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雪屁の見分け方

雪屁の見分け方について教えて下さい。 どんな場所で、どんなときにできるものなのか、地形、風向き、積雪量など複数の観点から発生のメカニズム、余地方法などについてお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#15537
noname#15537
回答No.4

雪庇は風下側にできます。 風上が緩やかな斜面で風下が急斜面の場所で出来ていきます。 私は長野に住んでいるので近くの北アルプスが身近な例です。 岐阜県側(西)は緩やかな斜面、長野県側(東)は急斜面になっています。 厳冬期に3000m級の山には登ったことがないので、それに準じるスキー場トップから少し登った上部(といっても2000m前半位まで)のあたり~平地の屋根までしか間近で見たことはありませんが・・・。 地形や周辺の状況・条件によって出来る方角は違うかなという印象です。 バックカントリー(山スキー・スノーボード)に連れて行ってもらっている人たちから聞いた話では、 ☆気温は-10℃~-20℃位 ☆風速5m前後 で、雪庇は成長しやすいそうです。 風速がこれ以下だと地吹雪にならないし、気温が低すぎたり風速が強すぎると雪が着かず、飛んでいってしまうから。 積雪量はこちらで言う「普通に降ってる」状態で雪庇は育っていくそうですが、質問者さんが雪国の方ではなければわからないですよね(^^; わかりやすい目安としては、天気予報で大雪注意報が出るか出ないか・・・位の降りで、上記☆、地形の条件が合えば育っていくものみたいです。 予知については、地図の等高線を見てある程度の地形を知り、山岳天気予報(気温、風向、風速など詳細)を当日からさかのぼって調べていくのも良いのでしょうが、よほど土地勘や経験がない限り踏み跡がない所は歩くのを避け、踏み跡が消えてしまうような天候の時は出かけないのが一番かもしれません。 雪庇状になった屋根の雪おろしで屋根に上った時など、どこからが雪庇なのか明確に判断することはできません。 割れ目とか無ければまったく同じに見えるので。 実際踏み抜いてしまった事故も聞きます(屋根でも、山でも。) 夏山と冬山はまったく様子が違うし通るルートも違うので、夏の山の状態と冬と、両方を熟知している人と一緒でなければ私は行こうとは思えません(すみません、バックカントリー初心者なもので・・・。) 少ない情報ですが、一部でもお役に立てればうれしいです。

graninger
質問者

お礼

具体的な情報ありがとうございました。非常に助かります。

その他の回答 (4)

  • south325
  • ベストアンサー率35% (7/20)
回答No.5

NO2です >南側よりも北から北東側にできやすいとのことですが まことに申し訳ございません。tootyannさまのお話しの通り、出来やすいのは、南、東です。混乱させてしまい申し訳ありません >北風が北斜面等の障害物に当たり、雪を巻き上げて反対斜面に吹き溜まりとなって雪屁ができる 障害物の種類にもよりますが、そう言った感じで出来たと予想されるセッピもあります >見た目で、上から見ても雪屁と判断できる要素はないんでしょうか? 結論から言いますと、一面が真っ白になってしまうような場所では、まずわかりません。 私の経験で、よく登る利尻岳でも真っ白な場合はほぼわかりません。 どのような山をお考えかわかりませんが、もし登るのであれば、やはり熟練者との行動をおすすめします。 知識として知りたいのであれば、 北海道企画振興部地域振興室地域政策課 というところで、冬山ガイドの資格を出していますので、知識はあると思います。ただ、私もきいたことはないので答えてくれるかはわかりません。参考URLにリンクしておきます。冬山ガイド合格者名簿と連絡先も一応のっているはずです。 私は北海道なのですが、おそらく長野あたりでも似たような物を出している機関があると思いますので、お知りになりたい山の近くの機関にきいてみてはいかがでしょうか?

参考URL:
http://www.pref.hokkaido.jp/skikaku/sk-tstcs/chicho/
graninger
質問者

お礼

ご丁寧にありがとうございました。雪屁に対する心構えが何となくできたような気がします。この冬中部の2000メートル前半の山を6回登りましたが、身の丈に合った登山に徹します。

  • tootyann
  • ベストアンサー率29% (57/194)
回答No.3

冬季間に一定方向から吹く風により風下側に張り出した雪のひさしを山ではセッピといいます。 よって風の集まる鞍部で大きくなる傾向があります。 尾根の南側や東側に出来ます。 >見た目で、上から見ても雪屁と判断できる要素はないんでしょうか? ありません。崩落が近くなると重みで雪面に亀裂が入りますので想像することは出来ます。 尾根筋を歩くときはせっぴを避けてブッシュと雪面の際目を歩きます。

graninger
質問者

お礼

ありがとうございました。とても参考になります。追加でうかがいたいんですが、山の標高や平均的な気温や風速から、雪屁のできやすい山や地域、標高というのはあるんでしょうか?山頂でも氷点下10℃~15℃がせいぜいの2500m以下の山にはできにくいとか。

