつエアポケットにハマるか分からないものです。  人間の身体の構造の問題で、ベッドで寝ている人にベルトをつけてもらうわけにはいかないため、熟睡中にエアポケットにハマってしまうととても危ないのです。 (だからといってベルトをつけると、今度はエコノミークラス症候群などによって命が危なくなる(笑))  こないだ大惨事になりましたよね。  アレが寝ている間に来ると思っていただければ、想像できるかと思います。

noname#174737
質問者

お礼

ご回答、有難うございました。 やはり高くなってしまうんでしょうかね。 それとやはり安全性の問題もあるんでしょうね。

  • kobakoba3
  • ベストアンサー率39% (89/225)
回答No.1

 過去にあったようですよ>寝台飛行機  なぜなくなったかは??  寝ている間に目的地に到着、とても夢のある話ですね(^-^)。

参考URL:
http://allabout.co.jp/travel/airticket/closeup/CU20040630A/
noname#174737
質問者

お礼

早速のご回答、有難うございました。 実際にあったんですねえ。 初めて知りました。 でも今では一機も存在しないのは本当になぜなんでしょうねえ。 だって、いくらビジネスクラスのリクライニングが水平に近くなるまで倒れると言っても、ベッドに横になるのとは明らかに違いますものね。 グッスリ眠って、目が覚めればパリ到着 ・・・ いいですねえ。

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