正17角形の場合を考えてみました。 なお計算の便宜上半径1の単位円に内接する正17角形を考えます。
正17角形には119本(17×14/2)の対角線が存在しますが、中央部に小さな正17角形を形成するのに関わるのは、この中で最長の17本だけです。下の図で三角形PQRを色分けしたように、外側の大きな正17角形の1辺と合わせて考えると、底辺が正17角形の1辺で頂角がπ/17の二等辺三角形が17個組み合わされて、小さな正17角形を構成します。
ここで中心部の小さな正17角形の内部にも同様に小さな正17角形の1辺を底辺とし頂角がπ/17の二等辺三角形STUを作ることができます。ここで大小二つの正17角形の相似比はこの大小二つの二等辺三角形の相似比に等しいことは明かなので、この二等辺三角形の高さの比を考えます。Pから底辺QRに垂線PHを、またSから底辺TUに垂線SH'をそれぞれ下ろします。
三角形PQRにおけるPH=1+cos(π/17) またPQ=2cos(π/34) より PH'=cos(π/34)
SH'=PH'tan(π/17)=cos(π/34)tan(π/17)
したがって大小の正17角形の相似比は
1+cos(π/17):cos(π/34)tan(π/17)
面積比はこの2乗だから
(1+cos(π/17))^2:(cos(π/34)tan(π/17))^2
なお数値計算しておおまかにいうと相似比が約10.65倍、面積比が約113.5倍です。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございます。 説明を100%理解するにいたっていませんが、 π/17という角度の三角比をどうやって求めるのか? 電卓で数値計算するしかないのでしょうか 説明をプリントアウトして、考えてみます。ちょっと時間をください。
補足
考え方は良くわかりました。 ありがとうございました。