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博士後期課程修了後の進路について。

現在D2(女性)です。 学部の頃からずっと同じ研究室(理系)に在籍しているのですが、修了後は現在の専門にもとらわれず、また研究職以外の方向に進みたくも思い、悩んでおります。 周囲からは、なかなか参考となる意見が得られず、このサイトを利用するにいたりました。御意見やコメントのほど宜しくお願いします。 1.修士生と同様、博士の学生が、民間企業へ自由応募などにより就職活動を行なうことは、よくあることなのでしょうか? 体験された方がいましたら、是非コメントをお願いします。 2.ドクターの場合、博士論文をほぼ書き上げ、学位取得見込の状態にならないと就職活動は出来ないと言われたのですが、実際のところはどうなのでしょう? また何かしら関連する研究・教育職につく場合においても、見込になって初めて、動くのでしょうか? 3.やはり指導教員の力添えが無いと博士卒の就職先は自分では見つけられないのでしょうか? 4.女性の方におたずねします。博士修了後の結婚についてのエピソードなどありましたらお願いします(学生時代、学位取得と結婚に絡む悩みがあったのか?周囲の異常な心配があったのか?結婚・出産のタイミング、など、関連することなら何でも良いです)。 一つの項目についてでも良いので、回答のほどお願いします。

  • bremk
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回答No.3

各項目についてお答えします.情報系の博士の例です. 1. 私の身近なところでいくと,半分は大学教官,ポスドクを経てアカデミックポストという方で,残りの半分は民間企業に就職でした.民間企業というのは,博士卒の新卒を毎年採用しているメーカ,情報通信系の企業か,金融・保険業界 (外資証券,国内証券,生命・損害保険会社など) ,そして海外の企業 (これはあまり例はありません) に就職していました. 大学教官やポスドクについては,ご存知のとおりかと思いますので割愛しますが,民間企業については,上にあげた業界のほぼすべてについて自由応募で活動していた人ばかりです.学校推薦などなかったと記憶しています. 民間企業での博士新卒採用は,あまりおおっぴらに行われていませんが,案外,きちんと対応してくれるところが多いようでした. 2. これはケースバイケースでしょう.私の知っている例では,単位取得退学の状況でもきちんと入社した人を知っています.そして,入社後一年以内に博士を取得していましたし,会社もそれを少しはサポートしてくれたようです.学位を取らないと,入社できないかどうかについては,企業側次第のような気もします. その一方で,D2 で中退して民間企業に就職した人もいます. 学位取得の見込みが立つ状態というのが,どの段階のことをいうのでしょうね.中間発表ができたらいいのかとか,いろいろなフェーズがあると思うのです.もしかすると,人によっては明文化されていない学位取得のハードル (査読論文にn本採用されたとか) を超えた時点で,もう学位取得の見通しがたったなんていう人もいますし,いろいろでしょうね. 研究・教育職の場合,多くの人は見込みがたっているのではないでしょうか. 3. かならずしもそうではないと思います.研究職であったとしても,民間企業での研究職であれば,本人の専門性と企業が必要としているところがマッチすれば採用されるでしょう.そして,異分野であればあるほど,先生の影響力というのはさほど強くないのかなと. 一方,同じ分野で大学などのアカデミックポジションに付く場合は,先生の力添えが多少なりとも必要かと思いますがいかがでしょう. 4. あくまでも私の身近でのお話として,知り合いの女性研究者の例を記します. その女性は,結婚に悩むことはあまりなくて,まずは研究者としてのスタートラインに立つことが必要かなと思い,学生生活に全力を注いでいましたが,親族を含め,その姿勢には一定の理解は得られていたものの,心配がないといえばウソになるという状態でした.その女性は,博士課程を短縮して修了 (26歳で博士取得) して,海外の研究機関でのポスドクを得て,そこで知り合った日本人研究者と結婚して日本に本人と子供で帰国していました.で,ついでにいうと,帰国直前に海外で子供を出産していました (この時点で,たしか女性は29歳でした).その方曰く,早い時点で出産したほうが,キャリアの中断が少なくて済むと判断したからと話していました.帰国後,育児を少し行いつつ,就職 (転職?) 活動を行って,国内企業の研究所に就職していました.と,ほぼ同時期に,結婚相手の男性も帰国して,大学に就職したようです. たしかに,考え方としては,博士取得後,数年のあいだ研究者として修行を積んで,それから結婚をし,さらに少し経ってから出産となると35歳ほどになることも多く,この年頃で1年とか休職するのは,研究者としては結構つらいものがありそうですね.それを考えて,上記の女性は,早めに出産してしまったようですが. ご参考になれば幸いです.

bremk
質問者

お礼

回答ありがとうございます。たくさんの例を挙げてくださって、とても参考になります。ダメだ無理だ、普通はそんなこと考えない!と言われ続け就職活動や他のことに対して萎縮し何も動けなくなってましたが、いろんなケースがあるんだと少し頭もほぐれて、希望が持てました(><)。悩むだけじゃなくて、将来のことも踏まえて一度よく考えてみたいと思います。

