たぶん、江戸時代のお店と同じ仕組みなのでは?
江戸時代のお店も、お客はお店の商品を店頭や自宅で選び、そのまま商品を受け取り、その場では生産はせず、みそか(月末)にお店は精算にお客の自宅を訪問しました。
何を買ったかを記録するのは当時は店員の役目で、記録を残していました。その記録をもとに請求をしていたわけです。店員に話しかけずに商品を取って行く人がいても、どこどこの誰、というのがお店の人が分かっていれば、ふつうの購入行為だったんです。まあ、ふつうは挨拶はすると思いますが。
当時のお金はあまり使い勝手が良くなく、現金でそのまま商品と交換するという使い方にあまり向いていなかったんです。お札に相当する金貨と、小銭とに、一律の交換ルールがなく、ドルと円のように通貨単位が異なっていたんですね。価値が安定していた金貨(小判)を基準にすると、商品ごとではなく、ツケにして月末にまとめて集金するという方式が理にかなっていたのです。
ちなみに三井、三越が江戸時代に最初に現金売掛という今では当たり前のその場で商品価格のお金と交換して売るという方式を取り、庶民もお店で買うことができるようになり大ヒットして今の財閥としての基礎を築きました。当時、貧乏人は行商人や露天商から買うしかなかったんです。
Amazon goは、この店員の目と記録の役割を、店内をくまなく撮影するカメラが果たしていて、お客が何をいくつ買ったかを記録する仕組みなんじゃないかな。そして、精算はAmazonアプリはカメラに写っているのが誰かを把握する役割で、Amazonサイトに登録されている方法でまとめて精算するのかと。
最初にアプリで認証させるのは、支払いができないようなヒトを最初に除外することも兼ねているんじゃないかと思います。