  • south325
  • ベストアンサー率35% (7/20)
回答No.2

あまりあてにならないと思いますが、経験でお話しします。 graningerさんが言う雪屁は、山のことですよね?私のように、北国、私の場合、大雪山連峰の下の平野部に住んでいる場合は、山に行かない人でも、雪屁と言う言葉はよく使います。屋根に付くので… 屋根に付く雪屁は、山で言うと壁やちょっと崖っぽくなっているところにつきます。下から見るとよくわかるのですが、屋根の上に登っても上に行くと真っ白でどこまで地面(屋根)かわかりません。私は屋根の雪下ろし中に雪屁の上にのってしまい危うく転落する危険な目にあったことがあります。けっこうすぐ落ちないで丈夫な物なので、けっこうやっかいです。無雪期状態の山を知っていればだいたい予想は付きますので近づくことはないでしょう。 雪屁みたいな物で厄介なのは、平野部に出来る物です。雪国で深夜吹雪くと平野部でも壁や戸に風が当たり雪が舞い上がって、波のような形になることが多々あります。除雪をするので育ちませんが、山の場合、壁などにぶつかるとこの波がどんどん大きくなって、中は空洞上の物ができ、クレパスみたいな物が出来るときがあります。これは落ちたら最後です。自力で上れればよいですけど…かなり危険です。無雪期の山を知っていても一面真っ白になった瞬間どこに壁があったのかわからなくなるときがあります。 私は専門家でないので、詳しいメカニズムはわかりませんが、雪はいじると重くなり固まります。強風に吹かれて、壁に当たった雪は、びしっと固まり、他が粉雪上で除雪しやすくても、倍以上重たくなり除雪するのが大変です。 雪屁が落ちる原因は、粉雪が固まった雪屁が太陽に暖められ湿り始めると落ちやすくなります。ですので日中や今時は雪崩発生と同じように危険です。 たまに山スキーやスノーボードで、雪を切ってくれる人がいますがこれをやられると落ちる可能性がぐんと高くなります。震動でも落ちる危険はあるでしょう。 たいしたアドバイスは出来ませんが、雪屁は毎年ほぼ同じ場所にできます。風向きがほぼ一緒だからだと予想されます。南側に出来ることは少ないと経験上思います。北から東方面の方が多いような気が私はします。 なによりも単独行を避けることと、無雪期または夏の状態の山をよく知っている人と一緒に行くことをすすめます。 数をこなして、慎重に行動していると不思議と雪屁臭いのはわかります。 どちらにしても、風が回り込むようにまうような所でないと雪屁はできません。もし北海道の内陸部に来ることがありましたら、山だけではなく屋根を見るとわかりやすいかもしれません。平らな屋根でも、雪が多い方向があり、雪屁が付いている向きが同じ事を確認できると思います。

graninger
質問者

お礼

ありがとうございました。大変参考になりました。追加でうかがいたいんですが、南側よりも北から北東側にできやすいとのことですが、北風が北斜面等の障害物に当たり、雪を巻き上げて反対斜面に吹き溜まりとなって雪屁ができる。従って、雪屁ができるのは風下側斜面であるという認識は間違いでしょうか? その他に、見た目で、上から見ても雪屁と判断できる要素はないんでしょうか?

  • south325
  • ベストアンサー率35% (7/20)
回答No.1

あまりあてにならないと思いますが、経験でお話しします。 graningerさんが言う雪屁は、山のことですよね?私のように、北国、私の場合、大雪山連峰の下の平野部に住んでいる場合は、山に行かない人でも、雪屁と言う言葉はよく使います。屋根に付くので… 屋根に付く雪屁は、山で言うと壁やちょっと崖っぽくなっているところにつきます。下から見るとよくわかるのですが、屋根の上に登っても上に行くと真っ白でどこまで地面(屋根)かわかりません。私は屋根の雪下ろし中に雪屁の上にのってしまい危うく転落する危険な目にあったことがあります。けっこうすぐ落ちないで丈夫な物なので、けっこうやっかいです。無雪期状態の山を知っていればだいたい予想は付きますので近づくことはないでしょう。 雪屁みたいな物で厄介なのは、平野部に出来る物です。雪国で深夜吹雪くと平野部でも壁や戸に風が当たり雪が舞い上がって、波のような形になることが多々あります。除雪をするので育ちませんが、山の場合、壁などにぶつかるとこの波がどんどん大きくなって、中は空洞上の物ができ、クレパスみたいな物が出来るときがあります。これは落ちたら最後です。自力で上れればよいですけど…かなり危険です。無雪期の山を知っていても一面真っ白になった瞬間どこに壁があったのかわからなくなるときがあります。 雪屁が落ちる原因は、粉雪が固まった雪屁が太陽に暖められ湿り始めると落ちやすくなります。ですので日中や今時は雪崩発生と同じように危険です。 たまに山スキーやスノーボードで、雪を切ってくれる人がいますがこれをやられると落ちる可能性がぐんと高くなります。震動でも落ちる危険はあるでしょう。 たいしたアドバイスは出来ませんが、雪屁は毎年ほぼ同じ場所にできます。風向きがほぼ一緒だからだと予想されます。南側に出来ることは少ないと経験上思います。北から東方面の方が多いような気が私はします。 なによりも単独行を避けることと、無雪期または夏の状態の山をよく知っている人と一緒に行くことをすすめます。 数をこなして、慎重に行動していると不思議と雪屁臭いのはわかります。 どちらにしても、風が回り込むようにまうような所でないと雪屁はできません。もし北海道の内陸部に来ることがありましたら、山だけではなく屋根を見るとわかりやすいかもしれません。平らな屋根でも、雪が多い方向があり、雪屁が付いている向きが同じ事を確認できると思います。

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