漂流者たちの望郷の念
漂流者たちの望郷の念
江戸時代の漂流者たちを描いた小説や記録が好きでよく読みます。
しかし、漂流者たちの心情で、私には理解できないことがあります。
それは漂流者たちの強い望郷の思いです。
漂流者たちは、自らの意志でその地に残る人もいますが、多くは、命をかけてまで帰国しようとします。
鳥島のような無人の地であれば当然としても、アメリカ、ハワイ、ロシアなど、その地で生きていくことができるのに、さらに、帰国すれば科人となるのに、ひたすら帰国を試みるのはどうしてなのでしょうか。
祖国とは、故郷とはそれほどまでに恋しいものなのでしょうか。
自分の意志によらず、思いがけず異国に渡ることで、望郷の思いが強くなるのでしょうか。
現代人は、江戸時代の漂流者たちの人たちの追体験できません。しかし、理解し、共感したいのです。
彼らの狂おしいほどの望郷の念に共感することに何が欠けているのでしょうか。
私は望郷の念が理解できる、あるいは、強い望郷の思いはこのように解釈ができるということを教えていただけないでしょうか。
お礼
なるほど、確かに書いてありますね。ありがとうございました。