ZnOをSnO_2に添加した材料において、以下の記述があります。
Dopants (ZnO) introduced in the SnO_2 matrix lead to a stable solid
solution according to the following Eqs.
SnO_2
ZnO -----→ (Zn_Sn)^" + (V_o)^・・ + (O_o)^x
このような書き方をクレーガー=ビンクの表記法(Kroger-Vink Notation)だとい
うことはWebで調べて分かったのですが、わからないことがいくつかあります。
1.矢印の上にSnO_2と書いてあるのは、SnO_2にまぜると言う意味ですか。
2.Znの下添え字にSnと書いてあるのはどんな意味ですか。
3.酸素の価数は-2だと思うのですが、なぜ、O_oの価数がxとなっているのでしょうか。-2かもしれないし、別の価数かも知れないという意味でしょうか。
4.材料が左辺でどのようになったと言っているのかがよくわかりません。ZnOを混ぜると、SnO_2中にZn原子と酸素空孔と酸素が分散した状態になるということなのでしょうか。酸素空孔と酸素が分散していると合体消滅してどちらか少ないほうはなくなるのではないのですか。
読んでいる論文中に次の記述があります。AlNをCO-N2混合ガス中で酸化させてγ-AlONを生成させることをやっているものです。活量に関する記述ができています。活量とはある物質の酸化のされやすさ(活性度?)みたいなものかなと理解しているのですが、よくわかっておりません。以下の質問に関してわかる範囲でご解説いただきたいと思います。多分、専門の人が読めば何をやりたいのかはわかるのだと思いますが、私には意図がわからず内容がつかめないです。
Fig.1とは酸化アルミ、AlN,AlONの相図です。"Fig.1 presents the thermodynamically stable region of γ-AlON in the chemical potential diagram of the Al-O-N-C system under the condition of carbon activity, a_C = 1, and total activity of gas phase, P_CO/P_N2 = 1, where a_i and P_i are the activities of component i with respect to pure graphite and 1 bar, respectively, as standard stetes."
1.炭素の活量が1になるようにすると書いてありますが、これはなんのためにこのような条件を課すのでしょうか。
2.同様にP_CO/P_N2 = 1の条件も何のためのものでしょうか。
3.「純粋な炭素に対して」という記述がありますが、なぜ、純粋な炭素がここで出てくるのでしょうか。