その他の回答 (2)

  • nintai
  • ベストアンサー率31% (401/1269)
回答No.2

まず、『現在の専門からはなるべく離れたい。』のか、『研究職も有力候補であるが、それ以外の分野も見てみたい。』のか、どちらなのでしょうか? そこがはっきりしないと回答をしにくいのですが、、前者だと仮定して話を進めます。 博士まで行った段階で『専門外』ということであれば、書類を一応受け付けてくれるのは「コンサル」ぐらいだと思いますよ。 一度でも面接に呼んでもらえれば、そこから先はあなたの腕次第だと思います。ただ、コンサル以外は、面接すら呼んでくれないでしょう。(メーカーも金融も商社も。) これはあくまで、あなたが一般的な工学部の院生だと考えての話です。(プログラムを高度に組めるとか、数学の研究をしている院生とかであれば、話は変わってくると思います。) 書類を読んでもらえるには『ハッタリ』が必要でしょう。 東大、京大、慶応だったらある程度ハッタリも利くのでは?と思うのですが、私の感覚では、地方の旧帝大などでは難しいと思います。 まぁはっきりいって自由応募では、専門を活かして研究職に就く以外に選択肢はないと考えた方がいいでしょう。 しかし、公務員や資格なら話は違うと思います。 公務員なら、仮に博士卒だったとしても筆記試験さえ通れば、面接を受けることができます。 もちろん、21歳の大学卒業見込みの女の子に比べたら非常に不利ですが、専門学校に通って面接のノウハウを身につけて、トレーニングを積めば、内定を取ることも無理ではありません。 私の知り合いにも、博士を中退して県庁職員として働いている人がいます。 地方上級、国家(2)種以上の公務員試験はフェアな世界です。面接官の対応も民間に比べれば好意的だと思います。 また、これまでの理系のキャリアを活かして、『弁理士』資格を取るのもおもしろいのでは?と思います。 弁理士は、理系の修士卒以上の学歴を求められる場合もあるみたいですから、今までの専門はけしてムダではないでしょう。 まぁ、個人的には公務員をおすすめします。 面接はそれなりにトレーニングが必要ですが、人気企業を受けるよりはだいぶましだと思いますから。

bremk
質問者

お礼

回答ありがとうございます。現時点での希望としては前者の『現在の専門からはなるべく離れたい。』の方です。 弁理士は、盲点をつかれた感じです。そういった道もあるんだと気付かされました。資格試験は厳しそうですが、まずはどんな道を見いだせそうか、試験はどんな内容があるのか調べてみようと思います。

  • fujishiro
  • ベストアンサー率28% (162/574)
回答No.1

生物系博士D2 1.あります。 分野ごとですが。少なくとも同級生の一人はかなり熱心にしております。製薬業界などは普通にオープンに募集もしてますし、このあたりは分野ごとの隔たりが大きすぎて逆に人の話は当てにならないかもしれません。 2.中間発表次第で、教授のGoサインがでる場合もあるようです。どちらにしろ、学生単独判断ではできません。 3.…厳しいです。 博士号に関係ない就職先なら関係は薄くなりますけど。研究職につくなら、どちらにしろ、教授の推薦はいりますし。この推薦状の価値は修士の時とは一味違った推薦状になってしまいますしね。 4.私は男ですので…人の話を。 女性の先輩は学位取得後、就職して二年後にご結婚なさりました。本人はそのまま続ける意思はあったようですが、どのような環境か、結局おやめになりました。 まぁ博士の就職というのは、論文の完成ということも含めて、指導教官の割合がどうしてもウエイトが大きくなるのは事実です。 私も頭と胃が痛い…。こればっかりはめぐり合わせも大きいし、実は博士を増やせ増やせといってきた経緯のある、文部科学省も就職率の悪さに困っているそうです。 私のとこの助手も一時期、プー(任期切れ)を経験してらっしゃいますし、相当の覚悟が必要です。…かといって就職活動したらいいってもんでもないですしねー。

bremk
質問者

お礼

回答ありがとうございます。大学内で同じ専攻内の前後同学年に学生さんがおらず、就職活動は年輩の先生方の過去の経験談(教授までの道のり)の話しか入ってこなかったので、同じD2の方からの回答を得られて大変嬉しくあります(^-^)。 民間への就職も厳しい時代ですが、教授推薦で研究職に就けたとしても短い任期が切れるたびに、かなりの年齢になるまで何度も就職活動に奔走しなくてはいけない点とその度に住まいも変わる生活は正直キツいな、と思います。やはり、同じように胃の痛くなるような悩みは他にもあります^^; 3年生やM1が就職活動を開始したこともあって、多少の焦りがありましたし。お互い頑張りましょう。

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