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藁の盾にて清丸が言った一言
昨日、金曜ロードショーで藁の盾を見ていたのですが、終盤の蜷川がやってきて、 清丸を刃物で刺し殺そうとするも断念→清丸が刃物を持ち、蜷川に襲い掛かる→芽刈が止めに入り刺される。 この瞬間に清丸が「すっげぇ...」と言ってます。あれはどういう意味で発した言葉なんでしょうか?
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芽刈は清丸の非道な行為を承知していながら、彼の護送を「仕事」だと割り切り引き受けました。 清丸に関わる事で何度も危険な目に遭い、また、清丸本人が直接手を下し、芽刈の目の前で同僚を手に掛けて殺害しました。 芽刈は清丸の一番近くに居て、最も清丸を殺したいと切望していると本心で吐露しています。 にも拘わらず、芽刈はタイトル通り「盾」として徹底した姿勢を貫き通し、自分の身を呈してまで清丸の蛮行を阻止しました。 クズ(藁)扱いだった清丸へ掛けられた莫大な懸賞金にも動じず、芽刈は蜷川を説得しました。 自分や同僚の命を危険に晒されて、拳銃発砲の許可まで下されていた状況下で、芽刈は清丸に対して最後まで引き金を引きませんでした。 それは芽刈が拳銃を撃つのが下手だと言う理由ではないはずです。 清丸が襲い掛かって来た時、正当防衛で発砲して清丸を撃てば、芽刈は刺されたりはしなかったはずです。周囲から護る価値が無いと言われている清丸に対して、芽刈はそれでも拳銃を使用しなかった。 もうここまで来ると仕事に対する芽刈の立派なプライドの問題でしょう。 個人的には、あれだけ大勢の警官が取り囲んでいながら、清丸が刃物を手にした時点で誰一人として清丸を撃たず(命を奪うのではなく、威嚇として)、走って追い掛けていたのが妙に腑に落ちませんでしたが、それも芽刈の真摯な姿勢への配慮なのでしょうかね。
お礼
つまり、清丸は芽刈の最後まで仕事を突き通した姿勢に驚き発した言葉という事ですね。久しぶりに良い映画を見ました。ありがとうございました。